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「婚約者が私と元婚約者を比べてくるので逃げたい」のページ

※もし、追加される場合は一番下が最新となります。

 


★ラッドール

 ラッドールの態度について、人は突然、頭の中にお花畑が生まれます。

 もちろん枯れます。

 ラッドールはフェルミナと結婚して平民になった後、フェルミナの兄の仕事の補助をフェルミナと一緒に手伝って生きていくはずでした。

 けれど、フェルミナの家とのトラブルで婚約破棄となり、三男の自分の未来が突然わからなくなってしまいます。

 そんな中、突然、子爵の一人娘の婿として婚約の話が来て、家を継ぐ兄より自分は上の子爵家の婿になる。

 婚約者になったソルフィーナは大人しく自分を立ててくれる。

 頭の中に咲いたお花畑のラッドールはソルフィーナが自分を愛してくれていると思います。

 フェルミナと比べるのは、もっと自分に興味をもって理解できるようにしてあげているだけで何も悪い事をしてるとも思っていません。(上から目線と気づいていません)

 お花畑は自分のいいように事実を考えるからです。

 フェルミナと仲良く話しているとソルフィーナが焼きもちを焼いてくれるので、無視してフェルミナとだけ仲良くします。

 でもソルフィーナがかわいそうなのでフェルミナとは話すだけです。

 婚約者としての義務もちゃんとします。

 けれど婚約白紙にされ、自分が愛されていないどころか傷付けていたことを知り、フェルミナにも無視されるようになって、親しかった友人も自分から離れて行きやっとお花畑が枯れます。

 彼は伝手を頼って国を出て、ある領地の農場の管理人の仕事につき反省と後悔をしながら暮らし、30歳で出会った娘と結婚し、息子と三人で静かに暮らします。


★フェルミナ

 彼女はラッドールとの婚約破棄がきっかけで心を壊します。

 政略結婚でもラッドールを愛そうと努力していた所に自分の親のやらかしでラッドールの家とトラブルになり婚約が破棄されたのまでは仕方がないと思えました。

 けれど、親も兄も何もしていないフェルミナを罵倒し、八つ当たりをしたせいでフェルミナの心は壊れました。

 もう貴族でいるのも嫌なのに学園に通わなければならない所に、新しく婚約を結んだラッドールが親しげに話しかけ、新しい婚約者を無視していました。

 新しい婚約者のソルフィーナは何もしていないけれど、自分は婚約解消で不幸になったのに、ラッドールにも利用され、その恨みがソルフィーナに向かってしまいました。

 ソルフィーナが悲しい顔をすると、ほんの少し心が楽になったのです。

 ですが婚約を白紙にし留学して国を出ていくと、もう心がもたず、ラッドールとの関わりも切って、学園を卒業後、平民となってある商会の会長の後妻となり自分の子も持たず、ひっそりと暮らして人生を過ごします。

 ちょっとかわいそうな女の子の設定でした。


★その他の指摘

・白紙なのに慰謝料

 →ラッドールが娘と結婚出来なければどうなるのかわかっていたアルテッド子爵は、白紙にしたのは自分の娘で、それを応援したのは自分達だったのでラッドールに対して支援金のようなものとしてお金を渡しました。

 もちろんグリバン男爵も断りましたが、色々と話し合って受け取ることになりました。

・婚約破棄が出来ないシステム。

 →たった一人の男爵令嬢のせいで国が亡ぶ寸前までになったことで、色々な法律が出来ました。

 その中で少しおかしな法律があってもおかしくないと思い、この国の設定にきめました。

 よく学校の校則に時々変なのとかあるじゃないですか、慌ててたくさんの法律を作れば後々おかしな法律に思うようなこともあるんじゃないかと思いました。

 結婚してからラッドールを病死すればいいのでは?っておっしゃった方がいましたが、それは思いつきもしなかったのでこうしました。

・離婚できない法律

 契約に対し厳しい国の設定だったので、当然婚約や結婚にも適用されます。

 なので、離婚はないってことはありませんが、貴族は仮面夫婦として結婚生活を送る人もいます。

 平民は自由なので解消も離婚も自由でした。

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