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禁断の魔導書と異世界旅行記  作者: 幼女大好き
第一章 始まりの支度
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第3話 作戦の種明かしと反省会

今回は第2話のときの種明かしと反省会とします

時はエルフの村が魔物の群れに襲われる10分前に遡る。

ボクたち3人はエルフの村から離れたところで魔導書に作戦に必要な魔法の考案と構築をしていた。


緋月「作戦に必要な火力はなんかもう必要ない気がするから、隠密類の魔法だよな?【光学迷彩カメレオンレイヤー】とかって構築可能か?」


百合音「私も同意見だね、シーナちゃんできる?」


シーナ「可能だぜ、科学的か論理的か、はたまた哲学的に辻褄さえ合っていれば魔力の消費を少なくして、構築が可能だ、というかオレには朝飯前だな!」


鈴子「あとは敵の位置を正確に把握するための魔法よね、【熱源精密探知】や【マルチスコープ】、【精霊の眼】なんてのはどう?」


シーナ「いや、そこは【魔力源精密探知】だな、魔物や人間、どの生物においても例外なく魔力とは生命力の源だからな、特に魔物なんかは動力源まで魔力だからそっちの方が都合がいいな」


緋月「なるほどな、で、魔法の構築に必要な魔力はボクが支払うとして、他には何をすればいいんだ?お前のとこの適当なページに魔法名とそのプログラムを書いていけばいいのか?」


シーナ「そういうと思ってな、こういうのが一番都合がいいんじゃないか?モードチェンジ!」


シーナはそう言うと光だし、光が収まると一台のノートパソコンが現れた。


緋月「そういうこともできたのか」


シーナ「お前さんたちの領分としてはこれだろうと思ってな、他にもスマホや携帯電話、タブレット端末やお前さんが使っている指輪型のデバイスなんかにもなれるぜ」


緋月「ホントもう何でもありだな」


百合音「こういう時こそ、お姉ちゃんに任せなさい!まずは魔力源精密探知」


懐かしいかな、そのお約束的なセリフは。


そう言ってお姉ちゃんはシーナ(ノーパソモード)の前に座り、目にもとまらぬ速さでタイピングをしだす。

そして最後は、すべて打ち終えたかのようにエンターキーを押す。(その間約1分30秒)


シーナ「プロセス1、クリア、プロセス2、クリア、プロセス3、クリア、全プロセスオールクリア、構築した魔法データーを保存するぜ」


このやり取りが2回繰り返された。


8分ほど経っただろうか、ボクはとあることに気づきシーナに問いかける。


緋月「なあシーナ、あの高い塔は何だ?」


シーナ「ああ、賢者の塔のことか、オレはあそこでエルフの賢者によって作られたんだ、あとで行ってみるといいぜ、オレもちょっとあそこに用事があるしな」


緋月「つまり作戦後はあそこに行けということだな」


シーナ「話が早くて助かるぜショタっ子」


緋月「ボクはショタじゃねえ!こう見えても16だ!」


シーナ「強がるとこもカワイイじゃねえか、オレはそういうの好きだぜ」


緋月「からかうなよ、というか、ここからエルフの村まであと何キロだよ」


シーナ「んん?ああ、歩いて10分ぐらいだ」


緋月「ゑ?・・・・・・い、急げぇぇぇぇ!」


シーナの発言に驚きを隠せずボクは【自己加速術式】で走り出す。お姉ちゃんと豊村さんは持ち前の身体能力で後に続く。


緋月(クソッ、こんな時でも2人共涼しい顔しやがって)


その後はエルフの村に着き、何とか村を救った。(2話参照)

今回の反省点としては魔法のクラフトに時間がかかったということと少々間に合わなかったということだ、まあ、村人は全員無事だったらしいが。


戦闘終了後、一人のエルフの少女がボク達に寄ってきて


アルマ「旅のお方、この村を救っていただきありがとうございます。」


百合音「いいのよ別に、だけど見返りとしては何だけどこの村特産の食べ物とかあったりしたら少し分けてもらえないかしら?」


アルマ「はい、素朴な村の素朴な食べ物しかありませんが是非、お召し上がりください。」


流石はお姉ちゃんである、こういう時、何かをしてあげて何の見返りも求めないのは逆に怪しまれるのである。

それにこういう時は、少々の金銭や食べ物を要求しても罰が当たらないのが相場だ。

安くても物を要求されるというだけで人は安心感を得るのだ。

(まあお姉ちゃんの目当ては珍しい食材なのだろうけど)


アルマ「それとよろしければぜひ、私の家に来てくださいませんか?少々お話ししたいことがございまして」


緋月「構いませんよ、そちらのご迷惑でなければ」


アルマ「はい、ありがとうございます」


話したいことって何だろう?


村人たちから見返りをもらい、アルマ宅にて自己紹介を済ませて本題に入る。


緋月「それでボク達に話したいこととは?」


アルマ「はい、単刀直入に質問いたします、あなた達はひょっとして地球人じゃないですか?」


鈴子「何故そう思ったの?」


アルマ「はい、恰好からすれば旅行や観光で来る他大陸の方はたくさんいます、あなた達のような格好もそれ程珍しくはありません、私があなた達を地球人だと確信したのはえっと・・・胸がぺったんこなえっと・・・」


鈴子「アルマさん、世の中にはいっていいことと悪いことがあるのよ、大体この事実はこれを書いている作者も触れないように配慮して執筆しているのよ?そこのところお分かりで?」


緋月 (メタいなぁおい!)


アルマ「も、申し訳ございません!えっと・・・あ、豊村さんの魔法です、あれって確か【爆裂】ですよね?あれ?でも確かあの魔法は一条家の秘術と聞いていたのですが・・・」


緋月(人の名前を覚えるのが苦手なタイプなのかな?)


百合音「なんで鈴子ちゃんの魔法にそんなに詳しいの?」


アルマ「はい、なぜなら私は・・・もとは地球人でこの世界で記憶を持ったままエルフに転生したからです」


余りにも非科学的かつ非現実的な話である。

でもまあ、豊村さんのような化け物じみた天才や何でもありな魔導書まで存在するのだから別に不思議でもないのだろう・・・正直慣れてしまっている自分が怖い。

とここで一つ考えがよぎる。


緋月「でも仮にそうだったとしても何で豊村さんの魔法を知っているの?」


アルマ「その件に関しましては地球での私は七草家と協力関係の家の子だったので、まあ入ってくる情報も少ない方ですけど」


なるほど、十師族の関係者なら豊村さんの魔法を知っていてもおかしくはない。


アルマ「あの、それで差し出がましいようでなんですが私もあなた達の仲間に入れてはいただけないでしょうか?憧れだったんです、異世界旅行が」


緋月(唐突な申し出だな)


百合音「構わないけど村から出てはならないとかいう掟とかはないの?」


緋月「あれ?なんでOKな流れなの?」


鈴子「間宮君、旅は道ずれ世は情けよ」


緋月「ですよね、薄々勘づいてた」


アルマ「その件に関しましても問題はありません。賢者の塔にいる賢者様と統領殿に申請を出せばすぐに許可がもらえます」


シーナ「よし、いよいよ賢者の塔を上るわけだな」


鈴子「でも作者のやる気とネタと気力がなくなってきたから今回はここで終わりね」


緋月(だからそういうメタ発言はやめろ!まあ今回はここで終わるけど、ていうか豊村さん、このマトラスに来てからキャラがブレブレじゃない?!はっちゃけるにもほどがあるだろ)


4話へ続く


次こそは賢者の塔に行きます、次こそは

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