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3話

第3話です。

誤字脱字矛盾生暖かい目で見てください。

 僕は鍵を開けて家に入る。


「ただいま」

「おい、那由多帰りが遅かったじゃないか何かあったのか?」


 と女性にしては低いダウナーな声質でそう言ってきた、おい我が妹よ僕のことはお兄ちゃんか、にぃにぃと呼べと言っただろ。などと言えばぶち殺されてしまうので僕の願望は、心の中に閉じ込める。


「いやぁ〜〜それがさぁ〜〜金森公園で幻花と会ってさ。テイクアウトしてきた、今僕の後ろにいるぞ」

「そうか、あと那由多テイクアウトと言うと食べ物みたいではないか、お前みてぇな野郎はビビって手ェだせてえだろ。あっ、でもお持ち帰りはしたのか」

「うん。そだねー。」


 瑠奈に対してまともに会話ができた覚えがないのは、こう言った性格をしているからだろう。

 あと金森公園とはさっき、幻花と隼人さんにエンカウントした場所だ。


「幻花久しぶりだなぁ。そんな所にねぇ〜でこっち来いや」


 なんか言い方がとても怖いのだが……言ったら僕の寿命が残り0秒になってしまうのでやめよう。


「うん!!!久しぶりだね瑠奈ちゃん!!!最近会ってなかったけど元気そうで何よりだよ!!!」


 瑠奈は今の幻花を見て少し顔を顰めたが僕に目線を少し向けるだけで、それ以上は何もしなかったやはり瑠奈は空気を読むのが上手いな。僕と違って……


「あぁ、元気だったぞ。幻花も元気だったか?」

「うん!!元気だよ。急で本当ごめんなんなけど少しの間家に泊まってもいいかな?」

「さぁ?母さんから許可得てんならいいだろ。それに、私に聞く必要もないさ」

「そんな事どうでもいいから早く家に上がろうか」


 僕の一言で幻花は靴と靴下を脱いで家の中に入っていく、そこで気がついたのだが幻花の足がとても傷ついていた。しかも気になるのが靴や靴下などで隠れる部分だけ傷ついていた。擦り傷や切り傷からアザまで痛そー。


「おい幻花そのあ……」

 ここまで言うと瑠奈から僕を殺しそうな目を向けてきた。マジで怖い、えっ僕今日死ぬの?ヤダよせめて人生で一回ぐらい彼女欲しいぞ!!


「うん?那由多くんどうかしたの?」

「いや、何でもないぞぉ〜〜わすれてくれぇ〜〜どうでもいい事だからねぇ〜〜」


 時間は既に11時を回ってしまっていた。幻花は既に夕食を食べ終わったらしいので、風呂に入ってもらいそのまま寝てもらうことにした。服は瑠奈に頼んで部屋は母さんの部屋にでも寝てもらおう。僕のシャツを着てもらって彼シャツ!!とやってみたいところであるが、提案した瞬間僕がこの世から消え去ってしまう。って言うか瑠奈に消される。


 それと瑠奈にアイス食べないのか聞いたら時間を考えろと怒られてしまった…。かなしぃっ


「じゃあ幻花おやすみ」

「うん那由多くんおやすみ!!また明日ね!!」


 僕も自分の部屋に戻り寝ようとしたのだが瑠奈に止められ、今僕はリビングに座らせられている。


「おい那由多幻花のこと説明しろよ」

「説明って何を?」

「分かってんだろ?全てだよ。幻花のあのテンション、足の傷、そしてお前が幻花を家に呼んだ理由が分からない。お前のことだからどうせ断ったんだろ?そして以前の幻花ならその場で諦めていた、今説明できるのはお前だけなんだよ。」

「人のプライベートにお前がそこまで興味持つのは珍しいな」

「そんなことどうでもいいんだよ、さっさと答えろ」


 やべ〜〜こわ〜〜えっ我が妹兄に対して普通そんな人を殺しそうな目を向けるか!?

 適当にはぐらかそうとしたがやはり無理だな…あれ?何でわざわざ僕は幻花について瑠奈に隠そうとしたんだろう?


 まー、どうでもいっか!!僕は幻花について知っていることを瑠奈に話した。瑠奈は終始一切反応せず、ただただ黙って僕の話を聞いた。


〜〜〜〜〜


「じゃあ那由多は幻花の傷のことも、何故ストーカーになったかは知らないんだな?」

「おん」


 それから瑠奈は少し考えるようにして「そうか……」と小さく呟いた。そしてチッと瑠奈が舌打ちをした、何故??


「よし那由多、お前は馬鹿か?隼人とやらの連絡先を知ってるのはいいが、何故すぐ叔母さんと叔父さんに連絡を入れなかった?お前ならもう少し上手くやれただろ?あ゛?どうなんだ?お前のその対応のせいで、私がこんな面倒ごとに首を突っ込むことになったんだぞ?」

「それは悪かったと思うがそこまで言わなくていいだろぅ〜〜お兄ちゃんかなちぃ!!」

「キモっ」


ふふ…お兄ちゃんそれが照れ隠しだなんてこと知ってるんだぞ!!


「まぁいい、とりあえず今日はもう寝るぞ。明日も学校あるんだろ?」

「休んでいい?」

「好きにしろ」


 そして僕らは各々の部屋へと戻った。僕は部屋で、少し前の自分を思い返していた。


 そう、何を隠そう僕は元ストーカーだった。いや、ストーカーって言わないか。僕は瑠奈のことが本気で好きになっていた時期があった。その時に、僕は瑠奈の下着を盗んだり、盗撮をしたり、まぁ〜〜色々やらかしていた。


 どうしてこうなったかって言うと、親父が死んだり学校で少しいじめられていて傷心しているところを、瑠奈に優しくされていたからだ。母さんも流石にまずいと思ったのか、僕を精神科に、瑠奈を四ヶ月前まで親戚の家へと預けていた。


 それからしばらく僕はかなり頭がイカれていたが、最近になって落ち着いてきている。学校も転校しいじめもなくなり、瑠奈と距離を置いたからだろう。


 元変態の僕だからこそ言えることだが、勿論好かれている方も辛いだろうが、好いている方も苦しいものだ。きっと幻花も僕と同じで、付き合うことましてや結婚などできないと心の何処かで思っているだろう。自覚しているからこそストーカーになったり、僕みたいな行動をするようになってしまうのだろう。

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