黒装束と梟丸
常磐林蔵様が連載されている「宗盛記」の二次創SSです。
楽しむには「宗盛記」の知識が必須となります。
今回は、伊豆編に登場する梟丸くん(ナビゲーター)と、梟丸くんが所属する組織の紹介です。
黒装束と梟丸
黒装束設定
起源
出典: 今昔物語集 巻二十三 第十四話
「平致経が夜半に僧正の警護をした話」
* 夜警・随伴・非公式護衛を担った集団
* 武士・下級郎党が混じる、正規とも非正規ともつかない存在
分岐と現在地
平致経と平維衡系の争い以後、黒装束は分裂する
① 伊勢に残った系統
伊勢平氏の家人として定着
* 役割が固定化
* 非正規性は薄れる
* 情報・警護・雑務を担う“地味な実務者”
② 坂東へ戻った系統
* 非正規部隊の性質を色濃く保持
* 坂東の桓武平氏の中に紛れている
* 名乗らない
* 組織名も曖昧
* 命令系統は緩い
* 「見る」「記録する」「流れを歪めない」が行動原則
* 必要に応じて情報共有
伊勢平氏との関係
* 伊勢平氏は、常陸、武蔵を知行国とし、佐竹も家人
* 坂東系黒装束との縁は切れていないが、表立った往来はない
* 清盛は存在を薄く知っているが、 正体や現在の性質までは把握していない
* 宗盛は存在自体を知らない
伊豆編での立ち位置
* 宗盛が伊豆に来て、色々やらかす
* 黒装束は以下のスタンスを取る:
* 直接介入しない
* 観察を優先
* 「面白い流れだ」と判断した段階で、若手を使う
* 宗盛は
* 助けられている自覚なし
* 監視されているとも思っていない
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梟丸設定
基本情報
* 所属:坂東系・黒装束
* 立場:若手・末端
* 年齢:十五歳
* 表舞台には出ない存在
性格
* 好奇心旺盛
* 気になったら見に行く
* 無口だが、頭の中は騒がしい
* 重たい使命感はまだない
* 食べ物に目がいく
* 任務意識より「見逃せない」が先に立つ
能力と評価
* 体術:並以下
> 上からは、「喧嘩はさせるな」
* 観察力:突出しており、以下に敏感
* 人の配置
* 物の位置
* 足音
* 夜の違和感
* 人の“癖”
* 総評:
> 「物が視えている」
> 「戦力ではないが、盤面は読む」
得意分野
* 夜間の索敵補助
* 見失い防止
* 流言の歪み検知
* 人の流れの“変なところ”を拾う
行動原則(年齢相応)
* 危険な戦闘は避ける
* 深追いしない
* 主導しない
* 大人の判断を壊さない
* ただし、気づいたことは必ず流す
黒装束内での役割
* 走り
* 物見
* 若手観測員
* 「昨日と違う」を言う係
宗盛との関係(非接触)
* 宗盛を直接評価しない
* 内心では:
> 「変な人だな」
> 「でも、流れがきれいだな」
* 好悪ではなく、興味




