命の不思議
生きてる事が苦しみならば
生きてる事に喜びを感じれる
生きてる事を悲観するなら
生きてる事に歓喜しよう
苦しみ 悩み もがいて 足掻く
楽しみ 喜び 踊って 弾ける
「おはよう」で始まる朝があり
「おやすみ」で終わる夜がある
一日は長いけれど
一ヶ月は短く感じる
死を望み
死を渇望する
死神は微笑まず
死神が振り向かない
天使は見えず
天使を追わず
天使に祈るのみ
神頼み 独り言 「もう死にたい」
聞く人 励ます 「頑張って」
生きてる事に悲観しても
生きてく事を悲観しない
生が 今の 全てではない
生を 今の 全てと感じない
生は 全てに平等で
死も 全てに平等で
生死が 等しいならば
死を求めるならば
生を楽しもう
「おはよう」で一日が始まり
「行ってきます」と家を出て
「おはよう」と再会を喜ぶ
「こんにちは」と挨拶し
「元気?」と笑顔で聞かれ
「たぶん」と小首を傾げる
「ありがとう」と言われれば
「ありがとう」と返答し
「ありがとう」のキャッチボール
「ありがとう」「ありがとう」
「ありがとう」の中に太陽がある
「さよなら」に明日を待ち
「さよなら」で再会を誓う
「おやすみ」と夢幻に堕ち
「おやすみ」で明日を夢見る
「おやすみ」の後に「おはよう」があり
「おやすみ」は「おはよう」への道標
水から生まれた命
水に育まれ
水と共に生きる
生命とは不可思議
されど生命は授かる
何処から来て
何処に去るのか
知っているようで
知らないのが現実