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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

"しあわせごっこ"

掲載日:2026/04/01

「貴方の事を愛して居ました」



『私は君が、嫌いだった』


「貴方様からは大変良くして頂き、その思い出の一つ一つが僕の宝物です」


『そう言ってくれると、嬉しくなるな』


「今日はお礼を用意させて頂きました、気に入って頂ければ幸いですが」



『面白いね、やってみなよ』


「───本当は貴方様に対して、このような贈り物は適切では有りませんが」


『…………』



『言い訳はしないよ』


『君にした行いは、総て本心からのものだ』


「潔いのですね」


「そういう所も、僕は好きでした」



「まだ終わらせたく無いですね」


「良い日々、そして良い時間でした」


「きっと、僕は生涯忘れる事は無いと思います」


『……………』



『………後には戻れない』


『私にもそれが、はっきりと解る』




「もっとお話しませんか?」


『その必要が有るのか?』


「───多分、有りますね」



『私としては、そうは………』



(銃声)



『(苦悶する)』


「…………僕は、貴方が好きです」



「視えますか?」


「貴方が僕の躰に付けて下さった、その傷の総てが、僕の人生の誇りなのです」


『私は、君が嫌いだよ………』


『好きだった瞬間など、ただの一度だって……』



(銃声)



「僕はそれが、とても嬉しかった」


「永遠に僕の人生に、心に、刻まれ続けて下さい」


「それだけが僕の願いです」



『………助けなら要らないよ、許しもね』


「意外ですね?」


『一度しか言わないよ』


『僕は君を、冷遇し続けてたと思って居た』


『その結果がこれなら、とても相応しい最後と思わないか?』



『もう顔は視たく無い、去ってくれ………』



(けたたましいブザーの音)


(銃声)


(銃声)


(銃声)


(銃声)


(銃声)




(機械的なアナウンスの声「お疲れさまです、エイプリルフールが完全に終了しました」)




「穢らわしい………」


(少年、何度も亡骸を踏み付け、踏みにじる。その後、泣きながら雨の降る外へと走り去っていく)



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