表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポーターさん最強伝説  作者: 京 高
設定等
3/149

(主に作者のための)備忘録的用語集

 人間は忘れる生き物である。と、それっぽく書きましたが、要するに忘れて色々と矛盾点が出て来ているので、確認しやすいようにと作りました。これからはできるだけ矛盾しないように頑張ります。


注:新しい話ができたタイミングで書き込むことになるので、ネタバレや公開前の情報を含むことがあり得ます。




〇用語集 ( )内の分類は適当。 数字は初出を表しています。


・マウズの迷宮、マウスの町(名称、地名) 1-1

 物語の舞台。グレイ王国で初めて見つかった迷宮。発見されてから十五年、マウズの町が整備されてからは十年程度しか経っていない新しい迷宮。踏破者はなし。

 最終到達階層は三十五階で記録保持者はマウスの町の『冒険者協会』の支部長。1-7?




大暴動(スタンピート)(用語) 1-1

 特定の種類の魔物が大増殖して、放置しておくと最悪迷宮の外へと溢れ出てくる現象。とっても危険。




・コーヒーの木(植物) 1-2

 十階層に群生。コーヒーが取れる。忘れられていた設定その一。

 あ、でも十階層って迷路状の階層だ……。群生地を十二階層に変更します。




・お茶の木(植物) 1-2

 十一階層に群生。お茶が取れる。忘れられていた設定その二。

 あ、そういえば十一階層も迷路状の階層だ……。群生地を十四階層に変更します。




・転移石(設備) 1-4

 それぞれの迷宮ごとに産出される特殊な『迷宮魔石』と呼ばれるものを利用して作られる移動系の設備。迷宮入り口に置かれた『親転移石』と、各階層に順次設置されている『子転移石』の間を一瞬で移動できるというすぐれもの。難点としては『子転移石』が稼働を始めてから『親』側へ移動しないと、『親』から『子』へは移動できないという性質を持つということ。それでも一度踏破した階層まで簡単に移動できるので、迷宮探索においては大きなメリットとなっている。

 階段の魔力と連動させているため、つねに上階層との階段のすぐそばに存在することになる。6-7




・モンスターハウス(罠) 1-4

 その階層にいる全ての魔物を呼び寄せてしまうという罠。中階層以降の出現率が高い。魔物同士での戦いにも発展しやすく、『越境者』が生まれやすいという側面もある。そのため、最も警戒すべき罠として認識されている。もしも起動させてしまった時には可能な限りの殲滅と同時に、冒険者協会への詳しい報告が義務付けられている。

 制圧してから新しい魔物が現れるまでの猶予は平均して半刻(三十分)ほど。急いで素材を剥ぎ取ろう!1-6




・越境者(用語) 1-4

 魔物同士が殺し合い、喰らい合うことで生まれる特別な存在。名前の由来は本来移動することのない階層間の移動を行うことから。その性質上、階層の魔物を全て呼び寄せる『モンスターハウスの罠』によって生まれる可能性が高い。




・ラビトの悪夢(事件)1-4

 二十年ほど前にグレイ王国の隣国トワイにあるラビト迷宮で起きた事件のこと。三階層というごく浅い場所に設置されていたモンスターハウスの罠が起動、『越境者』を生み出し、百人近い犠牲者を出すことになった。迷宮の封鎖すら現実味を帯びた頃、数十人の熟練冒険者たちによって『越境者』は迷宮の奥へと姿を消すことになったのだが、今でも生き延びていて更なる悪夢を生み出すために力を溜め込んでいるのだとも言われている。




・共食い(用語) 1-4

 魔物同士の喰らいあいのこと。正確に言えば別種なので共食いには当たらないのだが、魔物と大きく一括りにしているため、特に迷宮におけるそれは共食いと呼ばれることが多い。



・中階層前半についている別名(名称) 2-3

 十一階層…『中階層最初の壁』 十二階層…『難所』 十四階層と十九階層…『関門』

 十五階層…『障害』 十六から十八階層…『暗礁地帯』




・苦虫(名称) 2-5

 虫ではなく木の実。外見が小さくて丸い甲虫に似通っている。そのまま食べるととてつもなく苦いが、天日にあてながら適度に干すと苦みが消えて甘みが増すという性質を持つ。見た目は変わらないので干した苦虫の中に一つだけ生の苦虫を混ぜておくというのは子どもから酔った大人まで年代を問わない定番の悪戯となっている。また、乾燥させきったものを粉末状にしてから煎じて飲むと整腸作用があり、名前とは裏腹に人気のある木の実である。




