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第3話:美羽ちゃん(俺)のナ・イ・ト(はーと)

はろう。俺、生誕してから約8ヶ月経ちました。若干ハイハイしはじめてます。いやあ、イイ運動になりますなあ。時間あるたびにだだっ広いお屋敷を腹ばいになってよちよち・・・もう羞恥心ってなんですか?みたいな。最初の頃は自己嫌悪に陥ったりしたよ・・・だってハズいんだもん!

そういえば俺、羞恥心って読めなかったんだよ。国語の時間に『さしゅうしん』って読んでクラスメイトから爆笑された記憶あるぞ。そこまで笑わんでもよかろーに!

「ぐるる・・・」


さて、皆さん『現実逃避』って言葉、ご存知ですか?


***


黒く美しいボディーライン。光を反射している毛並み。鋭い瞳はギラギラ輝いてまるで捕食者のよう・・・。いやあん、ステキね、黒豹はーとまーく

こんだけ身形良いなら、多分この家で飼ってるんでしょうけど?富豪だからといって何て野蛮な・・・って!何キャラやねん俺ェ!!

「がうっ!」

おいおいなんだよ僕ちゃま食ってもイイことなんて1つも無いぞ黒豹め!食ったって将来のアイドルの卵を潰すだけだよ!お前はニモの兄弟の卵を食った大魚か!あああなにいってるのか自分でも分からない!!

なんか俺、自分が苦労人のように思えたきた・・・。はーるよーとーおーきはーるよー、まぶたぁーとーじれーばそーこにー。●ーミン・・・・・・。

・・・おお?なんか、こいつ、こう、猫がフーッに威嚇する時みたいに腰引かせてない?うーん、今にも襲い掛かってきそうな・・・、


「ガオオォォオッ」

「オギャアアアアアア!?」


ぎゃああああああっ!ちょ、助けて神様仏様トモさん!(・・・・・・あれ、なんでトモさん出てきたんだ?)

自分の身体を支えるのも一苦労なハイハイ赤ちゃんに豹からの攻撃をかわせるとでも!?無理だろ!

メチャクチャ速いスピードで眼前に迫ってくる黒豹。けれどそれは、俺からみたらまるでスロー再生しているかのようで―――――――、(というか、前回は階段で死んで今回は黒豹に襲われて死ぬのか?俺)


さよなら、知的美人な母君(と優男っぽい父君)!









べろり。





「・・・・・・・。」


べろん。


「・・・ぅー?」

「がう?」


ぺろぺろぺろ。




「(え、どうなったの俺)あぅー、う?」

「(ぺろぺろ)がうっ!」

いや、あの、チョー(↑)べたべたするんですけど。

「ぐるる・・・」

泣き声とは裏腹に黒豹は俺に身体を摺り寄せてくる。しかもなんか気持ち良さそうだ。あれか、美羽ちゃん(俺)のもちもち肌に惚れたか!


バタン!


大きな音を立ててドア(高級そう)が開いた。俺が視線を向けると同時に、俺を舐めまくってた黒豹もそちらを向く。いや、でもまだ距離置かれた訳じゃないから重いっちゃ重いんだけどね!(うふふ)

「お嬢様!?どうかいたしました、・・・・・・・・・か?」

さっきの俺のチョー(↓)かっこ悪い泣き声を聞いて駆けつけてきてくれたんだと思うんだけど、なんか料理中だったらしい割烹着姿のトモ(柚原智久)さん。なんで割烹着なんだろう・・・似合うんだけどさ!

でもなんか、こーいうのってエプロンじゃね?ギャグ狙いだとしてもフリフリエプロン・・・。でもやっぱ似合うんだけどさ、羨ましいほどに美青年だから!うーん、でもこの屋敷って外国の宮殿っぽいつーか城っつーか・・・洋風だし。背景とあってないよな。・・・ああ、美青年なら背景は薔薇になるって?何年前の少女漫画だよ。



・・・ええと、話を戻しましょう。


どうやら黒豹に懐かれたらしい(なぜ?)俺。そんな麗しき(そこ!何か言った?)俺を呆然と見つめる美青年な俺専属使用人、トモさん。

どうにか我を戻すよう誘導したいのだが・・・俺、今赤ん坊だから会話できないんだよ。

どうしようか、と悩んでいると、トモさんがぽつりと呟いた。

「まさか、ナイトが人に懐くなんて・・・」


ありきたりな展開ですな!


そんな漫画にありそうなネタが現実に起こっちゃうなんて・・・。なんか俺、主人公みたいじゃない!?・・・あ、今は美羽ちゃんだからヒロインか。

ていうか、この黒豹の名前はナイトっていうのか?騎士っすか。かっけー。うん?じゃあ、あれか、このまま行けば(どう行けば?)このナイトくんは俺の騎士?みたいな!!(笑)

「(・・・(笑)じゃねえよ俺)ぅうー、あぅ?」

「がう?」


トモさんがなかなか自分の世界から戻ってきません。

暇なのでナイトと目を合わせて首を傾げあいました(結構カワイイじゃないかナイト・・・ッ)。



「がぁう!」相変わらず重いままなんだけどな。


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