設計図を完成させるには、、、
明日はテスト返却日
緊張して眠れないかも、、、
「みんな~出来たよ!!設計図。」俺はガレージの中に飛び込んだ。
ガレージの中を見渡すとセシリア以外全員いる用だ。
「改善案を作ることが出来たのか!?」マルクさんが勢いよく立ち上がって聞いてきた。
「もちろん、簡単だったわ!!ア、いて!!」後ろから頭を叩かれた。
「ミラ様嘘はいけませんよ?出来ないせいでドアに八つ当たりして
ドアを壊しかけたでしょ?」後ろにはセラムが立っている。
「それは序盤!!最後の方は見てないでしょ、貴女寝てたから!!」
「総合的に見ても悩んでいたから言ってるんです!!」
俺とセラムが口喧嘩をしているとマルクさんが止めに入った。
「まぁまぁ落ち着いて俺に設計図を見せてくれないか?」
「そう言えばまだ見せてなかったわね、ハイこれ。」俺は設計図を机に置いた。
「前見たやつと大分変わってますね~ミラ様よくこういうの思いつきますね!!」
サラが設計図を見ながら声を上げている。
「へぇこれがか、、、この①とかを説明してくれるとありがたいんだが。」
「あ、ごめん今説明するね。」俺はセラムとの口喧嘩を切り上げて説明し出した。
「まず①っていうのが錬金術で起きる真空問題を根本的に開発する所で
②が真空問題を解決した事により起こる別問題の解決部分
③と④がそれを処理する部分みたいな感じの所かな。」
俺は順番に番号を指差した。
「まずは①について説明するね!!
①は空気を錬成する錬成陣に魔力液を通して空気を作る機関だよ。
空気っていうのは通常時の元素が合わさった奴ね。
出来た後は少し斜めになっている通路に空気が入ってそのまま下に行って
水に空気が入るっていう機構だよ。」我ながらよく考えて作ったな。
「でもそれだと水が斜めの通路に入ってきてしまわないか?
それに水の中に空気が自分から入るか?それにこの丸い部分に空気が滞留するぞ。」
聞かれるだろうと思った通りの質問がマルクさんが投げかけて来た。
「水が斜めの通路に入ってくるのを防ぐ方法は考えたから後で説明するわね。
それにこの丸い部分では空気は滞留しないわ
というかこの丸い部分で空気は斜めの通路に押し出さるわ。」
「どういう事!?そんな原理私知らないよ?」サラが大きな声を上げた。
「この丸い部分には元々圧縮させたヘリウムガスを入れておく。」
「でもそんな事したら空気を錬成した時にヘリウムガスと混ざっちゃうよ?」
確かに普通はそう思うかもしれない、だけどこの世界はゲームだ!!
ゲームにはバグか仕様か分からない物が付き物!!
「大半の人は気付いていないかもしれないけど錬金術する時
錬金する所に比較的元素が純粋な物があったりすると錬成する位置が押し出されるんだよね。」
これは俺が机が濡れている状態で羊皮紙を錬成させようとした時に気付いた物だ。
「でもそうなると周りの魔鉄とかも比較的に純粋な物ですよ
そうなると壁を貫通しちゃんじゃないですか?」サラが怪訝な顔をして聞いてきた。
「大丈夫この法則が働くのは自分より押す力(圧力)が強い物にしか働かないの。」
「でも鉄には圧力がありませんよ?」まぁそうなんだが、物体の強さ的な事だ。
「取り敢えず自分より硬い物には貫通しないの!!」
そこの所はあまりよく分からないのだ、ゲームの仕様だから、、、
「それで斜めの通路に空気が入るのか、、、
でもそれだと水の中に空気は入ることが出来ないと思うぞ。
それに水が通路に入ってこないって事は空気も水の中には入れないんじゃないか?」
「大丈夫この体積分より多い空気を錬成して無理矢理空気を圧縮させるから」
「でも空気を圧縮させるにはまぁまぁな力が必要だぞ?」
そこは大丈夫俺が羊皮紙を錬成した時錬成する座標が押し出された時の力が働いたまま
羊皮紙の束が飛んできて怪我したからな。
「威力は私が実際に体感したことがあるから保障するわ。」
「待てこの設計図何かおかしなところがないか?」
マルクさんが設計図を指差しながら言う。
「何か変な所ある?」
「ミラ様、ここから水が入るならおかしいですよ、
だってここから水が入ったら魔力液を吸い上げる管より左に空気が行きませんよ?」
サラがおかしなところに気付いて教えてくれた。
「あ、でもこれくらいなら通路増やせば大丈夫かな、、、」
「まぁこれくらいなら平気だろう。それじゃあ②について説明してくれないか?」
マルクさんが説明を促した。
「②は上に空気が集まっていくでしょ?
