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社畜が悪役令嬢に転生しましたが、悪役令嬢として働きたくないため魔王を倒す  作者: 虎ノ介
五英傑への道のり

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42/52

闇市にて

友達と銭湯いったらあまりにも場違いすぎた、、、

おじちゃん、おばちゃんしかいねぇ。

「ここが闇市!?」目の前には地上と遜色がないとても綺麗な市場があった。

闇市って聞くからもっと治安が悪そうなところかと思ったけど案外普通じゃないか。

「セラム、どこに魔力を遮断するグローブがあるの?」

俺がセラムに話しかけると周りの人が一斉に振り返った。

「少し静かにしていてください、ミラ様。」

セラムがそう言ったら一人の男が近寄ってきた。

「済まないがここは-1階だから、あまり騒ぎは起こさないでくれないか?」

男の人はどうやら怒っているようだ。


「何でこの人怒ってるの?」何か変な事をしただろうか、一見さんお断りとかかな?

「私達が求めている物は一級指定魔術具ですから

犯罪に巻き込まれない様にこの人達はピリピリしているんですよ。」

周りを見渡すとあの男の人以外にも何人かがこちらを睨んでいる。

「すいません、あの階段ってどこですか?すぐに下層に行くので、、、」

セラムが男の人に小声で尋ねると男の人は通路の奥を指差した。

「ありがとうございます、、、」


「ねぇセラム、何だか周りの人たちの視線が痛いよ、、、

というか魔力を遮断するグローブが一級指定魔術具って何!?」

何て言うか敬称からして、多分やばい。

「魔術具には危険度という物がありまして、危険度が基準値を超えると

【指定魔術具】という物に指定されます。

その中でも最も危険度が高い物が【零級指定魔術具】です。」

一番上が零なら一は二番目か、、、

「ちなみに一級は届け出をださず所持していた場合無期懲役か無期禁固です。

零級は確実に死刑されます。」

相当ヤバくないかそれって、今からそんな物を買うの!?


「そんな物がこの闇市に売っているのか!?」ただの市場だぞ。

「ええ、最下層の商人が売ってますよ、ですが最下層に行くのには

めんどくさい手順が必要なんですよね、、、」

セラムが苦虫を嚙み潰したような表情になった。

「ミラ様、戦闘経験はありますか?」

「いや、無いけど。それがどうしたの?」元から争いごとは嫌いだったし、、、

「最下層に行くには【門番】と戦わなくちゃ行けないんですよ。

まぁ、倒すんじゃなくて一回殺すだけでいいから楽なんですけどね」

殺すと倒すってほぼ同じ意味だよね?あれ俺がもしかして間違ってる?


そんな事を考えながらセラムと階段の所まで歩いた。

「今から言う注意をしっかりと守ってくださいね。」

「何を守ればいいの?」セラムの顔は真剣そのものだ。

「まず絶対に-50階までは他の階に行かないでください、

あと下から上がってくる人達には全員道を譲ってください。分かりましたか?」

そんな簡単な事で良いのか。

「大丈夫よ、それぐらいなら絶対に破らないわ。」

「気を付けてくださいよ、ミラ様は一発でも魔力を含む攻撃を

受けたら体が崩壊して死ぬんですから。」


そういえばこの体魔力で支えられているんだっけ?

「それじゃあ付いてきてくださいね。」

そう言ってセラムが先に階段を降りて行った。

急いで付いて行かなくては、、、


何て言うか下から上がってく人達全員チンピラみたいな奴ばっかなんだけど、、、

急いで道を譲る、そんな事を繰り返すと-20階まで行くことが出来た。

するとその階を境にしたから上がってくるのが

ヤクザや恰幅が良いおじさん達が上がってきた。

俺の体を見て何やらひそひそと話している。

視線から考えると俺の事をどうやら性的に見てるようだ。

ここは早く下に行った方がよさそうだ。


-40階まで行くとまた下から上がってく人が変わった。

下から上がってくる人達は全員怪我をしているか、

異質なオーラを放っている様な人達しかいなくなった。

またここから私達と同じように下に向かう人も増え始めた。


「-50階到達!!」はぁ~ここまで歩くのめちゃくちゃ疲れた、、、

何やら二人組の男性が俺は指差して話している。

また売り子と勘違いされたのだろうか、今回はガツンと言ってやる!!

