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用語解説&年表

一応ネタバレ注意です。

ほぼ作者のメモ帳です。

用語解説

・ザナ共和国

 日本とよく似た国。

 世界第三位の経済大国。五つの大きな島を中心として形成される国家。近年までは皇帝が治める帝国だった。現在も皇帝は存在するがその影響力は過去に比して極めて小さい。東にルグドラクール大陸が存在している。島国であるという特性上、海空軍に力を入れており、陸軍の戦力は比較的控えめ。近年では南西方面に存在する国家を危険視しており、それに合わせて戦力の配置転換している。


・ルグドラクール派遣PKO

 作中で使われる場合は主にザナ共和国国防軍部隊を指すことが多い。ルグドラクール大陸の南部、ルグドラクール共和国に展開中。1997年より活動しており、かつては治安の悪化からPKFに昇格したこともある。現在ルグドラクール共和国内に存在するザナ国防軍の基地は二ヶ所あり、陸海空国防軍が展開している。それぞれ「キャンプ・ユニマ」「ガラクス海軍基地」と呼ばれる。

 想定される敵が人間と比して大柄であることが多い獣人であるため、国内の部隊で使用している5.56mm弾を使用する小銃ではなく、7.62mm弾を使用するSCAR-Hを配備している。また、迷彩服も過去のPKOの教訓から夏は緑色系の迷彩服を、冬は冬季迷彩服を着用する。近年では軍の主力が南西に集中していることもあり、予算が減らされている他、ヘリコプターや輸送機、艦船の類いも退役の近い旧式のものを使わされている。


・ザガルナンド

 ザナ国内にて皇帝を意味する言葉。また、皇族に苗字は存在せず、皇帝自身を指す言葉でもある。


・ルグドラクール共和国

 ルグドラクール大陸の南半分を実効支配する国家。大陸を南北に隔てるように存在している山脈の北部側は、主にルグドラクール王国を名乗るテロリストに占拠されている。自由主義陣営より、ルグドラクール大陸に存在する唯一の主権国家という承認を受けている。現在国内に10カ国のPKO部隊が展開中。海を隔てた西側にザナ共和国が存在している。


・ルグドラクール王国

 3000年の歴史が存在したとされる国家。現代まではザナの皇室とよく交流しており、両国間の関係は非常に良かった。この国が国交を有していた唯一の国だった。第二次世界大戦後の1960年、国内で外国勢力により民主主義勢力と共産主義勢力が蜂起。1992年ミルムの虐殺により王族が処刑され王政は潰えた。

 現在ルグドラクール王国の名は王党派と呼ばれるテロリストにより使用されている。自由主義陣営では国家として認証されていないためにテロリストという位置付けだが、各種ミサイルや戦車、ヘリコプター、戦闘機を有するなど、その実態は国家に等しい。


・ルグドラクール愛国戦線

 ルグドラクール北部に存在する武装勢力。その規模は小さく兵士は歩兵のみ。使用する武器も小銃かRPGである。ダガーム将軍という獣人が率いている。その思想は過激で、ハーフを裏切り者であると考えており、何かと理由をつけて虐殺をおこそうとしている。


・人間

 猿の中でも脳が巨大化した知的生命体。全身が毛で覆われている野生の動物と比べると体毛は驚くほど少ない。手先が器用で頭も良い。基本的に社会という群れで行動し、この星のほぼ全ての場所に生息している。人間と違う見た目の獣人のことを見下している風潮があるが、近年ではそれに反対する団体が肝心の獣人本人たちが知らない場所で色々やっている。しかしそのせいで獣人の評価がより下がっている部分もある。獣人からの蔑称は「ツルツル」「つるっ禿げ」「サル」「畜生」など。


・獣人

 一見すると二足歩行の動物にも見える知的生命体。原住地はルグドラクール大陸のみ。ザナ国内にも難民が存在する。それ以外の国にはあまりいない。犬の姿に似ている者と猫の姿に似ている者が多い。また、ネコ科の生物は基本的に群れないことで知られているが、猫の獣人も社会という群れの中で生きる。全身が体毛で覆われているが何故か服を着る。人前で服を脱ぐことには羞恥心を覚えるようだ。体格は人間に比して巨大で肩幅が人間の二倍はあろう者がうじゃうじゃおり、力も強い。見た目が獣っぽいため、知性も人間に劣ると考えられがちだが、差はないものとの研究結果が出ている。過去の経験から人間に対して極めて強い不信感を持っている。が、ザナ人に対する心境は複雑な模様。非常に封鎖的な性格をしている。人間からの蔑称は「ケダモノ」「ケモノ」「野蛮人」など。


