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女装男子の恋模様  作者: もっくん
13/15

!ストーカー注意報!

お久しぶりです、もっくんですw

更新できてなくてすみませんでした…

いやー、すっごい不定期ww

マジすんません<(_ _)>

では、どうぞ


俺ってつくづく運、ってゆーかタイミング悪いと思うんだよね。


「椎名ちゃんいますか?」


そう思うだろ?


「…え、えーと…どちら様?」












目が覚めた。


世間ではテスト休みと呼ばれる期間、俺は基本的に家から出ることなくダラダラ過ごしていた。


時刻は八時。


今日は大和と遊ぶ日だ。

大和が家に来るまで後2時間。


今のうちに洗濯やらを済ませておこう、と俺は一階と二階を行ったり来たりしていた。


「よっし、洗濯おーわり。」


掃除も終わらせた。今の時刻は九時半。

なかなかの出来。


さすが俺。笑


大和がこっち来るまでゆっくりしてよ。


俺がソファに座り雑誌を開いたとき、それは鳴った。


ピンポーン…


ん?


大和か?


珍しいな、いつも窓から入ってくるのに。

それにまだ二十分も前だ。


まぁ、早いにこしたことはないけど。


俺は立ち上がり、玄関へ向かった。


「はいはーい。なんだよ随分早かっ…た…な…?」


ドアを開けた先に立っていたのは、大和ではなく…


隆平だった。


フリーズ。


そして冒頭へ戻る。












「椎名ちゃんいますか?」


え?


いやいや…




え?!なんでお前がここに居んの??!!


尾行されないようにしてたよね?!!


「なっん…!」


…っは!


待て待て、俺。


今の俺は六条忍。


つまり、こいつにとっては初対面のはず…。


ならそれ相応の対応をしないと。


「え、えーと…どちら様?」


「…俺は椎名ちゃんと同じ学年の東雲隆平です。あの、椎名ちゃんいます?」


「今出かけてるけど…。」


「朝からいますけど椎名ちゃん家出てないですよね。」


なんなのこいつ?!


ストーカーか?ストーカーなのか?ストーカーだよな?


朝から家の前にいたのかよ!


っつーか、なんかこいつ機嫌悪くねぇ?


なんでかなぁ…


…………


…あ!


ハハーン、なるほどぉ…


じゃあちょいとからかってやるか。


「アイツは裏口から出かけたの。で?お前は『俺の』椎名になんの用?」


こいつ、俺が椎名の彼氏かなんかだと思ってんだな?


案の定隆平の眉間に皺が寄り、目つきが鋭くなる。


そのまま俺たちは数十秒間睨み合っていた。


だがやがてその沈黙に終止符が打たれる。


だっ…だめだ…もう我慢できない…


「ブハッ…アハハハッ!もうダメ!やばいっ…腹痛い!」


「…え?」


戸惑った様子でこちらを見る隆平。


や、やばい…マジで…腹痛すぎる…


「…はー…笑った笑った。」


「あ、あの?」


「あ、わりー。俺、あいつの兄貴。お前が考えてるようなもんじゃないから。」


「え?…え?!」


目を白黒させる隆平。


俺は笑いながら手を差し出した。


「俺、六条忍ってんだ。よろしくな。」


「あ、はい。」


同い年なのに敬語…


まぁ、兄貴設定だから仕方ないか。


とりあえずこの場は乗り切ったか?


ったく、なんでこの場所がばれたんだろ。


めんどくせぇな。


とにかく今はこいつを追い返すか。


「っつーわけだから、帰ってくれるか?」



「いえ、中で待たせてもらってもいいですか。」



はい?


いや待て、そんなん無理だぞ。


「わりーけど俺これから用事が…」


「出かけるんですか?なら途中まで送りますよ。」


「いや、そうじゃなくてな…。」


おいおいおいおい。


なんなんだよめんどくせー。


俺が言い訳を考えてると、真後ろから足音がした。


まさか、と思い振り返ると。


「誰かいんのか?忍。」





「大和…。」


「不知火?」


「…東雲?」




さ、最悪だ…

さ、最悪だ…


台風だ。最悪だ。

ではまた。

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