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第23話。とあるメイドの焦燥。






私の名前はアンナと言いますの。

23歳で身長は185cm、

まぁこの世界では小さい方ですわね。






そんな小柄な私ですけれど、つい先程。

四季の姫様であるまぁか様付きの

メイドを国王様直々に一任されました。






迎えに向かわれた騎士の1人であるカイル様が

15前後のお嬢様だと言っておられたので

ツンケンしていない穏やかな方が来て下さればと

思っていましたのよ。






それがどうでしょうっ!!






ティーセットをワゴンで運びいれた四季の姫様の

お部屋には、とても可愛らしい女の子がいたのですわっ。

もうあの時の感動と言ったらありませんでしたっ。






そして、婿候補のジェイド様もカイル様も、

本当にまぁか様を大切に想われているようで

このお2人のどちらかと将来結ばれるのではと

胸を躍らせてしまいましたわ・・・。






夕方頃、乱入・・・ではなくて。

訪問されたアクス様とシド様も、

もうまぁか様にメロメロでしたわね。うふふ。






ただ・・・あの幼女趣味のサーディ様だけは

まぁか様に近づけてはいけないけだものでした。






どなたがまぁか様のお相手になろうとアンナは応援しますっ。

ですがサーディ様だけはいただけませんわね。

まぁか様の好みの殿方がサーディ様でないことを

心の底から祈るばかりでございます。






「・・・あん?」






ハッ!!






いけませんっ。

今はまぁか様におやすみ前の絵本を

読んで差し上げていたところでしたわ。






「まぁか様。眠れませんか?

 身体が温まる飲み物をご用意しましょうか?」






「んーん・・・。へいき。あん、ちゅかれたでしょう?

 へいき、だから、あん、やしゅんで?」






まぁか様は、可愛らしいお顔で上目遣いされて

ああ・・・っ。なんて可愛らしいのっ!!

メイド如きにこんなにもお優しいなんて・・・。






真っ黒な黒曜石のような瞳に見つめられると

なんだか気持ちが安らぐようです。






「お1人で大丈夫ですか?

 アンナは大丈夫でございますよ?」






そう言った私に、まぁか様はふわりと笑って

平気だと頷かれました。






こんなにも心のお優しい女の子ですから

神様の愛し子になられるのも頷けます。






ですが、こんなにも幼い女の子なのに

親元から離されて・・・。






私がお守りしなくては・・・






まぁか様が、健やかに育てるように。

まぁか様に、悲しいことが起きないように。






神様の愛し子でも、1人の幼い女の子。






知らない世界に落されて、

不安にならないはずがないのです。






・・・・カシャン。






・・・・まずは窓の外に張り付いている

オレンジの害虫退治でもしましょうか。







まぁか様の大切な眠りを護るために・・・。

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