第2話:だって男の子なんだもん!
始めましての方も二度目ましての方もこんにちは!もしくはこんばんは!もしかするとおはようかな!?
妙なテンションでやっておりますのは、俺、藤乃美羽。母の血を受け継いだおかげで将来が楽しみな美女である(いや、まだ赤ん坊ですけどね!)。自宅の階段で転げ落ちてうっわあドクドクしてんじゃねーかみたいなノリで死に到る。気づいたら赤ちゃんの女の子となっていました。前話からクドイけど、性転換アーンド転生、みたいな?。
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あの衝撃的な転生を成し遂げた後、落ち着いてきた俺は回らない舌で叫んでやった!(とったどー!じゃなくて、)せめて男の子が良かったんすけど!!え、でも結局は泣き声にしかならなくって二人目の母君(まことに麗しい)と父君(優しそう)の微笑ましそうな目で見つめられただけでした。やめろよそんな俺の実年齢は赤ちゃんとちゃうんやで!思わず関西弁になるほど2人は美しかったです。
排便とかどうしよう・・・。俺、元男なんすけど。
「ぅーあ、」
「おや・・・、目が覚めましたか?」
皆様御機嫌よう。なーんて言いたくなってきた俺。昼寝を終了させると麗かな微笑が・・・っ!
えー、もう分かっていらっしゃる方もいるやもしれませんが、俺、お嬢様です。至りつくせり(て、どういう意味だっけ?)。だだっ広い城みたいな豪邸で不自由なく暮らしております。ちなみにこの好青年の名は柚原智久さん。通称、トモさん。いや、俺が今勝手に決めました。俺専属の使用人らしい。マジで!!(やべえ俺転生ラッキーとか思いはじめちゃったよすまそ前の家族!)
「うーぁ」
「お腹が空きましたか?もうすぐ昼食の時間ですので、少々お待ちください。美羽様」
赤ん坊相手にも敬語を使ってくださるトモさん・・・素敵っす!この人絶対モテるだろ、羨ましいぞ。さりげ美形なんだもん!(俺ってば何言ってるんだろう、段々意味わかんなくなってきた)
それにしても、退院したばかりだから(この言い方だと何だかどっか悪かったみてえだけど、違うから!・・・って俺誰に言ってんの?)まだ揺り籠でゆーらゆら状態。実は手を伸ばすにも一苦労なんです。冷静になってから考えたことなんだが、まだ離乳前だから俺ってお乳飲まなきゃあかんのですか?そして入院中、二度目の母君の豊満な二つの山と間にある谷を見てしまいました。自分の排便気にする前にこっちを気にしようよ。やばかったっす!天国逝きのかぼちゃの馬車が見えるほど混乱してたっす。花畑通り過ぎたっす。(・・・それもう死んでね?)
なーんて、若干期待(下心込み)(しょうがねえじゃん!俺も元男だぜ)してたんですけど、現実上手くはいかないんですよねーと生後一年も経たずして実感した美羽ちゃんであった(まるこちゃんのナレーション風)(え、似てないって?ばっか、許せよな!俺ってば美少女なんだぜ)。
こんな豪邸に住むくらいだから仕事あるに決まってんじゃん。トモさんが言うには父君は大企業の社長で、母君は有能弁護士。そんな2人の娘がこんなんで良いのでしょうか。
「お嬢様、ミルクで御座います」ありがとよ、トモさん。




