戦闘
錬成した水と魔法で作った水の違い。
錬成したものは現実にあるものなので通常の温度で沸騰したりする。
魔法で作ったものは無から有を作ったので科学的な物が通じない場合がある。
魔法の水の場合は百度近くまで上げても水は沸騰しないなどがある。
よし!!俺の体に触れたなら凍り付いて終わりだ。
だが門番の身体は少し赤くなるだけであまりダメージが入っていない。
門番が怯んでいる隙に急いで腹の下から這い出た。
何でだ!?普通なら俺の体に触れたなら細胞同士の動きが止まり腐るはずだぞ。
そいえば、俺は今髪飾りの羽を一つ外しているから体が冷えてないのか、、、
※通常のミラの温度は-200度だが今の状態だと-80度ぐらいのため
門番の表面の筋肉にのみダメージがはいった。
急いで門番から離れ、次こそはつららで貫く。
『氷柱!!』よし、あそこなら完全に頭を貫ける!!
しかしつららは門番に当たる前に、全て溶けてしまった。
「今まではあまりにも卑怯だったから使わなかったが、使わせてもらおう。」
門番が重苦しく声を上げた。
『アグニよ、我に力を貸せ!!相手は氷神だぞ?』
門番は普通に喋っているはずなのに、言葉に魔力が乗っている。
これはまずそうだ、、、俺は急いで横に転がった。
『ファイヤーボール』真横を大きな火球が掠め通った。
「さぁ本番の始まりだ、氷神よ。」門番の身体は白色に燃えていた。
『おっと、どういう事だ!?
今まで無口だった門番が喋り出したぞ!!
これからどうなるんだぁ~!!
ありゃ何だ?観客の方は会場には入らないでください!!』
意気揚々と喋っていた実況の声がくぐもった。
「門番と戦うのをやめてください!!ミラ様」セラムが会場に乗り込んで来た。
「どうしたのセラム大丈夫だよ?だってまだ私には秘策があるから。」
まだ水の魔法の神の魔法は使っていない。
「駄目ですミラ様が持っている手札じゃ全て跡形も無く蒸発してしまいます!!」
「でも門番も私と同じように体が魔力で不安定な状態なら
一発でも魔力含んだ攻撃を当てれば大丈夫何だよ?」
直ぐに蒸発するといっても今この会場の気温は-40度だ
大量の攻撃を準備すれば一つは当たるだろう。
「意味ないですミラ様、相手は不死身です!!」
え、もしかして詰んだ?
「話は終わったかな?氷神よ。」門番が大きな炎を問いかけた。
「私にはちゃんとミラっていう名前があるの!!」
こうなれば神の魔法に頼るしかないだろ!!
『横暴な水の神よ!!横暴さを全て集め、飛んで行け!!トライデント!!』
水で出来た大きなトライデントが現れ、門番に向かって飛んで行った。
だが門番に当たる前に全て蒸発してしまった。
「まさか、水神をも屈服させているとはな、恐れ入ったぞミラ。
お返しに面白いもを見せてやろう。」
『アグニ!!我に力を貸し、体を預けろ!!完全顕現!!』
すると門番の身体は赤くなり、顔が二つになった。
「ミラ様私が門番を逆行させます!!」
しかしセラムの目から大量の血が流れ落ちた。
「どうしたのセラム!?」
「何で出来ないの!?早くしないとミラが死んじゃうのに、、、」
やっぱり戦闘関連の事には精神崩壊するせいで出来ないようだ。
このままだと確実に俺達は殺される、何かいい方法はないのか!?
普通にやっても勝てない相手、何か今まで学んだことで、、、
「セラム、もしかたら勝てるかも!!」
この方法ならセラムにも戦闘をさせなくて済む、、、
セラムに作戦を話すと快く了承してくれた。
『パレット』俺の手にペンが現れた。
『氷柱!!』
大量の魔力を込めて発動するとやはり大量のつららが現れた。
『成長!!』大量のつららからつららが生えてきた。
それを繰り返しながら俺は直方体を描いた、どうにか描き切った。
準備は整った、畳みかける!!
『横暴な水の神よ、!!横暴さを全て集め、飛んで行け!!トライデント!!』
『氷の女神よ!!凍らせ守りたまえ!!ブリザード!!』
飛んで行ったトライデントが氷に覆われた。
『物質逆行!!』
セラムがトライデントに物質逆行を掛けた瞬間飛んでいく速さが増した。
「速度を上げた所で全てとかして終わりだ!!」
しかし氷が硬いのでそう簡単に溶けない、よし作戦は成功だ!!
