清明様の憂鬱水辺の夢をこの頃見ない㉝
三十分後葛葉は金色に輝く穴と青龍の横に倒れて息を整えていた
青龍は金色にところどころ薙刀が刺さったあとから血を流しながらうつろな目をして浮かんでいる
キッシーの部屋は防音になっているし結界が張ってあるのでだだっ広い部屋は静かだった
「お前 なんでもとに戻らんいつもはこの位で戻るだろう」
「さあ 俺にもわからん」金色の液体の上にぷくぷく赤い泡を吹きながら言った
あれからあらゆる歌を試して葛の葉は力の限り踊ったのに何の変化もない
力を使い果たして咳をしながら起き上がり「しょうがない援軍をよぼう」と屑の葉がいってスマホを出
した.
「援軍てだれだ?」青龍が聞いた
「玄武様」
「ちょっと待って頼むそれはやめてくれ」青龍が慌てふためいて言った
「しょうがないだろうこんなペースじゃ朝になってしまう お前に一番情け容赦ないのはあの人だ」
「こないだ御払いしたんじゃないのか?」青龍が泣きそうになって言った
「大丈夫 ものすごい色情霊とか降臨させるから・・・」
「だったら俺キッシーにもてあそばれたほうが100倍いい あの人だけはやめてくれ」
「お前 マグロ好きだろうマグロの気持ちになってればいいんじゃ」
「違う 違う意味が変わってる キッシー助けてー」青龍が暴れだした
「何を言ってんのじゃ お前わしがわざわざ助けに来て踊りまくったのにこうなったら歴史にのこる
慰み者にしてやる、 ええと拷問のプロは、あとうひゃひゃひゃものすごいの発見ひゃあは♡」
葛の葉がスマホをいじりだした
「お前 目的が変わってるぞ」青龍が青銅色になって言った
その時 結界がすっと消えて 「何をやっているんだね」
キッシーママが立っていた
屑の葉も真っ青になってスマホを取り落とした




