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夫婦一緒にメモを見る  作者: 今泉龍二
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 エリは言った。

「ねえ、メモ見せてもらってもいい?」

ユウタは言った。

「うん、いいよ」

エリは言った。

「一緒に見てもらってもいい?」

「うん」

エリは25歳の女性。ユウタは29歳の男性。二人は結婚している。二人は一緒にユウタのメモを見る。


すげーものが

○○ってのは聞いてた

足にぱらっと

一人でほっと

成功してしまう

一つも上にいけない

文句言わなくても

脂肪

○○がもう少し前にあると

三つ○○が出て来ると

ニラが胃から脱走する

その三つは

この音も

二重(にじゅう)○○に 

スター選手

キーボードを連れて

この人達なにやってんだろう

長野県

全身○○化

別天地

飛びついて

より上にして

皮を剥いて

三つのバッグを○○して

うさぎが追う

それは伝わりにくい

セッティング狙って

ツリーハウスに置いてる

誰にでも分かるように

やっぱり乗せるんだ?

○○の部分を抜けると

茶色い玉ねぎの皮

みんな後ろに下がっていってる

更にいったら

ここに飾っても

○○先にやったら?

○○を見る方が多いから

ようこそいらっしゃいました

卑弥呼(ひみこ)遠い 

ここら辺では起きる 

少しだけ探す

少し叶った

大転換

なぜ揃う

ケモノ

どんどん押していく

めちゃくちゃ(せま)い 

変な間違え方

軟禁される

一打目と

一回見せないでやってもらう

(ささや)きに 

こっちの気持ちも考えずに

まとめて

スタメン入り

ぽんぽん出て

プロセスチーズ

見直そうよ

○○にしてくれるから

完成させてくれるから

ピックアップ

機嫌をとるには

続々

出がらしの茶葉

上手く回せない

ゴマ モンスター


エリは言った。

「ゴマ モンスターでなにか考えて」

ユウタは言った。

「モンスターがすり鉢でゴマをすってる」

エリは言った。

「本物のゴマをすってるんだ?それでモンスターがゴマをすっててなに?」

「ゴマすってる右腕にボディペインティングされる。動かしてる腕にされる」

「どんな絵を描かれるの?」

「点で描いていく」

「右腕が動いてるから?」

「うん」

「それでどんな絵を描かれるの?」

「ゴマすってる右腕に縁起物のだるまの絵を描かれる」

「なんでだるまなの?」

「なんでかは分からないけどだるま。最後に目を描く」

「緊張する?」

「緊張はしてないけど、緊張してても緊張してなくてもどっちでも目を描くの上手くいかない」

「上手くいかないんだ?」

「うん」

「難しいんだ?」

「多分難しい」

「でも本当にやってみないと、難しいか分からなくない?」

「多分難しいよ」

「多分難しいかー。ユウタ自分ではやらないもんね」

「うん」

二人は一緒にユウタのメモを見る。


駅のホームでくらう

○○の先生

居てくれないかなー

同じこと考えるのに

4人に1人

七つ出す

総工費

立ち上がったついでに

常にキャベツに思われてる

カーブが

ふるさとが

○○があるから続けられる

仕上がりは自然に

自分で考えてると

まだ言われた事やってない

○時一分

牛タン

周りが○○な小鳥

今回ぶつかるの多い

積み重ねた

パン マンション

柱を手で触って

○○に構い

○○さえ持ってれば

大学 先輩

ゴマ ヒーロー

モチ見てほしい

勝負は夜

そうやってきたんだけど

組んでる状態

入った順から

三十過ぎたら

ワンクッションになって無い

新作の人形

温度見る

○○たら調べてもいい

独楽(こま)のキャラが○○を伸ばす 

2億円プレイヤー

○○に○○された事があって

逃げられた

手が出ない○○

紙飛行機で突く

無尽蔵(むじんぞう)に 

絵も()いて 

全然言うこと当たらなかった

風が吹くバスの停留所

後で音をつける

その人がスムーズに

まだ憎しみは

すごくタイミングが

歯茎に効く

○○(人)の○○なところ

日々の

一番最後まで下がった

代打

ピンチヒッター

新しくなった○○

揃ってる

なんでも渡す

間隔信じられない

妖精の靴

ほら出て来た

遅い目

見境なく

戻る時に

○○になるのはどのくらいで

昆虫いっぱい

これは当然あるぞ

入れ替えて

プロセスが

木にとまってる蝉の作り物

○○にはすぐ付いた

同じ山に○○してる

噴射

育てて

理由も言う

(にわとり) 

木が育ってキャラが生まれる

古い木

こっちで考えた

○○を変えた方がいい

歳が近いな

そこに立つ

連れて行かない

立ち止まって○○る

パンが物足りない

○○計算でした人

本部と

○○ると面白いのと

大きいの外れて

○○に集めていってる

そこは見るようにしてる

長い縄

テレビで活躍

僕は○○が得意

良さが引き出されて

人参のジュースの上

留まらない 

蓋無し

誘導

どっかに置いてきた

いつも町に出て

○○に一人やって

何回もやってみたけど

走って○○してくれないと

山を車で走る

鍵取り出して

僕がどっちがいいか

守り切った

悔しさが分かる

より伝わるかな

赤土

それが四十何人

どんどん○○くなっていく

28秒

中華ちまきのキャラ

優秀な人焦る

復活してるんだ

離れても

見てしまう

表裏一体

その時が来た

大学に戻って

お兄ちゃんの方が

一回考えて

(なか)盛り上がってる 

ゴリラが納得

リビングの壁に

チョコレートが○○して

見守る人は○○

(はち) (おもて) 

混ぜたいの

○○にスポット 当てて

間違え探し

素直になれる顔

そしたら次のこと考えてくれる

指導が上手くいくの

瓢箪(ひょうたん)持って 

生 通る

また○○に移動するから

その時も詳しく言った

○○一周して○○始める


 エリは言った。

「○○一周して○○始める。なにを一周してなにを始める?」

ユウタは言った。

「なんだろう。○○一周して○○始める。なんだろう」

エリは言った。

「なにを一周してなにを始める?」

「なにを一周するか」

「なにを一周する?」

「学校を一周するのかな」

「学校を一周してなにを始める?」

「走って一周したのかな」

「学校を走って一周してなにを始める?」

「学校を走って一周してピンポンマッサージをしようって言って、ピンポンマッサージを始める」

「ピンポンマッサージってあるの?」

「無いと思う。いきなりその場で言い出した。ピンポン玉をラケットで体をころころする」

「なにそれ、そんなの気持ちいい?マッサージにならないだろ」

「全身をそれでマッサージしたら、最後に立ってる背中に卓球部にスマッシュしてもらう」

「そんなのマッサージじゃ無いだろ。卓球部も迷惑だよ」

「気持ちはすっきりした」

「でもマッサージじゃ無いよ」


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