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終末
十代
親に叱られて
何の為に勉強してるのかわからなくなって
二十代
仕事を覚えて
頭ごなしに怒鳴られて
三十代
仕事の楽しみがわかって
仕事に人生を捧げて
四十代
家庭の大切さを痛感して
家庭を大事にしようと決断して
五十代
身体に鞭打ち仕事して
家に帰って愚痴を聞き
旅立つ子供を涙で送る
六十代
まだまだ元気と踏ん張って
家庭と仕事の両立で
七十代
悲観しがちな自分を責めて
孫見て元気を貰ったつもり
八十代
そろそろ迎えが来るかなと
思ってみるけど年金暮らし
九十代
生きてる事にもしんどくなって
今更人生振り返る
そして迎えた終わりの日
多難で苦労もあったけど
幸せだったと安堵する
生きていくってこと。




