第4話 賢者の塔とこれからの旅行プラン
ようやく完成したしました。あと日曜日は投稿できないかもです。
百合音「前回までのあらすじ!」
鈴子「異世界旅行出発、(ヒャッハー!) 初の異世界での実戦で魔物を蹂躙、(ウェーイ!) アルマというエルフの少女が仲間になったぉ。(テーテッテレー!)」
緋月「ちゃんと文にして説明しろー!!そして最後のBGMはアウトだろ!」
アルマ「ツッコミお疲れ様です」
シーナ「いいから行くぞー」
エルフの村から出て賢者の塔へ向かう、ここからは歩いて5分くらいだったのですぐに着いた。
塔に入ると驚くべき光景がそこにはあった
緋月「なあ、シーナ、これって?」
シーナ「見りゃ分かるだろ?エレベーターだ」
緋月「いや可笑しいだろ!何で剣と魔法の世界に現代科学技術の乗り物があるんだよ」
とボクはツッコミを入れるが一つだけ考えられる可能性がある。
アルマ「はい、わかるかもしれませんが私が考案しそれを賢者様に申請したところ採用されたのです」
緋月「薄々気づいてたけどよく採用されたよな」
アルマ「はい、村長様も賢者様も懐の深いお方ですから」
百合音「でも設計はできたとしても材料とか侵入者対策とかはどうなってるの?」
アルマ「材料に関しましてはシーナがご都合主義モードの錬金術で確保しました。曲者対策はエレベーターの操作パネルに数字4文字、平がな3文字のパスワードを施しておきましたし、いざとなれば中からロープを外せばいいので」
鈴子「2525ど〇が、と・・・あ、開いた」
アルマ、緋月「嘘ー!?」
ボクは豊村さんがパスワードを解いたことより阿保みたいなパスワードに驚愕した。
豊村さんがパスワードを解くのは物語としてはお約束なのだがアルマさんは何故ニコ〇コ動画などというパスワードにしたのだろう・・・あ、この世界にそもそもパソコンがないからか、ならまだ納得がいく
最近はここに来てから驚きの連鎖が続いているが今度はもう驚かない、べ、別にフラグ回収とかじゃないんだから勘違いしないでよね!
豊村さんがパスワードを偶然?解いたので5人はエレベーターに乗り込み塔の最上階を目指す。
エレベーターが塔の最上階に着き、扉が開くと3人のエルフの女性が待っていた。
真ん中の女性は180cmほどの身長で右の女性が160cmくらい、左の女性はボクと同じぐらいの身長である。
ソフィア「賢者の塔へようこそ此度は我々の村を救って頂き感謝いたします。私はエルフの村の村長、ソフィアと申します。右に予言者のニーナ、左に大賢者のクォーツでございます。あなた達の事はニーナを通じて存じております、【異世界行き当たりばったりの旅行ツアー御一行様】」
緋月(あれ?予言者はともかくとして、ボク達そんなグループ名作った覚えがないのだが・・・多分この世界に来る前に3人が密談していたときのあれかな?)
ニーナ、クォーツ「よろしくお願いします。」
ニーナ「要件も存じ上げております。この世界の情報、それとシーナとアルマを旅行に連れて行ってもいいか?ですよね?」
百合音「話が早くて助かるわ」
なるほど、このニーナさんがシーナの言っていた予言者か、未来予知の類かな?
だとしたら今までの話の辻褄も合う、まあ、作者曰くのご都合主義か何かなのだろうけど。
ソフィア「こちらの返答ですがこの世界の情報は後程、皆さんも疲れているようですしここは意外と広い場所です今日はゆっくり寛いで下さい、シーナちゃんとアルマちゃんに関しましては私の出す条件をクリアすればYESとさせていただきます。」
緋月(まあエレベーターを設置できるほどなのだから広くて当然だよな、でも条件ってなんだろう?)
鈴子「それでその条件とは?」
ソフィア「はい、1か月前に突如この大陸に現れた魔王なる存在が大陸全土の魔力を完制してしまい、この大陸にすむ者はみな、魔法が使えなくなり先日人間の国は魔王軍の手に落ちてしまいました、旅行ツアー御一行様方、どうか魔王を倒してこの大陸の平和を取り戻してください、報酬は2人の出国の許可だけでなく、旅行に必要なものを沢山差し上げますので」
緋月「ま、魔王?そりゃまた唐突な単語・・・でもないか、魔物がいれば当然魔王も存在するわけか」
鈴子「魔王、ねぇ面白そうじゃない」
緋月(この人たちってホントもう遊び感覚だからなぁ・・・あれ?でも一つ引っかかるな?)
緋月「なあ二つほど質問いいか?」
ソフィア「はい、二つと言わずどんどん質問しちゃってください」
緋月「さっきあなたはこの大陸全土の魔力が魔王によって完制されたと言っていましたが何でボク達は魔法が使えたのですか?それと魔王軍の手に落ちた人間の国はどうされるおつもりで?」
ソフィア「はい、まずは一つ目の質問の答えなのですがその原因は緋月さんではないかと推測します魔王の魔力完制は一定以下の魔力を抑え込む物ですから、私も昨日からこの村に結界を張り巡らさていたのですが途中で魔力がその一定以下になってしまったため塔から一歩も動けないのです。あれ?シーナちゃんから聞いていませんだしたか?」
緋月「聞かされてすらいないのだが・・・」
鈴子「たぶん作者のうっかりでしょ」
緋月(相変わらずメタいなぁ、まあボクの尋常じゃない魔力が原因なら筋が通るよな)
ソフィア「そして二つ目の質問ですがあなた達が魔王を討伐した後の人間の国は我々エルフが統治しようかと考えております。」
緋月「何故?」
ソフィア「以前この村に来た人間が国のことを話していたのです。その話から察するに人間の国では政治家による汚職が目立ち民たちは権力者による圧政で苦しめられどうすることもできないと、だから魔王軍に落とされたのはそれも原因の一つではないかと考えられます」
緋月「ひどい話だな、というか原因の9割がそれに見えてきたのだが」
鈴子「右に同じく」
ここまでの話でボク達が騙されてると思わないのはお姉ちゃんには嘘を見破る能力があるからだ。
まあ、詳しくは後程
とそこに僕たちの話を聞いていたアルマが立ち上がりこう言い出した
アルマ「魔王ですか・・・いいですね!異世界ファンタジーっぽくなってきましたね!」
百合音「じゃあ今回はあのセリフで〆ますか!」
シーナ「いくぜ!未だ見ぬ熱き戦いの幕開けをよ!」
百合音、鈴子、シーナ、アルマ「せーの、オレより強いやつに会いに行くーーー!!!」
緋月(ホント自由だなぁこの人たち)
5話へ続く
次回はおねショタなエロ展開?!(ネタ切れ話)そしてついに始まります魔王VS異世界行き当たりばったりの旅行ツアー御一行(チャリで来た)