百合娘の初夜
結婚を決めた後なんやかんやあったものの無事に(?)結婚式の日を迎えました。
騎士様は娘に
「どういうつもりだ」
と問いただしましたが娘はのらりくらりとかわすばかりです。
騎士様は娘が何を考えているか全くわからないのでだんだんイライラしてきました。
その顔が娘の親族に若いのに威厳があると評価が高かったのですがそれはまた別のお話
そうして式も終わり騎士様と娘は結婚してしまいました。
そして娘と騎士様は初夜にっというわけにはいきません。
騎士様は何の説明もされていないのでとうとう怒りが爆発してしまいました。
「いいかげんにしろ!
なにが目的なんだはっきりしろ!」
こうなっては娘もさすがに罪悪感を感じたのでしょう。
騎士様に説明をしました。
まず自分が百合であることをは話しました。
それを聞いた騎士様はそっそういうことかと自分の体をかき抱き娘に対しておびえた表情をしました。
その顔を見た娘はゾクッとしたものを感じましたが、とりあえず説明を進めていきます。
自分は男に対してトラウマがあり男とは結婚したくないこと。
ただ貴族の娘なので結婚はさせられるだろうということ。
だからあなたは都合がよかったということ。
それを聞いて騎士様は先ほどまで抱いていたおびえも忘れて怒りました。
その通りです。娘の都合(百合と男のトラウマ)で勝手に結婚を決められたのですから。
ただ娘も何も自分の都合だけで結婚を決めたのではないのです。
騎士様は将来有望なので娘と結婚しなかった場合たくさんの縁談が舞い込んでくるでしょう。
まだ同じ家格のものは断ることができるでしょう。
しかしこの娘の家のように名家や家格の高いところからの縁談は断りきれない可能性が高いのです。
そうなった場合騎士様が女だということがわかると非常にまずいのです。
騎士様は王様に言われて騎士になったので王様をあざむいたことになるのです。
それは貴族としては非常に本当にまずいのです。
娘は怒る騎士様を必死になだめそこら辺のことを説明しました。
それを聞いた騎士様は反省しました。
娘のことを何もわかっていなかったと。
そうしてちゃんと娘に謝りました。
娘は謝る騎士様にこう言いました。
「今から騎士様に反省として縛られてもらいます。」
「はっ?えっえーっと」
騎士様には意味が分かりません。
謝ったら縛られることになった。意味が分からん。
「今から騎士様に反省として縛られてもらいます。」
娘は反応しない騎士様に二度言います。
「えーっとなんで?」
きしさまはききました。
当然の疑問です。
そうやって聞いたら。
「なんですか反省してないんですか!」
となぜか叱られました。
騎士様は純情なので何かよくわかりませんが反省はしていたのでとりあえず両手を前に出しました。
「いえ後ろ手に縛るので背中を向けてください。
あっあと足も縛るのでベットに寝転んでください。
上着も脱いでおいてください。」
と矢継ぎ早に指示されました。
騎士様はベットという単語から
娘が百合だったことを思い出し警戒して
「私が女だとばれるわけにはいかないので上着は着といていいか」
と問いかけますが娘に抜かりはありません。
「だいじょうぶです。
今日は侍女たちにこの別館にだれも入れないように指示しておきましたから。
それに私たちは新婚なんですよ。その寝室に人が訪ねてくることなんかありませんよ。」
といい騎士様の上着を取りあらかじめ用意していたロープで手際よく騎士様を縛ってしまいました。
ああ哀れ騎士様。
この騎士様男として育てられてきたので少し世間知らずなところがあるのです。
そう百合とイッテも女性が女性を好きになるということを知っているだけで、
それが性的なことまで及ぶとは知らなかったのです。
「おっおいこれからどうするんだ。」
騎士様はのんきにこの娘縛るのがうまいなと考えながら聞きました。
娘は満面の笑みで
「もちろん初夜ですよ。」
と今度ははさみを取り出しながら言いました。
騎士様はさすがに気づきました これから食われる っと
そして娘に対して恐怖を感じおびえながら言いました。
「ちっちなみにそのはさみはなにに使うんだ。」
娘はその怯えた顔にぞくぞくしながら言いました。
「もちろん切るためですよ。
抵抗はしないでくださいね。手元が狂うと困りますし
それに私の体はか弱いので突き倒されると骨とか折れてしまうかもしれませんし。」
その日騎士様と娘は女になりましたとさ。




