第一話「旅立ち」
小説初投稿です。
何をどうすればいいのかまったく右も左もわからないのですが、勢いで投稿してみました!
投稿の頻度は少し遅いかも知れないですが読んでいく中で気に入っていただければうれしいです。
もし誤字脱字あれば指摘もお願いします。
よろしくお願いします。
随分長い時間眠っていた気がする、頭が痛い。
長く眠りすぎるとボーっとして頭も若干痛くて、疲れが取れていないような感覚もありながら、気持ちいい感覚。
意識がはっきりしない中、話すような声が聞こえてきた。何をしゃべっているかはわからない。声の発生源が男性の声だということくらいはわかった。
「وأتساءل، كهف عادة، ويختلف هنا」
と、男性の声が聞こえてきた、すこしだけ戸惑っているような感じだ。誰かに話しかけているのかあるいは一人なのか。
「لا يشعرون بالسحر القوى فقط وأنا أعرف العادي ومختلف قليلاً. زنزانة صحيح حرفيا لكنه أدلى」
と女性の声も聞こえてきた、可愛らしい声だ。
自分と同じ歳くらいだろうかと頭の中で考える。話し方は淡々としていて、よくいるAIロボットと話し方の抑揚は似ているかもしれない。言葉一つ一つのつながりはロボットよりもずっと流暢だが。
「ربما الأطلال القديمة」
「الأصوات القديمة الزنزانة، الباحثين عن المغامرة لا أتحدث جديد」
さっきから男女の二人組で何かを話しているようだが何をしゃべっているのかが全くわからない、全く違う言語のようだ。そんなボーっとするなか、目を覚ました。
少しずつ目を開けるが何も見えない。
様子がおかしい、いつもは起きがけから父の仕事仲間の研究者の声が聞こえてくるはずなのに聴こえてくるのはさっきの声の主2人の声だけだ。
それからいろいろな異変に気づく。カプセルの向こう側が見えない。横に寝ている体制でいつも上からは天井が見えてくるのに対していまは上から何かが被さっているようで何も見えない。
カプセルの中にはこれといった光源がないので、被さっているものがどういうものなのか確認することができない。
「وتكنولوجيا قديمة1・・・」
なにやら探し物をしているような声が聞こえる。
さっきの女の子のようだ。あたりを物色しているような物音が聞こえる。
「مهلا، غرفة هناك في نهاية الغرفة شرط نظيفة غير عادي!」
少し驚いた様子で男性が声を出した、その声に反応したのか女性が歩いてくるのが分かる。
「ما هذا」
と何かをさすって払うような音がした。その音と同時目の前が少しだけ明るくなりカプセルのなかにだいぶ光が入ってきた。
どうやら僕の真上のコーティングにかかっていたのはホコリのようで、それを払ってくれたようだ。だけどなんで誇りなんかかかっているんだ?研究室内は厳重に管理されていて、ゴミもできるだけ落ちていないように徹底して管理してあるのにといろいろ考える。
「ليس النوع من الشيء من أي وقت مضى رأيت، ما أنا ذاهب」
と女性が言葉を口にしたあと、なにやらガタガタ音がし始めた。
「تأك――――」
と女性がカプセルの中を覗き込んできた。何やらマントにローブ、身の毛の色は紫色をしている。まるでゲームとか漫画に出てくるファンタジーの魔法少女みたいだ。
「――――!」
カプセルの中を覗き込んだと思ったら、女の子は驚いて後ろにジャンプしながら後ずさった、そしてその後何やら呪文のようなものを唱え始めた。途端、何やら周りから強く風が吹き抜ける音が聞こえ始めた。
「ما هي الشياطين!?」
大きく動揺した男の声が聞こえた。
何が起こったんだと思ったと同時、轟音とともにものすごい衝撃が体を包み、僕は意識を失った。
「قنبلة ينفجر!」