わたくし、恋する相手を盛大に間違えていました。〜婚約していた王子殿下が、私を嵌めようとした結果。
突然。
暗闇から伸びて来た手が、ガシリとわたくしの手首を掴んだ。
狭い路地から覗くのは、フードを目深くかぶった……、貧民階級の老婆?
枯れ枝のような指なのに、力が強い。
彼女の口からは嗄れた声が、悍ましく漏れた。
「アドラム公爵令嬢イーディス。私は数十年後のお前。未来の世から忠告に来た。底辺に落ちたくなければ、薬屋行きをやめるんだ」
「無礼な!」
老婆の手を、思いきり振り払う。
「お前は、婚約者であるデュラン第一王子が浮気相手を孕ませたから、王子の気を引くために、媚薬を求めて裏町に来たんだろう? だが王家の者に薬を盛るなど、己が身を滅ぼす行為」
「!」
(殿下が男爵家のダナ嬢を妊娠させたことは世間に知られているにしても。わたくしが媚薬を買いに今日ここに来ることは、誰にも言ってない。なぜ知っているの?)
窪んだ眼窩に異様な光を乗せた老婆は、わたくしの目的をピタリと言い当てた。
(まさか本当に、未来のわたくし……)
このみすぼらしい老婆が?
ゾクリ、と怖気が背を走る。
(そんなはずないわ!)
「ブレナン!」
「はっ」
後ろに控える護衛騎士が、即座に応えを返した。頼もしい。
国で指折りの騎士ブレナン。
元は第二王子ルイス殿下に仕えていたが、剣の腕が立つ殿下自身が"護衛の数を減らす"と宣言。ブレナンは第二王子の紹介状を携え、我が家に来た。
以来、わたくしの専属だ。
「この者をとらえなさい!」
いつも迅速なブレナンが、わたくしの命令に首を傾げた。
「この者、とは……。恐れながらお嬢様。どの者のことをおっしゃっておられるのでしょうか」
「何を言っているの? いま、わたくしの目の前に! この通路に佇む老婆よ!!」
建物の影になっているとはいえ、十分に視認出来る人間相手に、ブレナンは要領を得ぬ様子で動かない。
老婆が笑った。
「ククク、無駄だよ。他の人間に、私は視えない」
「なっ!」
「私の言葉を信じる気になったかい? いいかい、もしお前が薬に手を出せば、それは発覚し、断罪されて家を追われることになるだろう」
「……そう。あくまであなたは、未来から警告に来てくれた"わたくし自身"だと言うのね。でも、家を追われるほどの大事になるかしら。我が家は公爵家。そして薬を使う相手は、将来を約束した婚約相手よ」
媚薬は確かに問題だが、追放されるほどの大罪には思えない。
「なるさ。媚薬は、媚薬とは語られない。王子の胤を身ごもった男爵令嬢ダナを堕胎させた薬として、喧伝される」
「!?」
思いもよらない老婆の言葉に、わたくしは絶句した。彼女はそのまま語り続ける。
「王族の血を引く相手に手を出したと発覚すれば、いかな公爵令嬢とはいえ罪に問われよう。たとえそれが、胎内の赤子でもな」
「待って、なぜそんなことになるの」
「裏通りにある薬屋は、金さえ積まれれば何でもする輩だ。第一王子に命じられれば、当然公爵令嬢より王子を優先。彼に言われるがままに証言する」
「どうしてデュラン殿下が、嘘を強要させる必要が──!」
「デュラン第一王子は、お前との"婚約破棄"を狙っているのさ。気に入りのダナ嬢を妃に据えるために」
「っ! 婚約破棄ですって?」
「そう。しかし何の落ち度もない公爵家の娘を、一方的に婚約破棄には出来ぬ。けれど相手が罪を犯したなら、話は別。公爵家の有責で破談に出来る」
アドラム公爵家の令嬢は悋気が強く、王族の血筋に毒を盛る非道な娘。
罪のない胎の子を害するような悪女と、婚姻は結べない。
「……筋は通っているわね」
「そう。それに、だ。デュラン第一王子の浮気相手は、妊娠していない。彼女を囲うための方便だ」
「!!」
「元よりいない胎児が、臨月を迎えたら困るだろう? しかし憐れなるかな、子は恋敵の公爵令嬢によって流れてしまった。罪を着せて排斥するに、お前は絶好の相手というわけさ」
そして邪魔な婚約者を断罪して排除し、被害に遭った令嬢を代わりに迎える。
世論も男爵令嬢に同情するだろう。
第一王子が望むなら、妃は、子を亡くした憐れな男爵令嬢で良いのではないか。
家格は劣るが、高位貴族の養女にする手段もある。
王族の子を孕めるほど体の相性も良いなら、後継ぎ問題の懸念が減る上、養子にした貴族家は、未来の王子の外戚になれる。
受け入れ先として名乗りをあげる家は、出てくるだろう。
「もともと、この国の王族は、その魔力の高さゆえ子が出来にくく、出生率が低い」
「……ええ、だから王家の流れを汲む、我が公爵家からわたくしが選ばれたわ。魔力が釣り合う方が、子を得やすいもの」
妊娠が公表された時、おかしいとは思った。
相手は男爵家の娘。魔力差から、そう簡単に孕むはずはないのに、と。
