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社畜が悪役令嬢に転生しましたが、悪役令嬢として働きたくないため魔王を倒す  作者: 虎ノ介
五英傑への道のり

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27/52

交渉

三連休明けの学校きつすぎ、しかもそろそろ期末テスト、、、

緊張感が足りないって何?緊張の計量器で持ってるの?


にしても街に降りたのは久々だったな、前来たときはまだ両親がいたっけ。

「ミラ様そろそろマルクさんの家に着きますよ。」セラムが地図を見ながら話けて来た。

「にしても相当歩いたわね、こんな街の辺境に家はあるの?」

今歩いている所は白樺の木に囲まれた、小さな湖のほとりだ。

街から数キロ歩いたところにある湖だ、何か観光的な物に使われているのかと思ったが

特にそういうわけではないらしい。今の所生き物も見当たらないし、、、

にしてもここに着いてから怯え続けているサラが心配だ。


「サラ大丈夫?湖に着いてからずっと怯えてるけど。」

「そりゃそうですよ!!だってここ元犯罪者の流刑地ですよ?

もしかしたらまだ犯罪者の生き残りがいるかもしれないじゃないですか、、、」

ああ、そう言えば行く前にビスが『あそこは犯罪者の流刑地だったので気を付けてください』

とか言ってたけ。

「大丈夫ですよ、ここが犯罪者の流刑地だったのは五十年も前ですから。」

「確かに殆ど犯罪者は殺されてしまっていると思います、、、

けれども!これからは会うのは確実に大犯罪者何ですよ!?」


これから会うのはここに湖を作ったせいで捕まった大犯罪者マルクさん。

そう!!五英傑候補でありながら、王都を出禁にされた大犯罪者のマルクさん。

確かに怖そうだが、犯罪ならもう前世で何回も行っている!!

そう労働基準法と言う名のただの無能を!!

労基が来たってその時だけ定時で帰らせるか意味ねぇんだよ~


俺が心の中で労働基準監督署に心の中で文句を言っているセラムが声を上げた。

「あ!ミラ様マルクさんの家が見えてきましたよ!!」

目を凝らすとそこには家と呼んでいいのか怪しい物体があった。


何だあれ?やはり最初に浮かんだもの疑問だった。

よく見ると水車が屋根の上に着きながら動いている?そしてその水車が繋がっている先には

なにやら扇風機の様な物を動いてる。

何故そこに扇風機があるか分からないが取りあえず家に上がらせてもらうか。

俺とセラムが最初に家の門をくぐった後ろには怯えながら付いてくるサラがいる。


ドアノブに手を掛けたが鍵がかかっているのか開かない用だ。

「すいません~!!魔力の保存方法を聞たいと窺ったセフリター家の物ですが!!」

すると家の中から大きな音が聞こえた、その音のすぐ後に一人の男が仏頂面で出て来た。

「アンタ等何の用ですか?急に人の家に入ろうとして。」

「先にこちらは連絡したと思いますが?」男は目を回しながらどうやら思い出したようだ。

「ああ、あの傲慢なガキの手紙か?あんな頼み方してくる奴の事なんて知らねえよ。

王族みたいな聞き方しやがって。」男はイラつきながら言った。


王族みたいな聞き方?多分手紙を送ったのはセラムだからそれは仕方がないか、、、

「済まないね、それを書いたの元王族関係者何だ。」

「へぇ~、珍しい奴もいるもんだな!!ああ、そう言えば行方不明になった王女が居たっけ。

そうそうアンタの後ろにいるメイドみたいな顔してたな、名無しの王女!!」

そう言って男はセラムに向かって魔法を放った。

「危ない!!」急いで後ろを振り向いたがまずいこのままだと魔法がセラムに当たる!!