・ハーフ

 人間と獣人との間に生まれた子供。基本は人間の見た目でありながら頭の上に獣の耳を、尾骶骨から獣の尻尾が生えている。その見た目から一部に熱狂的なファンが存在し、かつて獣人からハーフが生まれることを知ったとある国の貴族はハーフの生産工場を建てた。現在でもルグドラクール大陸には人間ウケの良さそうなハーフを拉致し、海外の顧客に売り捌く組織が存在している。

 ルグドラクール大陸内に存在するほか、ザナ国内にも存在する。また、ザナ以外の海外にも少数ではあるものの存在する。ザナ国内においては一部の層から「萌」であるとされ、メイド喫茶が存在したりもするが、一般国民の感情は未だ厳しい。しかしそれでも海外と比べればマシであるとされている。一部ではあるが、人間と違う見た目であるため、何をしてもいいと考えている人間も存在する。また人間からは獣人の子として、獣人からは人間の子として双方から嫌われている。


・RF-4EZ

 過去の戦争で活躍した戦闘機のザナ共和国国防軍仕様、F-4EZ戦闘機を偵察機に改造した機体。機関砲とミサイルを搭載しており最低限の自衛は可能。しかしいかんせん古い機体であるため空戦能力は低い。偵察能力としては高高度用カメラ、低高度用カメラ、赤外線カメラを有する他、撮影したデータを送信する機能もついている。長く使われている機体のため、退役が近い。


・キングフィッシャー級航空母艦

 ザナ国防海軍が所有する空母。旧式のイーグレット級航空母艦を代替することを目的として2010年に一番艦の「CVV-184」キングフィッシャーが、2015年に二番艦の「CVV-185」ハルシオンが就役した。固定翼機の発艦方法はスキージャンプ方式。戦闘機とヘリコプターを最大で50機搭載可能であり、個艦兵装として二基づつのCIWSとSeaRAMを搭載する。もう一隻就役予定である。


・イーグレット級航空母艦

 ザナ国防海軍が所有する空母。作品開始時点で旧式の空母であり、かつては姉妹艦全て合わせて三隻が存在したが、現在は一隻を残すのみとなっている。固定翼機の発艦方法はスキージャンプ方式。度重なる改修の結果戦闘機とヘリコプターを最大で24機搭載できる。個艦兵装として三基のCIWSを搭載する。また、かつては対艦ミサイルと対空ミサイル運用能力を持っていたが、現在では撤去済みである。




年表

・1943年

メルザール・ルグドミレニア誕生。

・1945年

2回目の世界大戦終了。

・1947年

世界が共産主義と民主主義に別れる。

・1960年

ルグドラクール王国北部にて大規模な共産主義勢力の蜂起。翌月には民主主義勢力が西部にて蜂起。

・1963年

先代死亡のためメルザール・ルグドミレニアが王位継承。王は旧友のザナ共和国に支援を求める。民主主義勢力を蜂起させた大国の影響下にあったザナ共和国は日和見を決め込む。

・1991年

冷戦集結。

皇太子行方不明事件。

・1992年

共産主義勢力が王都を包囲。ミルムの虐殺により王族が処刑され、城下町の市民にも多数の死者。共産主義勢力が勝利宣言。その直後に民主主義勢力が王都に流れ込み制圧。長く続いていた戦闘により疲弊し、また冷戦が終結していたために補給のアテも付かなくなった共産主義勢力は各地で敗走。

・1994年

ルグドラクール共和国が内戦が集結したと宣言。

・1996年

各地で反政府組織によるテロが頻発。

・1997年

ルグドラクール共和国にザナ共和国を含めた5ヶ国のPKO部隊が展開。同年ルグドラクール共和国北部にて王党派を名乗る大規模な武装勢力の蜂起。ザナ共和国PKOはザナ共和国PKFへ昇格。北進を開始するも戦線は停滞。

・1999年

当面の危機的状況は去ったとしてPKFはPKOへと変更。

・2015年

武装勢力とルグドラクール共和国政府との間で停戦協定。停戦監視のためザナ共和国を含める10ヶ国のPKO部隊が国内に展開。

・2020年

ルグドラクール共和国派遣PKOザナ共和国国防軍部隊のヘリが武装勢力に撃墜される。

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