表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/21

遺物ナンバー2 河童伝説に隠された幻の調味料を追え10

お待たせしました。


早速前回のプロットの続きを書きます。今回の話にはでませんが、俺の中では大きなネタバレあります。


で、ちょっと迷ったんですけど、そこは省略させてもらおうと思います。実際に話に書いてからのほうがいいかな? とおもったので。


では、プロット、といえるかわかりませんが執筆前のメモの続きをどうぞ。


3,

ドラマ金八先生ネタ

『顔に傷つけちゃやばいよ。ボディにしな、ボディに』

大男

パンチが効かない


4,

水をぶっかけるショート


おばあちゃんが言ってた。機械が言うことを聞かないときはたたくかコンセントひっこぬくか水をぶっかけろって

上記棒線で削除

おばあちゃんが言ってた。機械は水に弱いって。

に訂正


ここからメモから離れます。


上記メモを解説すると、ミコトのセリフとして考えていたのですが乱暴すぎるからソフトな表現に変えるつもりだったんですね。


で、その理由としては人間と機械の関係を描きたいな、で、ミコトは機械に優しいタイプにしたいな、なんてことを考えたからです。


 どこからともなく現れた男たちが校庭に水を撒き始めた。大の男たちが両手で抱えるように持つ金属製の筒。その先端から上空に向けて放たれた水流は突然のにわか雨として勢いよく校庭に降り注いでいる。落ちる水滴たちを見上げてみるとその先は晴れ間。明るく美しかった。そして空にかかる七色の虹。


 ヤスたちは束の間その光景に目を奪われた。


「きれいだね。でも水がもったいなくない?」


 ミコトの問いにアリッサが答えた。


「このぬかるみじゃもう跳べないよね?」


「跳べなければ走るだけ。見つかんないよ。体は透明なんだし」


 アリッサは苦く笑って尋ねた。


「ねえ、風邪引いたら死ぬかもしれないよ? 古代ならいい薬とかあったのかもしれないけど」


 「そっか」


 アリッサの言葉にヤスが付け加えた。


「それに水が当たれば居場所はバレちゃうから。足跡でも。そこをスナイパーに狙われたらヤバいし」


「はいはい。すいませんでした」


「なに怒ってんの? ただ説明しただけなのに」


「別に。ただ、パンダの被り物したファントムがジャンプを繰り返してたらエイムされにくいって言ってたからさ。あたしジャンプ得意だし、なんか役に立てるかなって」


「っていうか、エイムって?」


「いや、よくわかんないけど。なんか撃たれにくいとかそういうことじゃないの?」


「ふーん」

 

 ヤスはしばし考えた。今朝見たアリッサの胸元とミコトの胸が頭に浮かんだ。


 なぜか?

 

 ヤスの中で行われた『ジャンプしたら目で動きが捉えにくくなるもの選手権』。アリッサの胸が優勝した。完勝である。


「そっか。二次元と三次元じゃ情報量が違うってことか」


 なぜか?


 アリッサの胸の次にミコトの胸が頭に浮かんだ。これ以上は語るまい。


「はいはい。どーもすいませんでした。どうせあたしがわるいんでしょ。訳わかんないこと言ってないでそう言えば?」


 ヤスを邪険に押しのけると体育館の中に入っていく。その背中にアリッサが言葉をかけた。


「カッパーを発見してくれてありがとね」


「でも、見つかっちゃったもん」


 その声は少し震えていた。


「ミコトちゃん。水だっていつかは尽きるし土だってすぐ乾くから。大人しく隠れて待ってれば大丈夫だよ」


「そうかもしれないけど・・・・・・」


不安げに見つめてくるミコトにヤスは自信ありげに堂々と笑ってこう言った。


「任せて。大丈夫。良いこと思いついたんだ」


「何よ」

 

