闘技会 後日
「終わらない……」
「終わりませんねぇ」
闘技会は特に何事もなく終わった。まあ誘拐っぽい何かをされたけど、あれは別。
私は今、昨日の闘技会の書類の処理に終われています。
人事異動の要望だのそれに伴う予算だの、とにかく多い。それに春の入団試験の準備も重なるからより忙しい。
「それにしても、ヘク君、残念でしたね」
「仕方ありませんよ。デルグと戦ってすぐ複試合の決勝と普通試合の決勝だったんですから」
結局、デルグ対ヘクの試合は接戦でヘクが勝って、複試合ではデルグとヘクの組が優勝。その後すぐ普通試合で疲れが出て負けてしまったっぽい。
やっぱり普通試合と複試合の両方の出場はつらいよね。しかも両方決勝まで行ったら相当大変だろうな。
話題作りで全部参加する人がいるらしいけど、疲れてたいしたところまで行けないとか。二つでもそれは同じだ。
「そういえばカーレル様と幼馴染みの……」
「イグルドのことですか?」
「はい。幼馴染みということはお屋敷が近いとかそういう関係なんですか?」
幼馴染みの定義とかそんなものがあるのかとかは置いといて、とりあえず私の想像では家が近い友達のような関係だと思っています。
「家は近くありません。イグの母親が私の乳母だったので、その頃から一緒でした」
「へっ?」
幼馴染みどころか乳兄弟ってやつですか!?
「あまり知っている人はいませんがね」
その爆弾発言後、カーレル様はまたいつも通り仕事に戻ってしまいました。
短いので、次の章?も同時投稿。
出したいのに出してあげられなかったレルチェのターンです(*´ω`*)