・迷宮内探索ツアー(企画) 2-5

 迷宮を抱える都市の念願の一つ。貴族など金持ちに護衛となる冒険者をつけて低階層に入らせようというもの。




・ラカルフ大陸(地名) 3-1

 物語の舞台であるマウズの町などがある大陸。爪先を西へと向けた巨大なブーツのような形をしている。その形状と南東部に『魔境』が広がることから、踵が欠けたブーツとも呼ばれている。




・魔境(名称) 3-1

 人が生活することができない劣悪な環境や魔物たちに支配された土地の事。周囲に漂う魔力が濃いことも多い。ラカルフ大陸の場合、中核に火山帯の『赤銅しゃくどう山脈』があり、東は有毒ガスが噴出している『黄紫おうしの谷』から北へと『灰色の荒野』が続く。そして反対の西側には『黒煙の森』が広がっている。更には海側にも『蒼の魔海』が広がり、北東部と南西部の航路を寸断してしまっている。

 グレイ王国はこれら『魔境』のうち『灰色の荒野』と隣接しており、そこに潜む魔物の対処に人や金が掛かることから他の国に比べて国力が低い要因にもなっている。3-1?




・キヤト迷宮(名称) 3-1

 ラカルフ大陸西端に広がる『爪先の国』ストライ王国にある大陸でも有数の大規模な迷宮。




・迷宮の環境(設備) 3-2

 大きく分けて迷路状の階層と、地上の様々な地形が再現されている大部屋型に分けられる。大部屋型には昼夜もある。




・迷宮の光源(設備) 3-2

 謎。迷路状の階層の場合、全体がほのかに明るいことが多い。特定の部屋だけやけに明るかったり暗かったりすることもある。大部屋型の場合、外の時間経過に合わせて昼夜が存在する。昼間は上部全体が明るい。天体はないので夜は真っ暗。




・特殊個体(用語) 3-4

 突然変異的に現れる通常よりの強力な個体のこと。研究機関などでは通常とは異なる特徴を持つ個体全てを特殊個体と定義しているのであるが、弱いものは基本的に生き残ることができないため、一般的には強い個体のみを指し示す言葉となっている。モンスターハウスの罠による共喰いは特殊個体を強制的に生み出すものであると捉えることもできる。

 特殊個体が発生した一群からは再び特殊個体が発生し易いという説がある。変異種化が始まりかけていたためだとされていて、『冒険者協会』にも、特殊個体を討伐した際に残りに逃げられ、後に近隣で同種の特殊個体の率いる群れが発見された、という事例がいくつか報告されている。よって殲滅推奨。3-6




・変異種(用語) 3-4

 これは特殊個体の特徴が周囲の通常種にも受け継がれて広まった状態のこと。世代を経ることで広まっていくことが多いが、魔物の場合には同世代に伝播することもあるので短時間でより強力な存在へと変化していることもある。ただし、元になった特殊個体との近似性が必要となるのか、同じ魔物でも離れた場所に生息しているものが変異種化するということはない。




・血縁によってのみ使用できる特別な魔法(設定) 3-5

 それなりに存在している。貴族家の証明手段となっていることもある一方で、秘匿されることも多い。




・キュナルア草(名称) 4-2

 四肢欠損すら回復させるという『最上級回復薬』や、死者の魂を呼び戻すという『蘇生薬』と並んで、薬学の最終到達点だと言われている『万能薬』作りの基礎となる薬草。キヤトの迷宮三十二階層で発見されたことがある。その効果の絶大さから、発見されてもその情報が秘匿されることが多い。




・ラウン聖選帝国(地名) 4-3

 ラカルフ大陸北部にある国。名前だけ登場済み。本編未登場だが国内に中規模のツグド迷宮がある。




・治療・回復の魔法(設定) 4-3

 魔法の一つの系統という扱いで、神々由来の門外不出の業でもなければ、信仰心がなければ使用できないという制限もない。ただ、救済の分かり易い形として宗教関係者に好まれるという傾向はあり、そうした組織で認められたとなれば箔が付くという側面もあるので、回復魔法を極めようとする者は神々を祀る組織の門を叩くことが多い。




