プロローグ
とりまザックリとプロローグから
焼けるように暑い日差し、少年は季節に似合わぬ服装で歩いていた。
白いパーカに黒のズボン、手足には枷のようなベルトをし、帰り道を歩く。
少年「勘弁してくれ・・・」
少年は真夏の暑さに対し逃れたいと懇願するように呟く。
家に帰ると姉が冷房の効いた部屋でコー〇を片手にパソコンの画面と睨めっこをしている。
姉は少年が帰ってきたのに気づくと
姉「あ、少年、帰ってきたばかりで悪いけど手伝ってくれない?」
帰ってきた少年に自分の飲みかけのコー〇を差し出して少年に頼む。
少年「いいけど・・・またデバイスの調整?じゃあ後で勉強教えて」
姉「ムフフー♡素直に私の言うこと聞いてくれる弟クンは可愛いなー、勉強は保健体育の実技かな?」
少年「ち、違うって!前の課題のプログラム調整で引っかかってるとこがあるの!」
姉「ハイハイ、わかってるわよ、少年もお姉ちゃんみたいな天才になりたいんだよねー♡」
少年「うん・・・///」
少年は言われるがまま検査機の上に置かれているデバイスに魔力を流し込む
姉「はい、調整完了ー、ありがとね」
少年「お安い御用だよ、これぐらいじゃ僕の魔力は減ったことにもならないし」
そう、ボクは生まれつき膨大な魔力を持った体質がある。
それでも普通の一般人と変わらない生活を送れるのはお姉ちゃんのおかげだ、今の僕は魔法科大学付属の高校に通っているが大した問題が起こらないのはお姉ちゃんが裏でけんせ・・・もとい、守ってくれているからだ。
魔法に関しては姉と同じで劣等生だがそう思うたびに誰かが言ったであろうこの言葉を思い出す。
「たとえ魔法がなくても魔法にかかわることはできる」
今思えばお姉ちゃんも同じようなことを言っていた、だから今があるのかもしれない。
・・・だが僕たちはまだ知らなかった、これから起きることが想像を絶する非日常だということを・・・
1話にて続く
初めまして(後書きでごめんなさい)幼女大好きと申します。小説はこれが初投稿ですが今後ともよろしくお願いいたします。