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頼み
誰かに呼ばれている
近付くと遠退き
遠退くと近付く
誰が呼んでいるかは不明
でも呼んでる声がする
誰かが自分を見ている
あそこにいる人
ずっと見ている
きっと馬鹿にしているんだ
でも見ているだけ
自責の念に囚われて
自分を責めて責めすぎて
助けて欲しくなる
表出心理ではなく
深層心理が
「助けて」そんな言葉
口が裂けても言えない
自分が恨めしい
自分が憎らしい
自分に怒りを感じ
自分を責め続ける
「助けて」
口から出そうな言葉
飲み込んで
自責に陥って
「助けて」
言ってはいけない
言えない
だから見る
知らない誰かを
だから聞く
自分を呼ぶ声を
もう楽になろうよ
自分を責めるのは終わりにしようよ
可哀相だよ 自分が
助けてあげようよ 自分を
自分の為に自分を許してあげようよ
苦しい選択かもしれない
ツライ選択かもしれない
悲しい現実かもしれない
でも許してあげようよ 自分の為に
あなたをあなたが愛した時
あなたがあなたを許せる時
世界に光は差し込む
呼んでいる声 幻聴
見ている人 幻視
助けてあげて あなたの心を
あなた自身の力で
私は何も出来ないけど
お願いします
あなたがあなたを傷付けてはいけないよ。