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婚約破棄された不運令嬢ですが、辺境をダンジョンで開拓しますわ! 〜DEX2の不器用令嬢、LUK999とうっかりミスで借金一億を完済します〜  作者: 海底撈月


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09 貧乏脱出大作戦!?

 私たちがスカンピアに来てから、一週間ほどが経ちました。

 あれから私は、ヴィオやドガンさんの助けを借りつつ、ダンジョンで狩りをする日々を過ごしています。

 レベルも上がりました!


【ゼジィ】

レベル:4→6

HP:45→46

MP:530,050→550,100


STR:3

VIT:5

INT:42→54

DEX:2

AGI:4

LUK:999


スキル:

・ユニーク

災い転じて福と為す(ミラクル・ミステイク)


・一般

【火魔法lv1→3】【治癒魔法lv1】【身体強化lv1→2】【浄化】


 MPとINTは大きく伸びましたが、他のステータスはさほど変化していません。ステータス上の弱点を【身体強化】で補うことでなんとかやっています。


 さて、ダンジョンの恵みによって、スカンピアの人々は十分な食事を摂れるようになりました。流れの建築士であるドガンさんが、しばらく村に滞在してくれていることも大きな理由です。ドガンさんがおっしゃるには、件のオリハルコンの原石だけでなく、他にもダンジョンから宝物が出るのではないかと期待して、攻略に一枚噛ませてほしいとのことでした。


「今日も大漁ですわ~~!」


 私がマジックバッグをひっくり返しますと、台の上にたくさんの獲物が現れます。容量縦横奥行き二メートルいっぱいに詰められた、今日の狩りの成果です。

 スライムやアルミラージだけでなく、ネズミ型のモンスター「ファングラット」や、モグラ型のモンスター「サツマイモグラ」もいます。もちろん採取した薬草もたくさんあります。


「おお! お疲れ様じゃのう嬢ちゃん」


 今日は村で作業をしていたドガンさんがやってきて、すばやく獲物の分別をはじめます。


「大漁すぎます。いくら何でも数が異常です」


 ヴィオは背負い袋を下ろしながら言いました。その袋にもまた、魔法鞄に入りきらなかった収穫物が入っています。


「魔素から生まれる魔法生物ならともかく、普通の生物が魔素によって変異したものである魔獣が、こんなにいるなんておかしいです。痩せた大地であるオルダー領に、もともとこんなに多くの獣がいたとは考えられません」


 ヴィオの疑問に対する答えは、ドガンさんがご存じでした。


「魔素の多すぎるダンジョンでは稀にあることじゃが、氾濫(スタンピード)の予兆かもしれん」


 氾濫。それは、魔法生物や魔獣といったモンスターたちが大量発生してダンジョンに収まりきらなくなったとき、ダンジョンの外にあふれ出してくる現象です。


 モンスターにとって、魔素とは極上の栄養剤です。あまりにも濃密すぎる魔素によって成長と繁殖が異常に促進された結果、爆発的に数が増え、起こるのが氾濫です。


 大きな都市の近くで発生した場合は、騎士団や魔術師協会、冒険者ギルドが戦力を招集して対応に当たります。


 ですが、このスカンピアで氾濫が起きたらどうなるでしょう? 騎士団はおろか、戦える住民が何人いるかどうかですら、私はまだ把握しておりません。


「放っておくと、ヤキイモグラが畑の土台を食いつくし、ファングラットが村に溢れかえるぞ。その前に適度に間引きしてやらねばのう」


 つまり、定期的に狩って数を減らせば、村が飲み込まれることを防げるということです。


「狩り放題、食べ放題ということですわね! ……でも、食べきれませんわ」


「保存食にするしかありませんね。幸い、冬の寒さは天然の冷蔵庫ですが、加工が必要です」


 するとドガンさんは、小さな体を反らせてかかかっ! と笑います。


「そこはアニーのやつが頼りになりそうじゃぞ。あやつの食品加工の腕に、わしの技術が加われば、いくら肉を狩ったとて腐らせることなどありえんわい!」


 そう言えば、ドガンさんは村中の隙間風を駆逐した後、作業所の改良をしていてくれたはずです。


「なにかいいものを作ってくださったんですの?」


「このわしがいいものでないものを作るはずがなかろう! おぬしらがダンジョンに行っている間に、ちょいと一仕事済ませたわ」


 ドガンさんは分別した獲物の籠を持って、私たちを作業所に案内してくれました。

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