「バン!!」しかしセラムに当たる少し前に魔法は砕け散った。

「貴方何やってんの!?貴方セラムのトラウマ知っていながらほじくり返したでしょ」

「おや、名無しの王女は名前を貰えたのか良かったじゃないか。」

するとセラムが口を開いた。

「あら、お久しぶりですね名無しのお兄さん。」声の威勢はいいが今にもセラムは泣きそうだ。

「威勢ばかりはいい名無しの王女、もう一回お前に魔法を放ってやろうか?」


俺は髪飾りの蝶の羽の片方を取った。

「そろそろやめてくれないかな?私のセラムは名無しでも何でもない。

大事な家族の一員だ。」一瞬で周りが氷点下まで気温下がった。

「おお怖い、怖い。けどこんな奴家族でも良いのか?」

俺は一度振り返った。

「ごめんね、サラ。セラム。先に家に帰ってくれるかな?私はこの人と話があるから。」

今にも膝から崩れ落ちそうなセラムを支えながらサラは頷いた。


「おやおや帰らしたのかい?何か俺と話したいことがあるようだけど、、、

あの二人は確かにいたら邪魔なだけだからな。いいよアンタ一人なら家に上がりな。」

俺は静かに蝶の羽を髪に戻した。

「お前上手いな、嘘つくのが。」ドアの奥に消えていった男に問いかけた。

「それがアンタの本性か?確かに俺は王族でも何でもないし。

あのセラムってメイドが王族って事も知らない。

でもアンタが連れてくる中に王族がいるのは分かったよ。

手紙を寄こした奴の筆跡が王族に似ていたのと、魔力が王族のそれだったからな。」


「でも何でセラムが元王族って分かったんだ?」

「アンタ気づいてんのに聞いてんだろ?まあ、いいよ答えてやる。

俺を見た瞬間に顔が強張ったのと、ドアを開けたのがアンタだったからな。

見たところにお前さんは俺の薬が聞いて無いようだけどまあそれだけ魔力障壁があれば聞かないか」

「ああ、そう言えば水車と扇風機で幻影薬を飛ばしていたな。

最初見た時はビックリしたよ座標のバグり様にね、久しぶりだなアルベルト・マルクさん」


「何だお前、俺の事知ってるのか。」どうやらマルクさんはまだ思い出せないらしい。

「まだ俺が誰か気づかないのか?悲しいよ、、、」

「う~ん、あ分かったぞ!!髪色が変わりすぎて分からなかったがお前ミラか。」

「やっと分かったの?こんな美少女を覚えてない何てひどいよ~。」

マルクさんが机にコーヒーを出してくれた。

「お前の子守を頼まれたのはもう六年前だぞ?」

「そう言えばそれぐらい前だったね。確か俺が自分の部屋を持つ前ぐらいにここいたんだもな。

このコーヒーもどきは相変わらずまずいな。」俺は黒く濁った水を机の上に置いた。


「酷いな、中身はオッサン何だからそれくらい飲めよ。」

このマルクさんとはお父さんが王都に出張に行っている時にお世話になった人である。

その時母親は分家の争いに巻き込まれていて、お父さんに恩があるマルクさんが選ばれたのだ。

犯罪者となっているが実はここの看守の一族である、そして王族に背いて犯罪者となった看守である。

その犯罪者となった時に助けたのがお父さんだ。

だからこの男はこのバグった場所に住んでいるのである、ここなら誰にも迷惑が掛からないと言って

お父さんがこの男をこの男の家にバレずに帰したのである。


そしてこの男にはここがゲームの世界であるのも、俺が転生者でもあるのを知られている。

「それでマルクさんはストーリー見れたの?」

「さん付け何てよしてくれよ、アンタの方が年上だろ?」さん付けは止めないからな。

「そう言えばもうマルクさんは二十歳か早いな。」何か二十歳の祝を持ってくれば良かったかもな。

「後、俺プレイヤーになれたよ、五英傑候補になった瞬間にね。」

「そうその五英傑候補の研究について話があって来たんだ。」

「それじゃあ、その話は始まる前に丁重に断らせてもらおうかな。」

幻影薬:その人が最も怖いと思う人物を見せる薬。

余談ですが、最初の味方の二人にお母さんは含まれていません、二人の味方って言うのは、マルクとお父さんです。

短編を呼んでいれば分かるかもしれないですが、お母さんは相当な屑です。

そのためミラを道具として見ているため味方ではありません。


読んでくれてありがとうございました。

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