結婚は秘密
やっと呼吸が収まってきた。
しかしこんなに誓いの指輪を作るのは大変なのか、、
取り合えずセラムに誓いの指輪を渡さないと。
「セラム、はい!」俺は紙の上にある指輪をセラムに差し出した。
「ありがとうございます、お嬢様。でも出来れば嵌めてくれると嬉しいのですが、、」
セラムが優しく笑いながら願ってきた。
「分かったわ!」セラムが左手を差し出した。
にしてもとても綺麗な手だと思ったがよく見ると包丁で切ったりしたような傷が多くある。
王家に捨てられた後メイドをこなせるように頑張って努力して来たのか。
すごいな。
自分のプライドも全部捨てて頑張って来たんだ、セラムの顔を見るとちょっと赤くなっている。
俺は優しく傷だらけの手を持って指輪を薬指に差し込んだ。
前に俺はセラムには恋しないと言ってたが前言を撤回する。
俺はどうやらセラムを好きになったようだ。
「わあ!ありがとうございます!!」セラムは今にも走り出しそうな勢いで喜んでいる。
「そんなに嬉しいの?」セラムが嬉しそう顔で答えた。
「はい!誓いの指輪と血の契りを貰う事は誰もが一度は夢見た事がありますからね!
お嬢様は夢見たことないんですか?」
「夢見る前に貴方がどっちもやったでしょ?」
「そうでしたね。」
そんなに誓いの指輪と血の契りを行う事は大事な事だったのか、、
まあ、やり方が生死を掛けたことだから言われてみればとてつもなく大事な事か。
それにしても、結婚したから結婚式などは執り行うのだろか
そんな事を考えていると横の壁に扉が錬成された。
「夫婦の団欒は終わったかい?ミラ」扉を開けたところに立っていたのはお父さんだ。
「どうしたの?お父さん」扉の向こうにいるお父さん話しかける。
「大事な話があるから食堂まで一緒に行こうか。」
「それじゃあセラム行ってくるね!」セラムと離れるのは嫌だがしょうがない。
「いや、セラムも連れてきてくれ。」
「分かった!」多分結婚の話だろう、、
【食堂着】
にしてもこの家でかすぎんだろ!ここまで来るのに二十分も掛ったぞ。
「それじゃあ今日はミラが主役だそこにセラムと隣同士で座ってくれ。」
俺は言われた通りに誕生日席にセラムと一緒に座る。
「それで大事な話って何なの?お父さん」
「ミラは頭が良い子だから察していると思うが二人の結婚の話だ。」
やっぱりそうか、、
まあ、そりゃ三歳の娘が急に結婚した何て言ったら家族で話し合うよな。
「まず二人が結婚したから、ミラには跡継ぎ問題は生じる。」
「何で?結婚したから子を作る事は可能でしょ?」
ちょっと子供っぽくなかったか、、お父さんの顔が怪しい。
「すごいな、そんな事まで知っているのか。
知っているのなら話は早いな、そうだ子を作ることは可能だ、だがセラムは貴族では無い。」
血統などの問題などをお父さんは言いたいのか。
「でもセラムは元王族だよ。それなら血統も十分じゃないの?」
「会話を先読みしたのか、やっぱり天才だな。
確かに元王族なら血統は十分だ。だがそれが貴族的には生きてないのら?」
「つまり、セラムは戸籍上死んだことになっているって事?」
お父さんは静かに頷く。
「それじゃあ、跡継ぎは無理か」口調が転生前に戻ってきている、直さなくては。
セフリター家は上流階級らしく跡継ぎなどは血統があるので大変らしい。
ストーリーにそう書いてあった。
「それで、養子を取ろうと思う。名前はサラ・セフリターだ。
分家の子だ。」お父さんの口からでた言葉はメインヒロインの名前だった。
「そして、本家のお嬢様がメイドと結婚しているのは世間対的にも悪いからすまないが、、」
やっぱり俺はセラムと別れなくてはいけないのだろうか、せっかく好きなったのに。
「すまないがセラムにはミラと結婚した事は秘密にして欲しい!」
お父さんの口から出てきた言葉は想定していたものとは全く違う物だった。
「はい、分かりましたご主人様」セラムは了承したようだ。
「そんなんでいいの!?お父さん
もっとこの結婚は認めないとか言うと思ってたけど、、」
「私はそんなひどくないぞ?娘が決めたことだから尊重したいしな。」
お父さん、神!!優しすぎる。
ミラ&セラム
魔力2000
仕事:悪役令嬢とその付き人のはず?
同時連載してるので片方も読んでください
読んでくれてありがとうございました。




