魔鉄の作り方
ちなみに真空の仕方は錬金術で中にある元素をすべて使って
物を錬成すると真空になります。
「そういえば、マルクさんはどこ行ったの?
ここを出ていくとき、マルクさんと作業してね言ったはずだけど。」
超高真空の材料を考えるのに忙しくて全くもってマルクさんの事を忘れていた。
「最初はマルクお兄ちゃんと一緒に作ってたんですけど、ミラ様に話す前にマルク兄ちゃんに
材料について話したら、何か持ってくるものがあるとか言って自分の部屋に戻っていきましたよ。」
マルクさんも何か思いついたのか?
「サラ、マルクさんの事お兄ちゃんて呼ぶようになったんだな。」
するとサラの顔が赤らんだ、ああそういう系ね。
けどこの世界も十八歳以下は結婚出来ないのだろうか?
いや、俺とセラムが結婚しているから大丈夫だろう。まぁ作った奴が色欲の罪を背負っているから
そういう所は雑な作りになってそうだよな。
「サラ~!!いい材料を作るのによさげな物を持ってきたぞ!!
あれ、ミラ居たのか。」マルクさんの噂していたらどうやら来たようだ。
横のサラを見ると今にも蒸気が上がりそうなくらい顔が赤くなっている、マルクさんの方を見ると
サラの様子には全く気付いていないようだ。
サラよ、諦めた方がいいぞコイツは思春期真っ盛りに小さな小娘とも一緒に暮らせる
恋愛の事全く考えてない人間だから。
「それで何が良い材料を作るのによさげな物なの?」
すると瓶のような物を机の上に置いた。
「これだ、俺の魔力で作った『魔力液』だ」
中の水をような物を見るとマルクさんに引き寄せられていている。
するとセシリアが大きな声を上げた。
「え、これってもしかしてあの囚われの科学者が作った『魔力液』ですか!?
まだ作り方は公開されてないはずじゃ、、、」中のマルクさんから抽出した液を見ながら驚いている。
「マルクさん、そんなダサい二つ名持ってたんですね。囚われの科学者ってw」
「うるさい!あれは勝手に国が俺の事を評価しただけだ。」少し怒りながら返してきた。
まだ驚いているセシリアがマルクさんに尋ねる。
「え、もしかしてマルクさんってあの囚われの科学者何ですか!?」
「ああ、確かにそういわれているね。この魔力液を開発したのは俺だよ。
それにこれは作り方も簡単だからさほどコストもかからない。」
瓶の中の液体を指差しながら言った。
「それじゃあこれを使ってどうやって良い材料を作るの?」
見たところこれで合金が作れそうには見えないが、、、
「これを熱した鉄中に混ぜるんだ。」
「でもそれだと、入れる前に直ぐに蒸発しちゃうよ?」サラがマルクさんに尋ねる。
「大丈夫だそこの所はちゃんと考えている。
この魔力液は魔力の特性を引き継いでいるんだ。」あれなんかその特性聞いた事があるな。
「ねぇその液体もしかして錬金術で作った水?」
すると、マルクさんは酷く驚いたようで瓶を落としかけた。
「おっと、危ない、危ない。
確かにルーツはそこだが少し違うあれは周りの元素を使って錬成しているが、
これは自分の魔力を代償にして錬成することによって作ることが出来る。」
「でも魔力での錬成は普通より多くの魔力を取られるわよ?」
もし魔力を多く使うのならオスピアが疲弊するため出来ればそういう方法は使いたくない。
「そこは大丈夫だ。俺が作った錬成陣を使えば通常の半分魔力で作ることが出来る。」
そう言ってマルクさんは今ままで見たことがないような途轍もない錬成陣を懐から出した。
「それでその魔力液は魔力の特性を受け継ぐみたいだけどそれを使ってどうするの?」
すると何やら設計図のような物を懐からだし説明しだした。
「まずこの魔力に炎の攻撃を浴びせて熱に耐性を持たせる。
ここで大事なのが炎の攻撃は魔法で行う事、錬金術で作ったの炎や普通の炎では蒸発するので注意。
それでも溶けた鉄に近づくと流石に瞬時とまではいかないけど蒸発し始める。
ここが一番大事なポイントだ、、まず溶かした鉄は地上から1m上に置く。
その下に魔力液を染め上げた人物がいるか、その人物の魔力が含まれている物を置く。
そうすると、魔力液は下に向かって引っ張られる、そうすると蒸発して魔力蒸気になっても
そのまま下に引っ張られ鉄と混ざると言うわけだ。理解できたか?」
確かにそれなら簡単に作れそうだしコストも軽い。
「それを行ってできる合金の強度はどれくらいなの?」一番大事なのは強度だからな。
「大体タングステン合金くらいと思ってくれれば大丈夫だ。」
そこまで強くなくてもいいんだけどな、、、
「それじゃあその、何て言うんだろう?その合金の名前は何て言うの?」
「まだ決まってないからミラが好きに決めて良いよ。」
「それじゃあ名前は【魔鉄】でいきましょう、それを作る機械は魔鉄製造機で良い?」
全員が頷いた、我ながら良いネーミングセンスだと思う。
「それじゃあ改めて魔鉄製造機を作りましょう!!」
「取り敢えず溶けている鉄を入れるやつの材料はクロムで良いかな。」
俺はパレットのメニューの材料部分をクロムに指定した。
いつもなら指定しなくてもいいんだが特殊な材料を使う場合はちゃんと指定しなくちゃいけないからな。
「錬成!!」すると後ろの金属の山から一つの板が飛んできた。
未だにこの材料が勢いよく飛んでくるのは慣れない
魔力で動いているから俺に当たらないと分かっていてもだ。
「ゴトン!!」延べ棒よりも一回り大きい金属で出来た箱が落ちて来た。
ちゃんと地上から1m離れるように足もついている。
「鉄を入れる奴は出来たよ~!!」
「分かった!!そろそろ鉄が溶けるからこちらまで持ってきてくれないか?」
「今持ってくね~」にしても全部金属類で作ったせいですごく重い
足の中とかは空洞にすればよかったか?
「よし、入れるから皆離れてくれ。」そう言ってマルクさんが鉄を俺が作った箱の中に入れ始めた。
するとセシリアが近づいてきた。
「ミラ様凄いですね、ここは研究した事を直ぐに試せるほどの財力に技術もあるし。
私ってもしかして場違いですかね?」すこし青白い顔で聞いてきた。
「みんなが頑張っているのに私は何も出来てないな、とか思っているの?」
セシリアは少し顔を俯かせた。
「そうなのね。そう言う時今まで自分がしたことを頭の中で箇条書きにして考えると良いわよ。
そうすれば自分がこの場所に場違いじゃない事はが分かるわよ。
さあ、早くマルクさんを手伝うわよ。」俺は鉄を入れ終わった魔力に近づいた。
「はい!!」セシリアは少し涙ぐみながら返事をした。
魔力液の主な使い方、設定。
・魔力の保管
・飲むことにより魔力の回復
・自分の魔力を注ぐと作ったのが他人でも自分の魔力の液にすることが可能。
・魔力液は水ではなくあくまでも液体なため、車作りでは蒸発温度がなどが変わるため
蒸発用の水には使わない。
今後は機械を作る場合は挿絵を入れたいなと思います。
途轍もなく下手ですが温かい目で見てもらえると幸いです。
読んでくれてありがとうございました。