『錬成!!』すると俺とセラムを囲うようにして直方体が現れた。
「爆発にご注意してください、ミラ様」その言葉と同時に大きな爆発が起こった。
直方体をよじ登るとそこには粉々になった門番が横たわっていた。
「やった~!!成功だよセラム!!」
「あそこまで精密な物質逆行の操作は始めてでしたよ。」
俺達が話していると門番が生き返って話しかけてきた。
「最後の爆発は何だったんだ?」
「あれは凍ったトライデントの中にある水を物質逆行で酸素と水素に分けて
貴方の熱を利用して大きな水素爆発を起こしたの、凄いでしょ?」
「ミラは頭も良いんだな。
今回は俺もずるい事をしたしそっちのメイドとミラは
特例で最下層に行ける事を許可しよう。」
よしこれでやっと最下層に行ける!!もう戦闘はこりごりだ。
セバスチャンと一緒にミロブルが勝つのを待って
俺達は無事に最下層まで行くことが出来た。
「ふ~今回は疲れたわ、セバスチャン達とはここでお別れだね。」
するとミロブルが悲しみの声を上げた。
「おいおい悲しい事を言うなよ、ミラ様。
ミラ様たちのグローブ俺も見たいから、もうちょっとだけね、ね」
「確かにすぐに別れるのもなんですし、
一緒に買い物ぐらいならしてもいいんじゃないですか?ミラ様。」
セラムは一緒に買い物をするのは賛成の様だ。
皆がそういうなら少しだけ一緒に買い物をするか、、、
「これとかどうよ嬢ちゃん、お代はたったの魔力5000だよ?」
男性と買い物するからこれは恋愛イベントか!?
と思ったけど闇市だからか商品のインパクトが強いせいでそういう雰囲気はない。
「あ、ミラ様見えてきましたよ!!あれがグローブ屋です!!」
【天然素材で作った、グローブ要りませんか?
環境にも配慮しています!!】闇市にこんなエコ思考な店あるんだ。
「お嬢ちゃん魔力が多いせいで魔力を抑えたいのね、
それじゃあまず最初にこれに触れて。」そう言って水晶を出してきた。
俺が触れようとするとミロブルに止められた。
「みんな、魔力量で競わないか?」皆了承した。
「それじゃあトップバッターはセバスチャンだ!!」
店主に差し出された水晶にセバスチャンが触れると綺麗な黄色に光った。
「貴方の魔力量は大体400位ね、そして得意魔法は雷よ。」
貴族の中で相当多い方だ。
「次は俺だ!!」ミロブルが意気揚々と水晶に触れた。
すると水晶は濃い水色に光った。
「あら貴方相当魔力多いわね。大体3000位かしら得意なのは水ね。」
自信満々にミロブルは帰ってきた。
「次は私の番ですね。」そう言ってセラムは水晶に触れた。
すると水晶が黒色に光った。
「貴女の魔力は大体2000位ね。
あら貴女王族の血筋ね、得意な魔法は時の魔法ね。」
「次の私で最後ね。」まぁどうせ水晶が割れるのオチだな。
そんな事を思いながら水晶に触れたが水晶が割れなかった。
水晶は白色に光った。
「貴女は凄い魔力量ね測定不能だわ、貴女の得意魔法は氷ね。
確かにこれぐらい魔力が多いと困るわね、いい商品を持ってくるわ。」
そう言ってムキムキな男性は店の奥に入っていった。
「やっぱりミラ様の魔力って凄い多いんだな。」
「まぁ魔力がありすぎると体に悪影響が生じるけどね。」
この魔力量のせいでセラムとサラ以外に触れられないからな。
するとムキムキな男性が店の奥から黒色のグローブを持って出て来た。
「これとかどうかしら?材質は25DTよ」
グローブを手に付けるとそこの部分だけ魔力がピタリと止んだ。
「これいいわね。けど材質が何なのかよく分からないけど、、、」
「ミラ様、それは聞かない方が、、、」セラムが青い顔で言ってきた。
「それは25歳男性の手の皮膚よ、一品物だからつなぎ目もないでしょ!!」
これ人で作られてるの!?
「もしかして殺して奪ったんですか?」
「違うわよ、代金としてもらっただけよちゃんと消毒もしてるから菌いないわ。」
しかし人の皮膚って聞くと買う気が失せるな、でも人に触れらないのは困るし、、、
「買います!!」背に腹は代えられない、、、
「良かったわ今若い女の子の皮膚が切らしていて、ありがとう。」
え、俺の皮膚はぐの!?
「いや~良かったですね、ミラ様店主の人が錬成した皮膚でも大丈夫だなんて。」
「本当に危なかったわ。」闇市怖すぎ!!
「セバスチャン達は闇市に何しに来たんですか?」セラムが聞いた。
そう言えばまだ聞いていなかったな。
「俺達はポシボナス家に用があるからここに売ってる
瞬間移動装置を使おうと思ってきたんだよ。」
ポシボナス家まで瞬間移動することが出来るのか!?
「もしかしてそれって私達も使える?」
「多分料金を払えば使えると思うけど、、、」
やった~!!これでわざわざ遠くまで歩かなくて済む!!
魔力の基準は今までの平均を出しているため
当てにならない場合がありますのでご注意を。
今回で一気にポシボナス家まで飛びましたね、、、
書くのがめんどくさかったわけではないですよ!?違いますかね!!
読んでくれてありがとうございました。




