↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第一王子ですが俺のアンチばかりでムカつくので魔法で国ごと滅ぼします  作者: 眠夢
追放

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/13

この国には、俺のアンチしかいないみたいだ

 コンコン、とノックの音がした。

 誰だよ、このイラついている時に。

「ベニ、入るぞ」

 俺の父親であるシャルル国王の声だ。なんだろう。父さんが直接俺の部屋に何かを話しにくることは滅多にない。いつも、誰か他の人が「国王がお呼びです」と来るのに。

「……うん」

 父さんが部屋に入る。

「どうしたの? 父さん」

 瞬間、国王である父さんの口から衝撃の一言が告げられる。

「……お前はもう、この国にはいらない」

「……え?」

 父さんの眼光は今までにないほどに鋭い。

「誰も、お前を次の国王にしたいとなんぞ思っていない。俺はそろそろ王を降りる。そうしたら、別の国から王を探し出す」

「な、何でだよ父さん、俺だって、頑張って」

「これは決定事項だ。荷物を纏めろ。もう、馬車は王宮の裏門に到着している」

「馬車、って」

「お前をこの国から追放するための馬車だ」

「な……」

 そん、な……。

「なんで、誰がそんなことを決めた! そんな勝手なことして、国民が納得するはず……」

「国民は納得している。なぜならこれは、お前に秘密で行われた国民投票で決定した事項だからだ」

「は!? 国民……投票で……。ってか、俺に秘密って、そんなことできるわけ」

「国のサイバー庁に働きかけて、2日間、お前にだけ選挙の情報が絶対に行き届かないようにした。引きこもりのお前の情報源はスマホかテレビ、2日という短い期間で、そこに表示されなければ」

「そ、そんなこと……で、でも、」

「もう、国中のみんなが、お前がいなくなることを」

「やめろ! やめろおお!」

 父さんに向かって思いっきり枕を投げた。

 父さんは俺を一瞥し、そのまま部屋から出ていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。