第1話。プロローグ
とうとうオリジナルストーリー始めてしまいました(汗
初めましての方もそうでない方もよろしくお願いします^^
時々更新でこちらは頑張ります^^
まだまだ慣れないので暖かい目で見守っていただけると嬉しいです><
『ねぇ、はやく・・・いて。』
・・・私を呼ぶのはだぁれ?
優しい声が途切れ途切れに聞こえてきます・・・。
いつもの夢。
また誰かが私を呼んでいるのですか?
とてもとても優しくて。
とてもとても悲しい声。
いつも聞こえてくる声に、
胸が締め付けられたように苦しくなって目が覚めます。
それなのに今日は、目が覚める様子はなくて、
聞こえる声はとても大きく心に響いてくるのです・・・。
「誰ですか・・・?あなたは誰・・・?」
『やっと答えてくれたのですね。
私の可愛い愛し子・・・。さぁ。参りましょう。
貴女のことを必要としている世界へ・・・。』
「っ!?」
男の人のようで、女の人のような、
中性的な声がまぁかの声に気づいた瞬間、
暗闇から眩しいくらいの白い光が溢れ出して
まぁかを包み込んだと思ったら、
何かが弾けたような衝撃がまぁかに襲い掛かりました。
「きゃ・・・っっ!?」
何かに弾かれたように身体が傾いたかと思ったら
突然の浮遊感に身体が強張ったのがわかりました。
「き、きゃ・・きゃああああっ!?」
がばっっ!!!
・・・・?
ふぇ・・・?夢落ちでしょうか・・・?
とても怖い夢を見た気がするのですが・・・。
「そうですよね・・・。そんなことあるはずありません。
あ、学校へ行かないと・・・っ。」
私は不思議な夢の余韻を消そうと
起き上がりました。
そして私が見たものは・・・。
そう・・・。大自然の中でした。
「・・・?」
どんどん自分の顔が引き攣っていくのが分かりました。
人間、驚いた時には声は出ないものなのですね・・・。
はい・・・。知りたくなかったです。
元々日本人は大きなジェスチャーなんて
恥ずかしくてできるはずはないのでした。
わぁ・・・スローライフですねぇ。
大自然とお友達になれるでしょうか?
・・・なんて言えるはずがないんですよ。
どうしてこんなことになったのでしょう・・・。
あの声の人が何かしたのでしょうか?
キョロキョロと周りの様子を観察していて、
気づきたくないことに気づいてしまった気がします。
なんですか・・・あの空に浮かぶ三日月と満月は・・・。
2つあるのは何かの見間違いでしょうか。
とりあえず今の状況を整理します。
私は地球の日本という国の結構な田舎に住んでいて、
14歳で、起きたら15歳になっていたはずで
もうすぐ中学の卒業式で、両親は物心つく前にいなくて、
施設で育って、卒業した日に施設を出る予定で
その日から1人で暮らすはずで・・・。
はい。私はまともです・・・。
混乱する私の耳に、遠くからたくさんの
足音が聞こえてきました。
この状況で、誰かと出会ってしまったら、
相手は敵か味方かも分からない状況です。
私は慌てて樹の根元に身を寄せたのでした。
最初ってなぜか盛り上がりません・・・。
今後盛り上げられるといいですねorz