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記憶の欠片  作者: 尾崎 志乃
1章 クラスメイト
1/3

~プロローグ~

誤字脱字、矛盾などありますが,温かい目で見守ってくださると嬉しいです…!

「早く!逃げて!!」


黒い煙が押し寄せる中,一人の少女は叫んだ。

周りからはたくさんの悲鳴と,何かが壊れる音が絶え間なく聞こえる。

しかし少女は,そんなものは目に入っていなかった。


「でも,だって……」


暗闇の中からもう一人の少女の声が聞こえる。

弾丸が肩を掠めた。肌を切り裂くような痛みに顔が歪む。それでも…


「逃げて,しばらくしてから戻ってきなさい。それまでっ!私は絶対に生き残るからっっ!」


それでも彼女は懸命に,懸命に,少女へ呼びかける。

守れるかもわからない約束を口にして。


「わ,かりました…。すぐに警察を呼んできます!それまで待っていてくださいね!?」


その声に少女は安堵した。そして,優しい声で呼びかける。


「ええ。行きなさい。」


相手の声はもう聞こえない。行ったのだろう。

かすれた声で呟く。


「あぁ…無事だと,いいなぁ…」


そのまま彼女の意識は朦朧とし,途切れた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もう一人の少女は必死に走っていた。

警察を呼び事情を話し,その屋敷に戻るのに十分はかからなかった。


――――早く,早く,戻らなきゃ……


「こっち!こっちです!!」


――――やっと着いた!!


その屋敷に戻り彼女が最初に見たものは,燃え盛った屋敷だった。

さっきまで聞こえていた悲鳴などが,一つも聞こえない。


「そん,な…!?」


そんなことあるはずない。だってみんな強いもの。きっとどこかにいるんだ。

そう自分に言い聞かせる。

でも,どうしてもそう思えない自分がいた。


「お姉さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

読んでいただきありがとうございました。

次回更新はいつになるかわかりませんが,なるべく早く書くつもりです。

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