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残された二人

 エリックが退出した後に残った二人。


「お前は賢いのだから、もう少しエリックを慮ってやってもいいと思うが」


「兄様の思想は危なすぎますわ。放っておくと貴重な人材がいなくなってしまうもの」


 クレイシア微笑みながら、そう言う。


「ほどほどにしてやれ」


 バルダスは無駄だろうと思いながらも、釘を刺しておく。


「では、私も先に退出させてもらいますわ」


「何を考えているつもりだ?」


「未来の夫を英雄とさせるために少々準備をしてきますわ」


 クレイシアは一礼して部屋を退出した。


「やれやれ、我が娘ながら恐ろしい娘に育ったものだ」


 バルダスは苦笑いを浮かべ、琉海を待った。


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