第6話 作戦決行とキャンディーの邪教
大変お待たせしました。ネタが固まったので
魔王城にて
魔王「エルフの村はどうなっている?」
使い魔「はい、オーク達率いる遠征部隊に侵攻に向かわせましたが未だ連絡が来ません」
魔王「そうか・・・エルフの村の村長がいまだ結界を張っているか、もしくは魔導書が何か細工をしたか・・・いずれにせよあの魔導書は手に入れねばならん『ノヴァの遺産』だ!」
使い魔「わかっております、必ず手に入れ、偉大なる支配者様にご献上いたします」
エルフの村・・・
百合音「前回までのあらすじ!」
ソフィア「森林大陸が魔王に支配されちまった、なのでエルフ軍はジ〇ングと、ジ〇ングと、ジ〇ングを開発したよ!やったねタエちゃん!魔王を倒せるよ!」
緋月「おいバカやめろ!」
アルマ「どうしよう、頭痛くなってきた・・・」
シーナ「いいから本編に行くぞー」
このマトラスに来てから、1ヶ月が経ち、作戦決行もいよいよ明日となった。
エルフの精鋭たちも動きに磨きがかかっており、現代兵器の扱いにも慣れたようだ、これも豊村さんとアルマの訓練指導のおかげだろう。
ボクは彼らの訓練の様子を見ながら村長さんと立ち話をしていた。
緋月「あれから1ヶ月は経つけど結界の方は大丈夫なの?」
ソフィア「はい、緋月さんの魔力のおかげで問題なく維持できています。・・・それより緋月さん、」
緋月「ん?なに?」
ソフィア「その・・・随分と可愛らしい格好ですね、女の子と見間違えるぐらい」
緋月「/// や、やめろ!こ、これはお姉ちゃんが旅行の着替えがこれしかないからとか言ってボクに無理矢理着せたんだ!」
ソフィア「とっても似合っていますよ、そのメイド服とやらは」
緋月「やめろぉぉぉぉぉ!」
そう、ボクは今お姉ちゃんに半ば強引にメイド服を着させられ、前屈みに状態である。
正直言ってとても恥ずかしい、だけどお姉ちゃんに逆らうことができるのは世界広しといえど誰もいないだろう、ちなみにこのメイド服は8着あり、お姉ちゃんはここに来た時のパーカーは魔王を倒すまで没収という理不尽極まりない制限を設けやがった。
ホントに理不尽である、ホントに。
作戦決行当日、村長さんからもらった地図を頼りに戦車を走らせる。
部隊の編成はエルフの精鋭15人は3人1組でIS-2(JS-2)スターリン重戦車を、ボク達も3人1組でボク、お姉ちゃん、アルマのチームに豊村さん、シーナ×2のチームで編成し、搭乗するのはKV-2 ギガント重戦車である。
つまりはこうだ、
エルフの精鋭突撃部隊 IS-2(JS-2) スターリン重戦車×4
異世界行き当たりばったりの旅行ツアー御一行遊撃部隊 KV-2 ギガント重戦車×2
といった具合である。
ここでこの戦車たちについて説明しよう、
まずはIS-2(ロシア語:ИС-2, ウクライナ語:ЙС-2, 英語・ドイツ語・ポーランド語:JS-2)は、ソビエト連邦で開発され、1943年12月から生産が開始された第二次世界大戦後期に赤軍が使用した重戦車。 日本語文献においても英語やドイツ語の表記に従ってJS-2と書かれることもある。「IS/JS」とはヨシフ・スターリン(Iossif Stalin/Joseph Stalin)のイニシャルであり、そのためスターリン重戦車と書かれている。
はT-34中戦車やKV-1重戦車を大量生産しドイツ軍に対抗したが、ドイツ軍がティーガーIやパンターなどを投入するようになると、それらの戦車を凌ぐ重戦車が求められるようになった。そこで、85mm砲を搭載するIS-1(旧名称:IS-85)が開発されたが、T-34の新型砲塔にも85mm砲が搭載された上、鹵獲したティーガーIを調査したところ、85mm砲ではティーガーIの8.8cm砲の危険領域まで接近しないと撃破できないことが判明し、新たに122mm カノン砲を改造し搭載するように設計されたのがIS-2(旧名称:IS-122)である。