「そのカッパーを倒してみんなを助ける方法。お姉ちゃんのおかげだよ」


自信ありげに目元に微笑みを浮かべたヤス。照れくさそうにミコトは言った。


「べ、べ、べ、べつに、あんたのためにがんばってるわけじゃないし。って、て、ていうか、どうするかちゃんと説明しなさいよ」


「うん、まずは床下からどこかの機械にケーブルが繋がってるはすだからさ。それを切っちゃうんだ。切れなかったら抜くばいいしさ。とにかくあいつらが電気を使えないようにしちゃうんだ」


「うん」


「あと、自転車に乗ってる人たちのゴーグルとイヤホンから自転車に繋がっているコードを外しちゃう。そうすれば見れないし聞こえなくなるはずだから。透明になってるからできるでしょ? お姉ちゃんなら動きが速いしさ」


『お胸の情報量が少ないからいろいろ処理が速いだろうし』


 もちろん口に出しては言わない。


 笑顔のヤスにミコトは怒りを静め尋ねた。


「それで、どうなるの?」


「あの人たちが自転車を漕ぎ続けられるのはあれでなにか動画とか見てるからでしょ? それが見られなくなったらパニクると思うんだ」


「うん。でも仕事しなくなったらあの人たちが非道いことされちゃうんじゃない?」


「大丈夫だよ。さっき、トランシーバーで言ってたから。大切にしろって」


「そっか」


 黙って聞いていたアリッサが尋ねた。


「でも、逃げてくれるかな?  侵入者が来たって放送もあったし、怖がって動かないかも。それに校舎の方にいた人たちも逃がしてあげたいし」


「うん、だからさ。逃がすんじゃなくて逆にカッパーのところにいってもらうんだ」


 瞳に疑問を浮かべる二人にヤスは続けた。


「カッパー様にお願いすれば動画の続きを見られるよって。噂を流すんだ。何百人といるんだもん。何人かは動いてくれるよ」


「それで?」


アリッサの問いにヤスは言い切った。


「みんなの前でカッパーに言わせるんだ。もう動画の配信はできないから家に帰りなさいって」


「バッカみたい。そんなの言う訳ないじゃん」


「別にカッパーが言わなくてもいいんだ。あいつの口を押さえて黙らせて三人の誰かが言えばいいんだよ。カッパーの声とちがっても誤魔化せるよ。ミコトお姉ちゃんのおかげで透明人間になってるんだし」

 

 微笑んで見せたヤス。頼もしげに見えたその瞳。

 

 「さあ、行こう」

 

 さわやかに言い切るヤスの横顔にミコトの頬は桃色に染まった。 


「うん」


 笑顔で三人は体育館の中に入っていく。玄関から体育館のフロアに通じる扉が見えた。開かれている。

ヤスは小声で言った。


「罠があるかも。ちょっと覗いてみる」


 ヤスは壁に体を隠し目だけを出した。体育館の首を巡らし内部をぐるりとみまわす。特に目につくものはない。外の騒ぎとは無縁な様子で、先ほどと代わらす数百の少女から女たちが自転車を漕いでいる。三人は縦列となり自転車の間を縫うように体育館の中を歩いた。


『以外と筋肉がすごい人がいる・・・・・・ そっか、電気や塩を作らせてるから、ちゃんとごはんも食べさせてるのか。うわっ! あの人、胸とお尻のところしか隠してないっ! そういや、古代のかけっこの選手もあんな感じの服を着てたな。陸上だっけ? もしかしたらみんなカッパーに競争させられてるのかも』


