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百合娘の楽園2

百合娘は今幸せの絶頂にいました。

朝、百合娘は起きると騎士様の騎士団に行く支度を手伝いします。

そして騎士様からお出かけのキスをしてもらいます。

別館の侍女が見ているのですがそれでも百合娘はしてもらいます。

騎士様も二人がラブラブだと対外的に示す作戦と言われては他の人の目が有っても断われません。

そうして騎士様を見送った後百合娘の日常はだいたい二パターンに分かれます。


一つ目はサロンやパーティもしくはお茶会などに出席する準備などです。

貴族はそういうところで情報収集するものなのです。

百合娘は何も仕事はしていませんがこういうことで家の役に立ってはいるのです。

百合娘の容姿ははかなげなお嬢様なので男女ともに人気があるので他の出席者から絶え間なく話しかけられるため、かなりの量の情報が百合娘のもとに集まってきます。

また百合娘はファッションのことに詳しくセンスがあるため、

百合娘のもとにはどういうドレスをパーティに来ていったらいいかと質問しに家に訪ねてくる人もたくさんいます。

そういう人にも百合娘は丁寧に対応しその人に合ったドレスをすすめ、

それがパーティでよかったといい評価を受けることが多くますます相談に来る人が増えるため、

そういう相談に来るご婦人方経由でいろんなとこにコネを持っています。


二つ目は何にも予定がない日です。

そういう日はファッションのことについて学ぶか、

侍女たちと一緒に過ごします。

侍女と一緒に過ごすときは仕事中の侍女に悪戯をしたり、

仕事中の侍女を引っ張ってきてお茶会に参加させたりします。

そもそも別館の仕事はそんなに多くなくやる仕事がなくなったときは本館のほうに手伝いに行くこともあるぐらいです。

なぜそんなに侍女の仕事が暇なのか?

それは百合娘がハーレムを作るために侍女を多めに雇っているからです。

そういうわけなので百合娘が侍女を仕事中にさらって行っても大丈夫なのです。

そしてこのお茶会は貴族同士のお茶会と違ってとても気安いものです。

侍女はこのお茶会を楽しみにしています。

公然と仕事をさぼれる上に百合娘が主催するお茶会なので、

お菓子や紅茶は貴族に出すような高級なものです。

それを笑顔で楽しんでる女の子を眺めるのが百合娘の楽しみの一つです。

百合娘が百合だといううわさが流れてこのお茶会は百合娘があんまり開かなくなっていたのですが、

そもそも百合娘が百合だというのもお嬢様に好意を持たれたい(小動物的な意味で)という侍女の願望が

微妙に混ざっていたので、そもそも百合娘が勝手にさけられてると被害妄想していただけなのでした。

侍女が百合娘に次のお茶会はまだですか?

と聞いたため百合娘は避けられてないということがわかりこの頃は今までの分を取り戻すかのように結構な頻度で開かれています。


騎士様が返ってくると百合娘は一緒にお風呂に入ります。

騎士様は仕事や訓練で疲れているので過剰に絡むことはせず、

マッサージなどで触れ合いの時間を確保しています。

百合娘は俗に言う天才タイプの人間で少し練習すればたいていのことはうまくこなすことができます。

なので騎士様のために、というより騎士様との触れ合いの時間を確保するために集中して勉強した百合娘のマッサージの腕前はプロ顔負けの腕を持っています。

なので騎士様は百合娘のマッサージを毎日してもらって一日の疲れを十分に癒して次の日は精力的に騎士団での仕事に取り組むことができているため、騎士様の昇進は早まりそうです。


ついでに言うと百合娘はマッサージの練習のためと言って侍女とも触れ合いの時間を確保したりしています。

本来貴族の娘が平民にマッサージをするなどあり得ないので母親に止められるようなことですが、

あくまで練習台なので問題ありません。




百合娘は幸せでした。

そうしてこんな毎日がずっと続けばいいと思いながら今日も騎士様と一緒のベッドで眠るのでした。






そうそう騎士様は次の日がお休みの日は百合娘のにえじきにかかっていたそうです。



ここまでを第一章としてまとめるか、ここで終わりにして後日談をかいていくか迷ってます。


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