・コナルア草(名称) 4-6

 キュナルア草よりは効力は弱いが、多くの病を癒すことのできる薬草。人間が罹る病なら大抵は治る。




・ショナルア草(名称) 4-6

 呪いの解呪に使える。




・乙女の勘(チート能力) 5-1

 甘く見ると痛い目に合う。




・迷宮の入り口(設備) 5-2

 迷宮が発生する場所は様々で、過去には自然洞掘の奥やがけの中腹などに入口が形成されているのが発見されたこともある。基本的に平地に入口がある迷宮を中心に都市が形成される。その多くは地面に穴が開いていて坂や階段で下りて行けるようになっているものだが、稀に地面が盛り上がって小部屋が形成され、そこに地下一階層への階段が設置されていることもある。マウズの迷宮はこの珍しい事例に当てはまり、入口すぐの小部屋に転移石が置かれていた。




・大改修(用語) 5-2

 迷宮内全域で変化が起きている状態。普段はほとんど変化のないごく浅い階層であっても例外ではない。また、大部屋型の階層でも円形に広がっていたものが極端に細長い長方形へと変わるといったことが、往々にして発生する。迷路型の階層では頻繁に通路が塞がれたり、新しく道ができたりする。一度始まるといつ終わるのかは分からない。一年くらい前に発生した時には収束するまで三か月以上かかっているが、それはあくまでも確認できた階層での話。いつもどこかの階層では『大改修』が行われているとする説もある。




・「迷宮が侵入者を意図的に呼び込んでいる」説(用語) 5-2

 その名の通り、迷宮が侵入者を呼び寄せているという学説。根拠としては低階層では変化が少ないことと、宝箱やそれに類するものが迷宮内各所に置かれていることの二つが挙げられている。




・迷宮の宝箱(設定) 5-2

 基本的に武具が収められているが、その多くが魔力を帯びて強化されている。深層に進むほどその強化の度合いも増していき、中には国の宝物庫に収蔵されているような貴重品も存在すると言われている。一応、侵入者の所持していた持ち物が迷宮の魔力を受けて変質したのではないか、というのが最も有力な説ではあるが、こうしたお宝が一体どのようにして形成されているのかは未だに解明されていない。この大いなる謎は同時に、迷宮の価値を高めることに一役も二役もかっているというのが現状である。




・アイテムボックス(名称) 1-6他

 みんな大好き超空間便利収納アイテム。性能はピンキリで、人一人分程度から小山のようなドラゴンが入るまでと様々。また、内部の時間が停止する機能を持つ物もある。生物は入れられない。ゴーレムとかの魔法生物的な連中に関しての扱いは未定。

 迷宮での発見はキヤトやラビトの迷宮のかなり深い所で数点あるだけ。一番簡単に手に入れられる方法は凄腕の錬金術師と親しくなって作成してもらうこと。もっともそういう人物は大抵貴族たちが囲ってしまっているのが難点。5-2




・ダンジョンマスター(名称) 6-5

 迷宮最深部に到達して、その迷宮の主となった者のこと。迷宮のあらゆる権能を自由自在に用いることができると言われている。最深部に到達して前ダンジョンマスターを倒した者たちの多くは迷宮の力に魅入られてしまい、仲間同士で殺し合うことになってしまう。そうした簒奪者であると同時に仲間殺しであるという罪悪感と、いつか自分また同じ目に合わされるのではないかという恐怖感から、最も深い場所へと引きこもろうとするようになる。生息する魔物や仕掛けられた罠が凶悪化するのも、同じ心理によるもの。







〇作中の時間経過

一章1 一日

二章2 約二か月

二章3 一日

二章5 一日

二章6 一日

二章7 数日

三章1 三日

三章2 一日

三章5 一日

三章8 二日

四章3 三日+α(全部で十日ほど?)

四章5 四日

四章6 数日

四章7 数日+α(全部で一月ほどか?)

五章2 一日+一日

五章4 一日+二日

六章1 数日

六章4 十日

六章6 半月ほど?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