救いの手はどこから…
はい!こんばんわ!
もっくんです!!
いやーW
おひさしぶりですね~?
これからもちょくちょくやるんでよろしくお願いしますm(__)m
「しーいーなーちゃーん!!」
突然の声に俺は思わず声を上げた。
ゆっくり振り向くと見知った顔が満面の笑みを浮かべている。
「な、何?隆平君。」
「ふふ~ん…会いに来ちゃった♥」
うざい。
…っと、思わず声に出るところだった。
「そ、そう。わざわざご苦労様。」
笑顔で返す俺。
よくやった。微塵も顔に出さなかったぞ。
っつーかなんなんだコイツ。
わざわざA組からE組まで来るか?5分休みに。
ありえん。ストーカーの域だよな?
昨日だって帰り道尾行してたし…(まぁ、家を知られるわけにはいかないから死ぬ気で撒いたけど)
「えっへへ~…椎奈ちゃんに会いたかったからさ。」
相変わらずの笑顔であっさりと言う隆平。
こういうこと言って恥ずかしくないのか?
…
そういえば、コイツと初めて会ったときもこんなだったっけ…
…………
「し~いな!」
振り向くと麗奈が悪戯っぽい笑顔で手招きをしていた。
「何?」
読んでいた本を机の中にしまい、麗奈のほうに向かう。
「いーからいーから。」
そう言うや否や手首を掴まれ教室から連れ出される。
「れ、麗奈ちゃん!何?」
「まぁまぁ。ちょっと来てよ。」
訳がわからずされるがままになった俺を麗奈はぐいぐい連れて行く。
やがて屋上につくと勢いよくドアを開けた。
「みんなー!連れてきたよー!」
「「おおー!」」
そこには数人の男子たちがいた。
「は…?」
混乱する俺に麗奈は言う。
「実はさ、椎奈に紹介したい人がいるんだ。」
「紹介したい…?」
「うん。…ほら!」
麗奈が男子たちに合図すると男子たちが脇にどき、一人の男子が残った。
それは、爽やかな笑顔の青年。
濃い茶髪が風になびいてキラキラと光り、優しそうなその笑顔は見惚れてしまうほど。
「え、えーと…?」
俺はこの人誰?という目で麗奈を見る。
あからさまにVIPな雰囲気醸し出してんですけど…!
「ああ。椎奈は知らないんだっけ?」
麗奈は青年の隣に並ぶとその肩に手を置いた。
「こちら、学年一モテ男な東雲 隆平。で、こっちが学年一美少女の六条 椎奈。仲良くしてね。」
「よろしく。」
差し出された手を見つめ青年の顔を見上げる。
「ん?」
にっこりとほほ笑んだそいつに俺は乗せられてしまった。
「よ、よろしくお願いします。」
ぎこちなく手を握る俺にそいつは
「あはは!そんなに緊張しなくていいよ?」
と優しく笑いかけてきた。
何に惑わされたか俺も作り笑いではなく素で微笑んだ。
直後、そいつは驚いたような顔をした後に言ったんだ。
「やっぱり、予想通り可愛いね。」
…………
今思えば俺は何を血迷ったことをしたんだろう。
こんな奴に素で笑うとか…
っつーかこいつも最初と今じゃぜんっぜん印象違うし!!
それでも、最初に会った時の隆平は…
少しだけ、カッコよかったんだ。
あ!!
少しだけだからな?!
別に深い意味はない!
第一、俺男だし?!
って何言ってんだ俺ー?!
「何悶えてんの?椎奈ちゃん。」
「え?!何でもないよ!」
「そお?」
え…ええ?!
ちょお…W
思ってたのと違う方向に…
うええ?!
…ゴホン
まぁ、そんなことでWW
次回をお楽しみにお待ちくださいm(__)m