 そのようなことを考えている家にヤスの脳内で古代の言葉が浮かんだ。それは計算式だった。


『女性アスリート+ビキニ的な服+校庭の泥んこ+=どきっ!女だらけの泥んこプロレス ∴ポロリもあるよ』


「これだっ!」


「あ、痛っ! ちょっと、急に立ち止まんないでよっ」


後ろからヤスに追突してしまったミコトはそのままヤスの肩をつかみ耳元で小声でしかる。


「あ、ごめん。ちょっと考え事してた」


「別にいいけど、一人でやろうとしないでちゃんと話にしなさいよね。あたしだってただ守ってもらうだけのつもりじゃないんだから」


「う、うん」


その返事は心許ない響きがあった。そうヤスは別の別の発見に気を奪われていた。


『背中にあたってるのって、ミコトのおっぱいだよな? 見た感じと触った感じって違うんだな。ちゃんと頭に入れとかなきゃ。それこそ二次元と三次元の違いだ』


 ヤスはそのようなことを考えておきながら、頭に入れといてどうする? という疑問も感じた。そしてさらに考えを深めた。


『そっか。この情報があれば今度からは見ただけで触った感じもイメージできるじゃないかっ! これ、わおう系小説だったらチートだよっ。だって服の上からおっぱい見ただけで触った感じもわかるんだもんっ』


 古代、その能力がチートとは呼ばれたことはなかった。


 そうこうしているうちに最初に目指した扉の前にたどり着いた。開けてみる。非常に狭い小部屋が現れた。だが照明器具に明るく照らされたその部屋には無数のケーブルが差し込まれた装置があった。三人は顔を合わせ頷きあった。


「よくわかんないし、とりあえずぜんぶ抜いちゃえばいっか?」


入ろうとするミコトの肩を抑えヤスが答えた。


「待って。入るのは罠を確認してからにしよう。できれば刃物も探したいし。また挿されたら使えるようになっちゃうから切りたいんだよね」


「あ、そうなの? じゃあ、ちょっと待ってて」


アリッサはそう言うと首もとからファスナーをおろし大きく胸元を開いた。胸の谷間に手を差し入れるとなにか取り出した。


「はい。万能ナイフ。よかったら使って。あれどしたの? 花子ちゃん固まって」


ヤスはアリッサの胸元に目を奪われていた。情報処理に時間がかかっている。


「なによ。もういい。あたしがやる」


ミコトはアリッサの手から万能ナイフをひったくると中に入った。そしてすべった。足を前後に開ききり、そのまま床に尻をつける。すぐさま下腹部を抑え転がった。


「いったぁーい。ちょっとなにこれぇ。床がぬるぬるしてるんだけどぉー」


 「大丈夫?」


 ミコトに駆け寄ろうとしたアリッサ。床がなにやらぬめりと光っていることに気がつく。そろりそろりと近づくが尻餅をついた。立ち上がろうとするも床に着いた手がすべり完全に寝ころんでしまった。


「ミコトお姉ちゃん。ナイフこっちにナイフ投げてっ」


「無理ぃ。そっちまで近づけない」


ナイフは部屋の壁際、装置の方に転がっていた。


「なんとかするから二人ともじっとしてて。無駄に体力を消耗しないでっ」


 ヤスは飛び抜けた運動神経を持つミコトが滑ってころんだ瞬間気がついた。


『くそっ! 罠だ。奴ら、どきっ! 女だらけのローションまみれの大運動会を仕掛けて来やがった』


 体が動いていた。体育館にあるステージを目指し駆けた。目当ては緞帳。切り取ってロープ代わりに二人の救出に使う。素手で出来るかわからない。だがいずれ奴らが現れるはずだ。急がなければ。


 ジャンピングシューズを使い、跳ねるようにステージ近づいていく。慎重に数台ずつ自転車たちを飛び越えていく。そして高見から見て気がついた。


 『あれっ? 古代のアスリートっぽい恰好の人たちがいない。やばい。あいつら・・・・・・ 仕込みかっ』


 急いで方向転換した。小部屋に扉の前にいる四人の少女たちの後ろ姿。胸元と尻だけを隠すだけのぴたっと体に張り付く衣装。エロみはもう感じられない。人前で最大限の身体能力を発揮するための最適解。少女たちそれぞれの鍛え抜かれた筋肉と手に握られた網やロープ、そしてボウガンと槍。


 ただの手強い敵、もう、そうとしか見えない。


『二人に何かしたらブッ殺す!』


 明確な決意を持ってヤスは少女たちの背後に迫った。


 



読んでくださってありがとうございます。


次の更新に時間がかると思います。すいません。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