結婚式
「だがな、このままだと結婚を秘密にしてくれと娘に頼んだひどい父親になってしまう。」
貴族の娘がメイドと結婚した事を秘密にするだけで許してくれるなら、相当優しい父親だと思うけど。
「それを撤回するために結婚式を開きたいんだが良いか?」
結婚式??セラムは死んだ事になってるのに?
もし死んだはずの王族が貴族と結婚してるのがバレたら相当まずいんじゃ、、
「良いの?だってセラムは死んだ事になってるんだよ?」俺はお父さんに問いつめた。
「大丈夫だよ、厳かな結婚式にするしね。それにミラとセラムだってドレス着たいだろう?
それに下の者の願いを汲みっとてこその貴族だ。」このお父さんめっちゃ聖人。
その結果俺はドレスを着る事になるはずだった。
だが流石にドレスを着る事は問題じゃないか?という事に気づいた。
目の前にある綺麗な白色のドレスを見ながら考える。
いやだってこれ全女性のが着る事を夢見るような代物だよ、それを俺みたいな男が着て良いのか?
何か他に着れそうなものはないかな、周りを見ると一つのタキーシードが目に入った。
これなら俺も着てみたいかも、、
横にいるメイドに話しける。
「これ結婚式で着る事は出来るの?」
「はい!出来ますよお嬢様。でもこれ着るって事はお嬢様が後に告白したのですか?」
どうやらこれを着るのは後に告白をした方らしい、、
俺の方が指輪を後にプレゼントしたからこれは着れるな。
「うん、そうだよ。」
「セラムから先に告白したんですか!?アイツ大胆な奴だな。」
何だかメイドが盛り上がっているが、あれを先に告白したと言っていいのだろうか?
まあ、血の契りを交わそうと持ち掛けたのはセラムだからいいか、、
しかし何で俺なんかと血の契りを交わそうと思ったのだろうか?
「それじゃあ、お嬢様採寸しますね。」
そう言って俺の体を採寸し出した。
「にしても三歳で結婚だなんて珍しいですね。」
「やっぱりそうだよね、だって早過ぎるもんね。」それは俺も思っていたことだ。
「いや、中途半端だなと思ったからですよ。」考えていた事とは全く違う答えが返ってきた。
「中途半端?」
「普通は生まれた時から結婚相手が決まっているか、十歳のお見合いで結婚するかですから。」
生まれた時から結婚相手が決まると最悪だ、多分良い血統と結婚するためなんだろうけど、、
「お嬢様採寸し終わりました。それでは少し待ってください直ぐに錬成ますから。」
何か文字違くなかった?するとメイドは紙を取り出して紙に手を打ち付けた。
まさか錬成する気か!?まずいメイドが死にそうになる前に止めなくちゃ!
急いで俺はメイドに向かって走ろうとした、だが後ろから飛んできた何かによってそれは阻止された。
頭から床にぶつかった、血を流れなかったけれどすごく痛い。
見るとメイドはもうタキシードを錬成し終わったようだ。
だが苦しんだ様子はない多分今の俺の方が苦しんでいる。
「何で今錬成したのに貴方は苦しそうじゃないの?私が錬成した時はとても痛かったのに、、」
「それは誓いの指輪を錬成した時ですか?」俺は頷いた。
「だからですよ、誓いの指輪は心臓を代償とするからですよ。」
あれ心臓が代償だったのか!?どうりで痛いわけだ。
「それじゃあさっきは何を代償としたの?」
「先ほどはお嬢様が見ていたタキシードを代償としたのです。」
後ろを見るとタキシードの一部が無くなっている。
「お嬢様そんな事より、早くこのタキシードを着ますよ」
メイドが俺にタキシードを着せ始めた、だが今はそんな事よりさっきの
質量保存の法則の無視の方が気になる。
何でだ?魔法陣のとこまで飛んでいくのに質量を変換したのか?
考えれば考えるほど謎は深まるばかりである。
「お嬢様似合ってますよ。」鏡の前までメイドが俺を連れてきてくれた。
鏡に映っているのは金髪のポニーテールが似合った女の子である。
改めてみると前世の俺と全然違うな、、
【結婚式当日】
にしても結婚式やるのは夜なのか、、
まあ、確かにバレない様にするのならちょうどいいか。
にしても横にいるセラムはとてもドレスが似合っているな、やっぱり俺なんかが着るよりセラムとかが来た方が似合うよな。
「にしてもお嬢様可愛いですね、タキシード似合ってますよ。」
「セラムも大分か可愛いわよ。」好きな人に褒められは嬉しいな。
喜びを噛みしめていると、扉の外から合図があった。
合図があったという事は結婚式が始まったという事か、、
「さあ、行こうセラム。」
「お嬢様抱っこしていきましょうか?」
「恥ずかしいからやめて。」
俺は扉を開けた、そこには大量の王国軍がいた。
同時連載してるので片方も読んでください
読んでくれてありがとうございました。




