新婚旅行
ミラとセラムの関係性は進んだのに、私は恋愛のれの字もない。
そろそろ誤字、脱字の修正やろかな。
「それでセラム、何処にポシボナス家が統治している領があるの?」
「ポシボナス家が統治している場所は王国の中でも端っこなので
ここから西に進むと着きますよ。」セラムは地図を指差した。
地図を見ると、ポシボナス領は国の最北西端に位置しているらしい。
「ここから近いの?」今はセフリター家には金がないから馬車を使う事できない。
「まぁまぁ遠いですね、多分歩いて二週間ぐらいはかかります。」
遠いな~まぁ金がないから歩くか、どこの世界も金が必要だな。
「取り敢えず、街に降りよう。」セラムを促すとセラムが俺の顔をじっと見つめてきた。
「ミラ様何でまだそんな話し方してるんですか?
私はもう貴方の中身が男性って知っているんですよ。
普通に喋っても大丈夫ですよ。」
確かにまだこの喋り方はセラムからしたら少し違和感があるか、、、
「それは無理だよ、だって私この喋り方が定着しちゃったんだもん。」
「何でですか?」セラムが神妙な顔付きで質問する。
「私の前世はねブラック企業で働く社員だったの、その時から仕事が忙しくてあまり喋らなくなって。
異世界に転生した後も私三歳まで喋らなかったでしょ。
そのせいでこの喋り方が定着しちゃったんだよね、、、」
俺は少し悲し気にセラムに事情を話すと、セラムも泣きそうになっていた。
「どうしたの!?大丈夫?」何か変な話をしただろうか?
「大丈夫ですよ、ミラ様。これは面白くて涙が出ただけなので、、、」
口元をみると微かに頬が上がっている。
「何で笑うの!?私だってブラック企業時代大変だったんだからね!!」
一応セラムはメイドの役なのに酷い!!
「だって私と全く喋り方が変わった理由が同じなんですもん。」
「え、セラムも前世ブラック企業に勤めていたの!?」
確かに他の人達より、よく働くなとは思ったけど。
「私の会社は多分ミラ様が勤めていた会社よりかは多分楽ですけどね。」
ブラック企業にも業務のきつさがあるのか!?初めて知ったぞ。
「いや、いや多分同じくらいだよ?」
多分セラムが謙遜しているだけだ。
企業のブラック度合いを謙遜するっていのは何かおかしいけど。
「だって私の会社は徹夜するにしても最高二徹までですよ?
それに残業が終わってもギリギリ終電には間に合いましたから。」
「え、それだけでいいの?私の会社は最高五徹だよ!?」
「それがおかしいんですよ。」セラムは冷静に突っ込んだ。
俺が勤めていた会社はどうやらブラック企業の中でも相当酷い方だったようだ。
「あれでもそうなるとどうやってセラムはこっちの世界に来たの?」
俺は過労死だけどもしかして他殺とか?いやまてもしかしたら自殺とかも、、、
「私ですか、確か二徹したと後フラフラ歩いていたらトラックに轢かれたんですよ。」
「凄いベタだね、ちなみにどんな会社で働いていたの?私はアニメ会社だよ。」
まぁブラックと言えば医療とか俺みたいなテレビ業界とかかな。
「私は広告代理店ですよ、大きな企画が終わった後にぽっくりと感じです。
あ、街が見えてきましよ!!」目の前にある町は見覚えがない白い街だった。
「あれセラムいつも行ってる【オルフェニー街】じゃないぞ?」
オルフェ二ー街名物の大きな双竜のマークが見つからない。
「あれはセフリター領の東側の街です。
こちらの西側の街【魔法科学研究都市】です。」
何で東側は横文字なのに何でこっちだけそんなゴッツイ名前なんだよ。
「こっちに来るのは初めだよ、研究都市には何があるの?」
「研究都市には学校、図書館、研究所、などの学術に関係あるものが多いです。」
今やっている五英傑候補の研究にピッタリじゃないか!!
「それじゃあ俺もここで勉強したら研究がもっとはかどるかな?」
「やめた方がいいですよ、この街表の顔は魔法科学の研究都市なんですけど
裏の顔はドラッグとかが横行する王国の中でも屈指の治安の悪さなんです。」
目の前に広がる街の壁とかは全て白くてきれいだし凄い量の街灯もあるのに!?
「でも見た感じ全然落書きとかもないし治安は悪そうじゃないよ?」
ゴミだって一個も落ちていないし、、、
「もっとよくこの街を見てください、何かおかしなところないですか?」
遠目だからよく分からないけど、、、
「やけに人が少ない?」見た感じ人っ子一人もいない、店とかも全くない。
「そうなんです、この街地上は治安が悪くないというか人が居なくて過疎化してるんですが
地下街が凄く治安悪くてだからこの街のあだ名は【蟻地獄】って言います。
表は普通の地面なのに近づいたら中に引きずり込まれる蟻地獄に例えているんでしょう。」
あだ名のセンスはいいけどさ、何でわざわざ漢字なの!?
せめて蟻はひらがなにしない?何か凄くいかつくなってるよ。
「でも何でそんな危険な所に入るの?」
旅の最初に死ぬ可能性を上げてどうする!?
「ミラ様の身体って冷たいじゃないですか、触れたら死ぬぐらい。」
何かそう言われると悲しい、、、
冷気を発さなくなるグローブを闇市に買いに来たんです。
ポシボナス家と会談する時握手も出来なかったら大変ですから。」
流石に握手は出来た方がいいもんな。
「でもその地下街にはどうやって入るの?何か秘密合言葉があるのか?」
そういう会員制の店とかには憧れる。
「いえ、普通にそこ立っている看板に従ってマンホールを降りると入れます。」
セラムがそう言って指差した看板には「闇市はこちら!!」と書かれている。
何故おれの夢はこうも叶わないんだよ!!
「あ、ミラ様見てください!!
今ならクーポンプレゼントキャンペーンもやってますよ!!」
コンビニかよ!!
さぁセラムとミラの新婚旅行が始まりましたね!!
最初に行くところはデパートみたいですね。
明日は楽しいショッピング編を書きます!!
投稿する時間は大体六時半から七時には投稿します!!
読んでくれてありがとうございました。




