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エリは言った。
「ねえ、メモ見せてもらってもいい?」
ユウタは言った。
「うん、いいよ」
エリは言った。
「一緒に見てもらってもいい?」
「うん」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
もっとやり手
牛肉の門
考えてる内に
生地を
そんなに早く終わらせると
どうしても○○××してしまう
無理やりする
セミとブロック
後でちゃんと
どういう加減で
直すと
魔法使い○○する前
エリは言った。
「魔法使い○○する前。魔法使いなにする前?」
ユウタは言った。
「魔法使いなにする前だろう。魔法使い○○する前。なんだろう」
エリは言った。
「魔法使いなにする前?」
「魔法使い部屋を模様替えする前かな」
「模様替えする前か。魔法使い模様替えする前なに?」
「なんだろうな、魔法使い模様替えする前。なんだろう」
「魔法使い模様替えする前なに?」
「魔法じゃない気がする」
「魔法じゃなくてなにする?」
「魔法使い模様替えする前に原付で少しドライブする」
「どこをドライブするの?」
「店が多い狭くない道を原付でドライブする」
「なんでそこをドライブするの?」
「看板の色とかかな」
「好きな看板があるの?」
「一つの看板が好きなわけじゃなくて、色んな店の看板があって、チェーン店の看板が結構あるのがいいのかな」
「魔法使いチェーン店の看板が好きなの?」
「そうなのかなー、そこを原付で走ってるのがいい」
「その後模様替えするんだ?」
「うん、店が多い狭くない道を原付で走ってから模様替えする」
「模様替えの時はどうなの?」
「模様替えが終わった後も気持ちいいけど、模様替えをする前に店が多い狭くない道を原付で走ってる方が気持ちよかった」
「いっつもそんなに店が多くない狭くない道を原付で走るのが気持ちいいの?」
「模様替えの前だったからよけい気持ちよかったんじゃないの」
「そうなんだ?ところで狭くない道ってなに?広い道じゃ駄目なの?」
「多分広すぎたら駄目かな」
「駄目か」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
流れていくもの
割と多い
いつもそこから家に入る
ずっとそうやって○○の待つ
それを長い時間するの
欲張って
白い鳥が帰るとこ
お父さん
似たような威力
一日それで待ってる
許される範囲でつくりたいものつくる
それ許可してない
正面では話を続けてる
今日やっときたい
カエルのキャラの会食
落ちて来る○○
なんでそんなのばっかり
仰向けで顔面
○○にくっ付ける
豚しゃぶ食べてる
ドラゴン グミ
最初は早いのよかったけど
下っ端
○○するのが大事
結構それを保つ
見てるのが大変
意味が無くて腹立つ
木造の校舎の入口
水草
掴んで○○してる
梯子下りてる醤油差しのキャラ
開拓の男
早速取り掛かる
三連発当たる
確かに○○大事にしてる
計画の紙破って
鬼移り
シンボル ○○数
さっき間違えた
○○に近い
管理者
なんか捨ててる
私のチームは
○○れるかもしれない
編み出した
80の○○を試す
考える果物
決議 カエル
プラスチックあわせ
作ってるの見てる
どう組み合わせればいいか
Y 寿司
雨が降ってるから仕方なく
ほうれん草で作る
ビルの色
エリは言った。
「ほうれん草で作るビルの色。気になっただけ、考えなくていいよ」
二人は一緒にユウタのメモを見る。
どこから見るか
送った
石造の近く
○○も見て欲しい
なんだかんだコオロギ
異色の判断
誰が受けたか
早く結果が出る
それで待ち続け
ロボットが動くのに合わせて
その17本
その17個
大昔
さらっと○○るのが
太い骨
見たら
○○まで来て
○○に似せた
そっちが○○多いなら
知らなくても
カプセルトイのカプセルの中で○○てる
一回見てみて
○○すっと
恐怖サイコロ
水が集まる
入れ替わって
本当に近い
飛ばす小説
またオーディション
○○の方は全然
変なのが○○して
先に着いた方が
三秒やって
エリは言った。
「三秒やって。なにを三秒やったの?」
ユウタは言った。
「なにを三秒やったんだろう。三秒やって」
エリは言った。
「なにを三秒やったの?」
「握り寿司を三秒やって諦める。自分には出来ないって言う」
「まだ完成してないでしょ?諦めるの早いよ。最後までまずやりなよ」
「寿司の先生にも、一回最後までやってみましょうって言われる」
「そうだよ最後までやりなよ」
「三秒持って手を離したシャリをもう一回もって、寿司を握ろうとする。でもすぐ自分には出来ないって言う」
「面倒くさいな、下手でもいいから取り合えず一貫最後までやりなよ」
「寿司の先生も一回最後まで握りましょうってもう一回言う。それで寿司を握るの挑戦する。ネタを持ってわさびをネタにぬって、やっぱり駄目だ自分には出来ないって言う」
「早く寿司握れよ」
「寿司の先生にもう少しだから頑張りましょうって言われて。寿司を握るの再開する。先生に教えてもらって、あーって言いながら一貫完成させる」
「あーって言いながら寿司を握るなよ」
「寿司の先生は一貫完成させられたじゃないですかって言って。次のネタ握りましょうって言う。そしたらもう無理ですー自分には出来ません。一貫握って分かりましたって言う」
「一貫握ったんだからまた出来るだろ、寿司を握りなよ」
「先生本当に出来ませんって言って、本当に寿司をもう握らない」
「なんだ教えてもらってる奴」
「それで用意してもらってた後のネタは寿司の先生に握ってもらう。寿司が出来上がったら、まず自分で握った一貫を食べる。自分で握ったの食べたら次は寿司の先生が握ったの食べる、先生の握った寿司の方がおいしくて、やっぱり先生に握ってもらって良かったって言う」
「それで満足な人なのか。寿司を握るの教えてもらわないで、最初から普通に店で食べればいいのに」
「先生の握った寿司全部おいしかった」
「うるせえよ」