「私を指差して何を話しているんですか!?変な事なら起こりますよ!!」

「いや、違うよ!!君達みたいな小さな女の子達も【門番】と戦うのかい?」

「門番?」ああ、最初の方にセラムが言っていた人か。

「おい、やめろよ。多分この女性は何も知らないよ。」

もう一人のチャラそうな男がもう片方の男を注意した。


「いえ、知ってますよ。私達は一級指定魔術具を買い来たんですから」

後ろからセラムが男の人達に話しかけた。

「え、アンタみたいな小さな女の子が!?」男がセラムを見下ろしながら言う。

セラムは確かに見た目は十歳だけど多分総年齢は百は超えてるぞ!!

女性だから聞けないけど怖くて聞けないけど、、、

「規則は特に何も破っていませんから。

貴方達こそ素人なのにこの門番と戦うんですか?」

可愛いげがある笑い方をしながらセラムが、二人組に問いかけた。


「酷いな、俺達は素人じゃねぇよ!!」

とチャラい男が言った後もう片方の男の肩に腕を乗せる。

コイツも強いんだよって言ってるのかな?

「二人とも名前は何て言うの?」名前を尋ねてみる。

片方の男がチャラい男の腕を払って話し始めた。

「ああ、まだ言ってなかったな。

この金髪の男は貴族のセバスチャン・ユーピテルだ。」

チャラそうな男を指差しながら言う。


「俺は平民だったけど魔力量が多い人間だったから冒険者になったんだ。

名前はミロブルだ。そっちの名前は何て言うんだ?」

どうやらチャラそうな男は貴族でユーピテル家の人らしい見たところ

服の生地も高そうなものを着ているのでどうやら位は高いようだ。

「私の名前はミラ・セフリターよ。

こちらのメイドは私のパートナーで付き人のセラムよ。

魔法で体が幼くなっているの。」

ミロブルは何も驚いていないがセバスチャンは腰を抜かすほど驚いている。


「へぇ~アンタ達結婚してるんだ、もしかして政略結婚じゃないな、、、

政略結婚だったらメイドと結婚しないもんな。なぁ指輪は何をしてるんだ?」

この世界は馴れ初めとかではなく、指輪を最初に聞くんだ。

まぁそれで確かに大体の事は分かるもんな。

「え~と確か誓いの指輪だったかな。」

「へ~え誓いの指輪か、どっちも付けているのか?」

ミロブルは少し驚いている。

俺が頷くと、またミロブルが質問をしようとしたらセバスチャンが止めに入った。


「おい、ミロブルやめた方がいい。今すぐ辞めないとお前殺されるぞ。」

「何でだ?」ミロブルは少し困惑している。

「そのお二方はセフリター家の現当主ミラ様と第四王女だぞ!!」

「それがどうしたんだよ、戦いの場では序列は関係ないだろ?

お前が俺にそう教えてくれたじゃないか。」

ミロブルが首をかしげながらセバスチャンに言う。

「俺とその二人は貴族の格が違い過ぎる!!」セバスチャンが必死にミロブルに言う。


「大丈夫だよ、私達だってそこまで序列とか気にしてないから。」

「ほら、大丈夫じゃねぇか。ありがとうございます、ミラ様、セラムさん。」

笑ってミロブルは私達にお礼を言った。

「ありがとうございます、ミラ様、第四王女!!」

セバスチャンも慌てて俺達にお礼を言う。

「こちらこそ、戦いの場では序列が関係がない事を教えてくれて

ありがとうございます。あとセラムの事は第四王女って言わないであげて。」


「は、はい!!」

セバスチャンが返事を言うと同時にゴングの様な音が鳴り響いた。

「な、何!?」私以外の三人は至って冷静だ。

「そうだ!

ミラも門番と戦うのなら他の人の門番との戦いを見た方がいいんじゃないか?」

ミロブルがセラムに提案する。

「確かに、ミラ様見に行きましょうか。

最初にどう動くか分かっていれば簡単には死ななくなりますよ。」

セラムは笑顔で了承した、格闘技はあまり好きじゃないんだけどな。

というか死ぬとか怖すぎるよ!!

今回は闇市の中を書きました。

闇市の中をこんな感じです。

-1階~-5階:食料品センター

-6階~-19階:薬物売り場(何があっても店舗側は責任を取りません。)

-20階~-39階:風俗、人身売買所(死にかけは死んでも責任は取りません。」

-40階~-49階:選手休み場、宿泊施設

-50階:闘技場、門番(死んでも責任は取りません。)

闇市で買い物すると全部税金がかからないため脱税で捕まります。

安全な場所は-40階~-49階だけ他は連れ去られて人身売買所に送られる可能性がある。


明日は大体九時、十時ごろに投稿します。

読んでくれてありがとうございました。

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