そして下からは毛細管現象で上がってくる水がある
上がってくる水も少なからず圧力を持っているから空気は圧縮される
これを何回も繰り返すと、空気が圧縮空気になり魔力液が上に行かず
正常に動かなくなるかもしれない、それを無くすとまではいかないけど
魔法陣に空気の元素のみで作る立方体の錬成陣をねじ込んでコントロールする場所よ。」
「あれでも?まだポシボナス家の人に会って魔法陣開発してもらって無いですよね?」
「そうなの、だから貴方達にこの設計図説明が終わったら
すぐにポシボナス家に行って交渉するわ。」
今回の設計図は完全にポシボナス家頼みなのである!!
水が空気の方に入り込まない様にするのも全てポシボナス家頼み
この設計図はポシボナス家が協力してくれなかったら全くもって成立しないのである!!
「というわけでちゃちゃっと説明を終わらせるわよ!!
③は錬成した立方体の保管場所ね、作るときはもう少し右に寄せるわ。
仕組みは魔法陣できた立方体を重力に従ってこの中に入れるみたいな感じね。」
③については誰も質問などは無かった。
「次は④ね、これは下の大きな魔力タンクにある空気を上に上昇させるときの通路ね。
少しだけ魔力液によって空気も温められているから上昇するのは容易いわ。」
「何で魔力液によって温められるの?」サラが尋ねてきた。
「下の魔力タンクの上では炎が燃え続けているのだから
魔力液は温まるわ、空気が上昇するのは浮力ね。
他にもう質問ないかしら?」
「まだ、水が斜めの水路に入らない秘策を聞いていないぞ?」
「それはポシボナス家の人達に作ってもらうからまだ考えてない、、、」
何という情けない回答なのだろう、、、
「そんなんで大丈夫なのか?」マルクさんが心配の言葉を口にする。
「新しい物を作るときは、既存の方法だけに頼ってはいられないの
新しい物を作るには新しく作った方法をかき集めないとだからね。」
まぁ前世では出来なかったけど、、、
「そうかそれじゃあ早くポシボナス家に行った方がいいだろう。」
「私も連れて行って!!ミラ様。」サラが鼻息を粗くしながら近づいてきた。
「駄目だよまだサラは小さいんだから。」
サラは一気に落ち込んだ。
「サラとも話が合うような子を連れてくるからね。」
「本当!?」俺が頷くとサラは凄く喜んだ、天才だから同年代の友達がいないのだろうか。
「それじゃあミラ様早く行きますよ。」後ろからセラムが話しかけて来た。
先ほどのテンションの高いセラムじゃなくいつものセラムになっていた。
「ええ、行きますか。」急いでガレージから俺とセラムは飛び出した。
【見送り】
「さぁ、行きましょうか。道中貴女の過去の事を聞きたいわね。」
「恥ずかしいから、嫌ですよ、、、」セラムは顔を赤らめた。
「前の世界の事でもいいのよ?」どんな仕事をしていたかも気になる。
「まぁそれならいいですよ、後でミラ様も話してくださいね。」
セラムと俺の短い旅が始まった。
今回から短いですが冒険が始まります。
多分十エピソードぐらいで終わると思います。
今のうちに冒険のストーリーを書く練習をしなくちゃだからね、、、
読んでくれてありがとうございました。




