表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

悪役令嬢はメンヘラちゃん。

作者: 逢咲さん。

僕の婚約者は今日も可憐だ。

僕の隣に寄り添い、綺麗な微笑みを浮かべている。


いつものように僕の瞳の色のドレス、僕の髪の色のアクセサリーを見に纏い、軽やかに踊る。


彼女は天使のように愛らしく、美しい。

彼女が毎回つける、綺麗な光沢を放つシルクのロンググローブ。

その下がどんなことになってるかなんて、側からは分からない。


どんなに美しく、優しくても彼女の中身は、

ロンググローブと同じ、ズタズタだ。


「何故こうなった?」







始まりはいつだっただろう。

最初の頃は普通だった。


あどけない笑顔が好きだった。優しくて泣き虫で。


ある日彼女が何日間か高熱を出したんだ。


そして数日後お見舞いに行ったら泣きながら

「私は悪役令嬢。 貴方は私を捨てるのね。」


そういったんだ。そんなことないって君が好きだよって

何回も伝えてもダメだった。


それからだ。彼女がおかしくなったのは。


きっと彼女にはなんらかの地雷がある。

1つでも破ると令嬢なのに傷が増えるんだ。



彼女のロンググローブは清廉なる証なんかじゃない。



あれは僕を縛る魔法なんだ。





そうだね。君は悪役令嬢だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