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第2話 『若人隊訓練学校』
首都へと降り立った俺と紅葉は、真っ先に其処へ向かった。そして、その広大な敷地へと足を踏み入れた。
『若人隊訓練学校』へ。
今日は、入学式だけなので、直ぐに終わるかと思いきや、とてつもなく長い政府のお偉いさんの話、校長の話、学校の紹介・説明があった。
「ヤバイ。超絶怠い…。話長すぎ」
「く、紅葉も…。超絶怠い…。眠い…。何でこんなに長いのぉ…」
お互い愚痴を溢しながら、これから住むことになる自分の寮ヘ向かうこととした。
「んじゃ、こっからは別行動だな。頑張れよ、紅葉」
「青砥こそ!友達出来ないよぉ~!助けて紅葉様ぁって泣き付いて来ても知らないからねぇ~?」
「テメェ、ふざけんなよ!俺は断じてそんなことにはならねぇ!!」
「本当~?まぁ、頑張って頂戴っ!」
「…うるせぇ」
「べーっだ」
そんなざれごとを聞き流し、俺は自分の寮ヘ向かう。
「ルームメイトはどんな奴等だろう…?」
独り言を呟いてみた。