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夫婦一緒にメモを見る  作者: 今泉龍二
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 エリは言った。

「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」

ユウタは言った。

「うん、いいよ」

エリは言った。

「一緒に見てもらってもいい?」

「うん」

二人は一緒にユウタのメモを見る。


事務所が同じ 

ゴミ捨て場のゴミ全て

○○を(すく)った 

見飽きた

世間知らず

○○し終わるの早かったね

よく続けられる

午前11時から昼ごはんの準備

潮干狩りしてる中に入っていって

根っこにある

妖精が追いかける

ホッキョクグマ棒

改築費

中心に考える

○○では一気に

ここ○○したところだから

それが伸びない

やり通す

高校生がやった

繋げるの

30分ずつ

クッキーが近いクッキーに

メールが来てた

ヨガインストラクター

片一方()めて 

三分の二の時間で

ちょっとだけやるなら

少し前まで泣いてた

○○の方がいってた

割と前から時間

○○店の横

やりこむと

○○にかわってきた

頻繁に店

見落としがないか

引き出せる

見事に変わった

また眠ってしまう

また○○を変えてやってみる

半紙に

痛いから

大きく○○することになる

その雑誌に戻って来る

いろんな色に変えて

○○苦手だな

すごく話しかけてくる

キッチンで使う

流す

○○すぐ進む

それを気長に待ってる

野球やっといた(ほう)がいい

よそのスイミングスクール

汚したけど

代表よく

ガーンと

嫌な日もある

○○残し

○○の(ほう)が行きやすいかな 

○○とセットで○○が来る

ごちゃごちゃになる

弟子を連れて

静寂

やり方を知ってる

人ん()のアルミの大きい鍋  

一撃で仕留める

口を開くと

休めばよかった

煮まくって

次々来る

首根っこ屋

敵にはならない

回るとしたら

○○で過ごしてたら


 エリは言った。

「○○で過ごしてたら。どこで過ごしてたらなに?」

ユウタは言った。

「どこで過ごしてたらだろう。なんだろう」

エリは言った。

「どこで過ごしてたらなに?」

「プールサイドなのかな~」

「プールサイドで過ごしてたらなの?」

「そうなのかな~。プールサイドでのんびり過ごしてたらかな~」

「プールサイドでのんびり過ごしてたらなに?」

「プールサイドで寝て目を閉じてたら、なんの野菜だってまぶたになにかを当てられる。両方のまぶた」

「それしてきたの友達?」

「友達だと思う」

「面倒くさい友達だな。それでなんの野菜をまぶたに当てられてるの?」

「まぶたに当てられるの水で戻した乾燥キクラゲ」

「キクラゲってきのこでしょ?」

「きのこだと思う」

「野菜じゃないじゃん。そこできのこを使うのも面倒くさい友達だな」

「キクラゲをまぶたに当てられた人はキクラゲって当てられない」

「でもキクラゲは野菜じゃないからね」

「じゃあ友達がキクラゲは野菜じゃないって怒る」

「友達は怒っていいと思う」

「プールサイドで変な空気になる」

「変な空気になっていいと思う。次いこう」

 二人は一緒にユウタのメモを見る。


なにがなんだか分からなくなってきちゃった

くっ付けたままでいく

○○にはほぼ

色は変わっていくけど

また被る

極楽にでもいるような

僕等そういうのは

古都を飛ぶ

藤棚の下

大切にされてる石

同じような体調

200

そのサービスやめる

一人はもうやった

全然落ち着いてる

火急の用事

ぎりぎりでプライドを持ってる

そのレーンにしか

柳ビール

乗りに乗ってきて

監督と食事

一度挑んだ事がある

本当に伝わってくる

朝小鳥が

驚きの氷

かき氷の暖簾

スタートから○○まで時間がかかった

減らしていこう

くわえて○○してる

違う(ほう)にする 

貿易

輸入する人

こんな所で○○が行われてる

それを一所懸命して

はためく○○を

トントントン

細かくして

押さえるポイント

違和感がある木

畳の部屋の赤ちゃん

○○が近すぎる

それは放っとく

どのタイミングで

そこに置いてある

ラジカセは知っていた

駐車場が無い○○

(おご)るペン

考える場所

すり合わせて

みんな出来る

強敵

形を変えて

またぞろ

差し替えて

恥ずかしいと

先に用意しとく

圧倒的に○○な存在

全員が

そこにいる(みな)が 

ここまで持って来てくれた

○○にはないものがある

(こぶし) 勝負 

白と○○の感じと

浸けた時は

それは自分で見た方が

そのままで

一つ届けて

集めるほど

○○に向かうにしても

ぱたん

車のタイヤ

皮脂

長時間やるの

抑えられて

手を離れて

手放して

僕を通して

キムチ動き出す

破る事になる

そこに多くの

最後決めた

放っといたら完成させた

期待は出来ない

自分のボール

ディスクを縦にして

今日楽しみにしてるから

不満がある人

大阪

不真面目な社員

喜んで歌う

毎日一人で

今決めるから

頭がいい敵

○○出した人

そっちはよくないぞ

独占

頭がショーロンポーのキャラ

火が付くまでの時間

サンショウウオ

ずっと背中


 エリは言った。

「ずっと背中。ずっと背中でなにか考えて」

ユウタは言った。

「これ?なんだろうずっと背中。ずっと背中」

エリは言った。

「ずっと背中でなにか考えて」

「ずっと」

「ずっとだよ」

「ずっと背中にシャボン玉吹きかけられてる。Tシャツけっこう濡れてる。けっこう濡れてる背中に更にシャボン玉吹きかけられる」

「誰がシャボン玉吹きかけてるの?ずっとやってたら吹きかける(ほう)も大変でしょ」

「何人かで一人の人の背中にずっとシャボン玉吹きかけてる」

「誰が楽しいの?」

「みんなもう飽きてる」

()めなよ」

「止め時見失ってる」

「遊び方下手だな」


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