コンパクトにまとめた車体に122mm砲を搭載したため、車内はかなり窮屈な上、元来野砲である122mm砲は、閉鎖機を試作時の隔螺式から半自動の鎖栓式に変更したものの、薬莢と弾頭が分離式で、弾頭だけで約25kgもの重量があり、狭い車内での装填作業は極度の疲労を与え、装填に時間がかかった。また、車内容積に余裕がないため、搭載弾薬は28発に止まった。当初、主砲防盾は85mm砲用のままで幅が狭かったが、耐久性や照準器の位置など使い易さに問題があったため、まもなく幅広の新型に変更された。また、砲塔上のペリスコープも、イギリス製のコピーであるMk.4に変更された。初期型のIS-2については、KB(KV)戦車以来の開閉できる操縦士用直視型バイザーブロック(覗き窓)に攻撃を受け撃破される事例が多かったため、後期型(古い資料では研究者によってIS-2m、またはIS-2 1944年型とも呼ばれる)では車体前面の傾斜角を変更した「直線化装甲」型にし、固定されたバイザーにすることで防御力を増した(同じく攻撃を受け撃破される事例が多かった傾斜角度の少ない鋳造製の車体前方下部装甲については改造は行われず、この部分には補助装甲を兼ねて予備履帯を常設装備とする事で対応された)。それでも錬度が高いドイツ戦車兵の中には砲塔防盾の下側を狙い砲撃し、砲塔リングや車体上面に跳弾させ撃破する者もいたという。また、砲弾の集中の衝撃で防弾ガラスにヒビが入って前方が見えなくなることがあり、代わりに操縦士用の2基のペリスコープを使おうにも、左右の監視用であり間隔が広いため使いにくかったという(これは、IS-3では改良されている)。また、操縦性はIS-1同様、ティーガーより劣るとソ連側、および鹵穫したドイツ側双方からの報告が記録されている。
もう一つの戦車はKV-2(ロシア語: КВ-2:カーヴェー ドゥヴァー)は、第二次世界大戦中にソビエト連邦で開発された重戦車である。
"KV"とは、当時のソ連国防相であるクリメント・ヴォロシーロフ(Климент Ворошилов)の名を冠したもので、英語では「KV」、ドイツ語では「KW」と表記される。
152mm榴弾砲D-10Tを搭載した回転砲塔を装備するその巨体ゆえに、ドイツ兵からはギガント(巨人)と呼ばれた。
これ以上かたるとゲシュタルト崩壊をおこすのでやめておこう・・・
さて目的地まであと半分といったところで姉がみんなに非常食を配っていた、非常食はヴェルタースオリジナルのミルクキャンディーだった・・・
緋月「・・・なぜにヴェルタースオリジナル?!」
百合音「いやーこの前半額だったんだよ、でつい買いこんじゃってだからここに来る前に余ったものを非常食用にと思って・・・」
鈴子「安心して間宮君、冷却魔法で保存したヴェルタースオリジナルのキャンディーは絶品よ!」
緋月「何が悲しくて魔王兵器が非常食なんだよ!」
アルマ「いやー、懐かしいなーこのヴェルタースオリジナルのキャンディー」
シーナ「ああ、こりゃ絶品だぜ!オレは今日からヴェルタースオリジナルのファンになるぜ!」
エルフの精鋭たち「美味い」「これが異世界の食べ物かー」「ああ、生きててよかった」
それはこのマトラスという世界がヴェルタース教という邪の宗教に浸食される予兆だった。
第7話に続く。
次は異世界旅行ツアー御一行VS魔王軍です・・・たぶん