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第18話。茶髪の男現る。

いつも読んでくださっている皆様。

ありがとうございます^^






アンナさんが鈴を鳴らして数十秒もしないうちに、

扉が勢いよく開きました。






入ってきたのは、黒い執事服を着た、

とても綺麗な男の人でした。






薄い水色の肩下までの長髪に薄い水色の瞳。






ほわぁ・・・この世界に来てからというもの、

美形さんしか見ていません。






美的感覚が変わりそうで怖いです・・・。






「大変なの。見てくださいましっ。

 このカップとまぁか様をっ。」






男の人は、アンナさんに促されて私を見ました。

正しくは、私の手元のカップと私を見ました。






そして驚いた顔に変わったかと思ったら、

そのまま早口で大きな声を出します。






「アンナっ。これはいけませんっ!

 私はすぐに注文をしてきますので、

 アンナは四季の姫が火傷しないよう

 気をつけてくださいねっ。それでは失礼っ!」






バタバタバタ・・・・。






えっと・・・デジャヴ・・・?






先ほどのカイルさんとジェイドさんも

似たような会話していたような気がしますが・・・。






うん。キノセイ。






結局その後は、大丈夫って伝えても

聞き入れていただけず、アンナさんの

補助付きでお茶をおいしくいただきました。






レーズンのようなものが入ったスコーンらしきものを

食べていると、またもやノックが聞こえてきました。






私がアンナさんを見ると、

アンナさんも首を傾げて扉に向かいました。






「どなたです・・・きゃっ。」






カチャリと扉を開けたアンナさんを押しのけて

入ってきたのは、ジェイドさんくらい身長がある

濃い茶色をした髪に、グレイがかった瞳の男の人でした。






誰・・・?と考える前に、

つかつかと私の目の前まで歩いてきます。






私はスコーンを両手で持って

口に入れたままの体勢で固まりました。






男の人は私を上から見下ろしたまま

無言で立っておられます・・・。






・・・はっきり言って怖いです。






「あ、あのっ。アクス様?

 姫様は人見知りが激しいそうですから・・・。」






アンナさんが後ろから必死に声をかけておられますが、

アクスという男の人は、私から目線を逸らしません。






そして・・・。






ガシ・・・っ!






「ふぇっ!?」






「アクス様っ!?たたたた大変っ。だ、誰かっ!」






突然抱き上げられたというか

抱き締められた私は、変な悲鳴をあげます。






アンナさんは、慌てたように

扉から飛び出して行ってしまわれました。






あああああ・・・

置いていかないでくださあぁぁぁいっ!!






私・・・どうなってしまうのでしょうか・・・?









***







その頃、ジェイドはカイルから、姫専用台の

完成品を見せられ、その出来具合に頷いていました。






「これで姫様ひとりでもベッドにあがれますね。」






カイルは満足そうに笑います。






ジェイドもそうだなと頷きました。






「たたたたたた大変ですっ。

 誰か!誰が来てくださいましーっ!」






突然のメイドの叫び声に、ジェイドとカイルは

弾かれたように顔を上げました。






「どうした?何かあったのか?」






ジェイドは冷静に、慌てふためいていた

メイドを呼び止めて聞きます。






カイルは、そのメイドの顔を見て、気づきました。






「貴女は・・・確か姫様付きの・・・?」






カイルの言葉にジェイドは、

眉をぴくりと動かしメイドに問いかけました。






「姫付きのメイドか。姫に何かあったのか・・・?」






「は、はいっ。アンナでございます。

 大変でございますっ。

 ア・・・アクス様が・・・姫様を・・・・。」






「「!?」」






ジェイドとカイルは、アンナの話をすべて

聞き終わらない間に駆け出したのでした。







人のお話は最後まで聞きましょう(苦笑

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