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2話

第二話です。

誤字脱字矛盾、生暖かい目で対応してくださると幸いです。

「じゃあ幻花もそろそろ家に帰ろうか」

「私帰る家ないよ?」


 いやいや待てよ。えっ、さっき大学入ると同時にこっちに来たって言ったよな。あれ?僕がおかしいの?あれ?


「幻花大学入ると同時に一人暮らしでも始めたんじゃないの?さっきこっちに入学同時に来たって……」

「ずっと隼人君の家にいたから」

「おい待て、お前まさか不法侵入じゃないよな!?」


 驚きすぎて咄嗟に叫んでしまった。それより許可も取らず家に入り浸っていたんだとすればかなりやばいぞ……。えっ、大丈夫だよね


「いやぁ〜〜そんなわけないじゃんかぁ流石にそれはアウトでしょ」

「だよな大丈夫だよな、すげー怖かった。てかよく隼人さんは泊まるの許可したなそんな長い期間。」

「いや友達に相談したのよあっ、勿論言葉を濁してだよ。そうしたらねぇ〜なんかヤドカリエンコー?ってのをしていたって言ったら、紳士な隼人君なら泊まらせてくれるって言ってたの。言われた通り実行したら本当に泊まらせてくれて!!本当に隼人君はやさしいよね!!!ね!!!ね!!!」


 うーんツッコミどころが多すぎる!!何ヤドカリ援交してるって嘘ついてんの!!もっとマシな嘘あったろが!!てかそんなこと言われたら隼人さん絶対手出しちゃうよね!!普通!!てか色々危なすぎだろ!!とりあえず落ち着け自分


「うんそーだね優しいね落ち着いてねぇ幻花。ちょっと待って隼人さんは幻花に手を出したりしてないの??手を出したないなら隼人さんを男として尊敬するよ。」

「手を出す?ってどう言うこと?」


 何でそんなピュアなんだよ!!!やべー少し取り乱し過ぎた。


「手を出すって言うのはねぇ〜〜うーん調べて!!」

「分かった!!」


「話戻るけどじゃあ今帰る家ないの??」

「ん?何言ってんの?勿論加賀谷家にお邪魔するけど?」

「いやどこが勿論なんだよ!当たり前みたいに言うな!泊まるなら、せめて母さんに許可取らないとだろ!!」

「それなら大丈夫だよ。少し前の頃叔母さんと瑠奈ちゃんにこっちにくること話したら、困ったらいつでもうちに来てって言ってたから」

「僕以外は幻花がこっち来たこと知ってんの!?僕だけハブられてたの!?それに何言っちゃってんのさっき言ったことと反対なこと言うけど、今家に母さんいねぇーから!!」


 そう母さんは会社の慰安旅行へと行っているのだ。そのため少しの間全ての家事は僕がやっている。と言いたいところであるが、僕は家事が一切できないため全部瑠奈がやってくれている。恥など感じん!!!!!


「じゃあ少し待ってて」


 幻花はそう一言だけ発すると公園のトイレへ入っる。それから2分もしない程度で、幻花はトイレからニコニコ笑顔を浮かべながら出てきた。


「叔母さんが家に泊まっていいって!!」


 マジかよ……僕は加賀谷家の防犯がゴミカスなことを再確認した。うん!!まーいっか!!!これ以上考えても無駄だろう、大人しく幻花を家に招待しよう。


「そっか分かったじゃあ僕についてきてくれ、うちに最近来たのは親父が死んだ時だから二年も前だろ。しかも、ここら辺入り組んでるから迷いやいすんだ、しっかりついてきてくれ」「うん!!分かった」


 薄々感じていたがやはり、幻花のテンションが高すぎる。今まではもっと落ち着いていた。別にどちらかが幻花ではないなどと言うわけではないが、今までの幻花と比べてると違和感がとてつもない。


 何故こんな人間になってしまったのだろう…言い方は悪いがこんな精神に異常あったか……さっきの公園での一幕も今のテンションも異常だ。やはり大学生活や、隼人さんが関係しているのだろうか……だとすれば何故こうなったのだろう、犯罪などに関係していなければいいが、万が一がある。だからと言って今から何かできることがあるとすれば、原因を探してそれを消し幻花を精神科病院へ連れて行くぐらいだろう。僕らでもケアをしたいがプロではない、限界がある。


 まぁ今考えても何も変わらん、今度隼人さんと会って話そうそれと叔母さんと叔父さんにも相談しよう。と言うか幻花を受け渡そう。僕ができることなど隼人さんから事情を聞くなどのパイプ役だけだ。


「那由多くんそんな怖い顔してどうしたの??もっと笑おうね!!」


 やはり今の幻花はおかしい。何故だろう本当に理由は分からないが少し、僕自身のことを惨めに思えてしまう。


「はは幻花僕はそんな怖い顔してないよ。それより少し急いでいいか?瑠奈に頼まれたアイスが溶けてしまいそうだ、溶けたら僕の朝食がモロッコヨーグルトになってしまう。それだけは避けたい!!!!」

「そっかぁ〜〜じゃあ少し急ごう!!!どうする?走る?私、足には自信があるよ!!」

「いや、走らないでいいよ少し早歩きにしようそうすれば、溶けないで済むと思うから。」


 それから約4分程度歩き、僕の家に着いた。

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