1話
初投稿です。誤字脱字矛盾あるでしょうが、そこは生ぬるい目でお願いします。
彼女と僕が再開したのは、高校二2年生の時だった。
僕がある日の夜、妹から「アイスでも買ってきてくれ」と言われ、コンビニへ買いに行ったのだ。その帰りにとあるものを見つけた。コンビニから家までの間に小さい公園の前を通るのだが、その公園には2人の男女がいた。
「いい加減やめてください……本当迷惑なんです……」
「ねぇ何でそんなこと言うの私のこと好きって言ってくれたよね!!!!嘘だったの!!!そんなわけないよね。だって私は、隼人君を愛してるもん!!!隼人君が望むことは何でもするから!!死ねと言うなら死ぬもん!!!」
と言うかなり物騒な会話をしていたのだ。いやぁ〜〜愛されてるなぁ隼人さんなどと考えていた。もちろん僕と隼人さん?との間に面識があるわけでもない、女性がそう呼んでいるから僕も心の中で隼人さんと呼んだのだ。
それにしても二人とも美男美女だなぁ〜〜、男の方はよくいるイケメン主人公のようで、女の方は背が低く童顔であるきっと男の後輩か何かなのだろう。
「先輩、別に俺は先輩と付き合ってもいないし先輩を恋愛的対象として見れていません」
早速僕の予想は間違っていたそうだ何と男の方が後輩らしい、女の見た目が幼すぎるのか男の方が大人びすぎているのか、どちらか分からないがとにかく意外だった。
「嘘だよね嘘だよね嘘だよね私を好きって言ってくれたよね!!!私は忘れないよ隼人君が何と言おうが、私は隼人君が私を好きって言ってくれたことを忘れないよ!!!!!!隼人君なんで私のことを名前で呼んでくれないの??何で!!!」
「本当にもう付き纏わないでください。これ以上付き纏ってきたり家に忍び込んできたら、通報しますよ。それに先輩のことを名前で読んだことなんてありません。」
マジかーカップルの喧嘩か何かかと思っていたら意外にストーカーとその被害者で面識があっただけだった。
というか女の方よくよく見たら何処かで出会っているような気が、、、何処だったっけ???
んーーー分からんな!!!気のせいか
「これ以上先輩と話すことなんてありません。僕はこれで失礼します」
「ねぇ待ってよねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!!!!!!!!待ってよ!!!!何で私から離れるの!!!私のこと大好きなんでしょ!!!大好きなんだよね!!はやく私のところに来なよ!!!!いつもみたいに名前で呼んでよ!!!いつもみたいに幻花って呼んでよ!!!!」
幻花って名前なんだぁ〜〜なんか覚えあるんだよな。
幻花って名前かぁ〜うーん
あっ!幻花か!!!最近あったの親父の葬式か、もうあの時から3年ほど経っている。ちなみに僕と幻花という人物の関係性は単純に従姉妹っていうだけだ。小さい頃歳が3歳離れていることもあって姉のように慕っていた覚えがある。
でも親父の葬式の時は、言い方は悪いが正常な頭だった気がする。ここまで叫ぶような人間でなく、周りの人に信頼されているような人間だった。つまり優等生であったのだ。
幻花と分かればとりあえず話しかけるか、このままだと隼人さんが殺されそうで怖いしな。
「あのー貴方の名前って 木綿 幻花 ですか?僕のこと覚えたます??従姉弟の 加賀谷 那由多 です。」
「ねぇ待ってよ隼人君!!行かないでよ私を置いて行かないで!!!もう一人にしないでよ!!」
ダメだ僕の声は届いていないようだ、何故か少し恥ずかしい。しょうがないもう一回声かけるか、いや隼人さんの方に声をかけるか。
「君先輩の従姉弟って本当かい?初対面。それに加えてよく知らない君に頼むのも申し訳ないのだが助けてくれないか。」
僕が話からよりも先に意外に隼人さんから声がかかった。
この反応からして幻花は俺の従姉弟と同一人物だろう。多分。
それより助けるってどうすればいいのだろうか?てか何で僕はわざわざ隼人さんを助けようとしているのだろう?まぁいい、たまには善行を積むか。天国に行きたいしな。
「いいですけど何をすれば?」
「本当かい!!ならとりあえず僕を家に帰すように説得してくれるかい?」
「まぁそれぐらいなら」
何と説得すれば幻花は隼人さんを家に帰すのだろうか……
あっそうだ叔母さんか叔父さんに言うぞと脅せばいいじゃん
「ねぇ幻花隼人さんを家に帰らせてあげてよ、叔父さんか叔母さんに言うぞぉーー」
「貴方誰よ貴方なんかが隼人君を名前で呼ばないでよ、そして私を名前で呼んでいいのは隼人君だけだもん!!!!!」
「幻花もしかして僕のこと忘れてる?思い出してくれよ僕だよ加賀谷 那由多だよ忘れたのか?ほら加賀谷 瑠奈の兄の」
「えっ那由多君……?」
おっようやくわかってくれたようだ嬉しいねぇ〜
僕のことを認識してくれたことによって少し落ち着いてきたから、とりあえず話しかけて幻花自身も家に帰すか。
「そうだよ幻花久しぶりだね、三年ぶりかな?」
「うっうん、、そうだね久しぶり」
「何で幻花がこんな場所にいるの?家もっと遠くの方じゃなかったか?」
「大学に入学すると同時にこっちの方に来たの」
「そうなんだ!!でももう夜遅いよね、隼人さん家に帰らせてあげないと可哀想だよ」
「だって…隼人君が隼人君が隼人君が隼人君が!!!!」
ヤッベ流石にこの話題は出すの早かったか……くっそ適当に会話しながら説得していくか。
「うん隼人さんがどうかしたの?」
「隼人君がもう近づかないでって私も隼人君も、お互いを愛し合っているのに!!!」
「落ち着いて幻花、隼人さんは幻花のことを嫌いって言ったのか?僕が聞いてると隼人さんはプライベートな時間がなくなるのが嫌だって言ってるだけだよ。だから二人でちゃんと話し合ってこれからの付き合いかたを考えたらいいんだよ、だから大丈夫だよ大丈夫落ち着いてね」
「でもでもでもでも隼人君が隼人君が」
「大丈夫、大丈夫、大丈夫だよ幻花だから少し落ち着きな」
「うん…大分落ち着いてきたよ、ありがとう那由多君」
「そっかならよかった。じゃあ今日は一回隼人さんには家に帰ってもらって、今度話し合いな、話し合えればきっと折衷案が出てくるから」
「分かった今日はごめんね隼人君、少し感情が昂っちゃった」
よし多分これでどうにかなるはず。とりあえず今日は隼人さんには僕とメールを交換してから帰ってもらおう。幻花と隼人さんをこの状態でメールでもやり取りするのは、なかなかリスクが高いからな、僕を通じて隼人さんと幻花がどうしたいの聞いていこう。まぁ隼人さんはもう関わりたいと思わないだろうけど。
「それじゃあ今日のところは隼人さん帰ってもらっていいですよ、ですがその前に僕と連絡先を交換してください。」
「あぁ分かった那由多君今日はありがとう」
「いいえ大したことありませんよ」
それから僕と隼人さんと連絡先を交換してから隼人さんは、家へと帰っていった。
あとは幻花を家に帰して終わりだ。
これから何卒よろしくお願いします。