だからデュラン殿下の火遊びも、周りが放置していたのだ。
(はっ、わたくしったら、なぜ怪しい老婆の話を真に受けているのかしら)
けど……。思い当たることも多い。
デュラン殿下は、わたくしのことを望んでいない。
それは、常々感じていたことだった。
なのにわたくしは彼に愛されたくて。
媚薬に縋れば、わたくしのことも見てくれるのではと期待して。
挙句、こんなところまで秘密裏に薬を求めに来た。
薬屋が「堕胎薬だった」と証言すれば、わたくしには証明出来ないかも知れない。
「そんな……。なら、わたくしはどうすれば良いの……」
「何もせぬことだ。そうすればお前の身分は守られるし、彼等はやがて自滅する。なに、王子は一人ではないからな」
老婆が示唆するのは、ルイス殿下のことだろう。
武勇の誉れ高く、才知に長けた行動派の第二王子。
美貌で騒がれる声も多いのに、まだどの家の令嬢とも婚約を結んでおらず、"よほどの姫をお望みなのだ"という声と、"初恋を忘れられないらしい"という声の二説が有力。
もしも王位を継げば名君になり得る、優れた王子殿下だということは、わたくしも感じている。
でも。
「お花をね、くださったの」
ぽつりと、思い出が零れ落ちた。
「ん?」
「あなたが"わたくし"だと言うならば、知っているでしょう? わたくしがデュラン殿下を好きになったわけ。子どもの頃、病で寝込んだわたくしに、あの方が毎日お花を届けてくれた」
「!!」
「いつ治るとも、本当に治るとも知れない病に心削られ、ずっとベッドで泣いていたわたくしの部屋に、毎日お花が届けられた。窓辺に置かれるささやかな野の花だったけど、いろんなお花で、いつも"明日は何のお花かしら"と楽しみに待っていた。わたくしは殿下からのお花を支えに生き延びて、やがて病を克服出来たわ」
「……その花の贈り主が、デュラン第一王子……?」
なぜか目の前の老婆の声が、微かに震えている。
「ええ。公爵家を訪れて、誰にも咎められずに窓辺に花を置ける人物なんて限られてる。わたくしが尋ねたら、側仕えが"王子殿下だ"と教えてくれたわ。当時はもう、婚約してたもの。会えば素っ気ない態度をとられていたけど、陰では優しくしてくださったのよ……」
ポロリと、涙が頬を伝った。
「なのに、ここまで厭われていたなんて……」
「ちが、う」
「え?」
焦る声に顔を上げると、老婆がわたくしに伸ばしかけた手を中空で止めていた。
「っつ。とにかく即座に帰って、くれぐれも用心して過ごせ。待てば、事態は解決する。させる者が、現れる」
そう言い残し、老婆は足早に路地奥の闇に身を溶かしていった。
「お嬢様……」
遠慮がちなブレナンの声に振り返ると、彼は困ったように眉を下げてわたくしを見ていた。
「今夜はもう、お屋敷に戻りましょう」
護衛に促されて、わたくしは帰路についたのだった。
◇
かくして、思うところあり、不思議な老婆の助言に従ったわたくしは、その後を大人しく過ごし、極力出掛けぬよう、また出る時には、信頼出来る相手や地位ある相手と行動した。
何かあった時、事実を証明出来るように。
隙を作らぬよう注意した。
わたくしに裏町の薬屋を斡旋した情報屋は、もちろんさっさと切ってある。というより、向こうが先に姿を晦ませたのだ。
月日だけが無為に過ぎ、先方は焦ったのだろう。
ダナ嬢流産の報が流れたと思いきや、突然、デュラン殿下がわたくしの罪をでっち上げ、婚約破棄を宣言。
罪状は、"嫉妬からダナ嬢を流産させた"という言いがかりだった。
あの時の老婆の予見通り。おそらく、デュラン殿下側としてはもっと早くに仕掛けたかったはずだが、わたくしの用心に付け入ることが出来なかったのだと思う。お粗末でガタガタの理由が並べられた。
場が王宮広間だったことから、わたくしが反論するより先に、同席されていたルイス殿下が"冤罪だ"と言い返した。
ルイス殿下は、くだんの情報屋を捕らえていたらしい。情報屋は、デュラン殿下の回し者だった。
国王陛下の御前で数々の証拠を披露しながら、 兄であるデュラン殿下を逆に追い詰めたルイス殿下は、ダナ嬢の妊娠が虚偽だったことも暴き、彼女はそのまま牢屋へ。
対するデュラン殿下の言い訳は、苦し紛れで破綻しており、国王陛下は家臣一同の前でデュラン殿下を断罪した。
「無実の公爵令嬢に罪を着せようとするなど、言語道断。家臣からの信頼と忠誠を損ねる行いであり、また、身勝手な婚約破棄で王命に背くなど、もはや王子としては扱えぬ。王家から除籍し、諸々の権利をはく奪するものとする。処遇は追って沙汰するゆえ、それまで部屋で謹慎しておれ」
国王陛下の言葉に青ざめたデュラン殿下は、慌ててわたくしに持ちかけた。
「っ、な、なあ、イーディス。きみは俺のことが好きだろう? このままだと、今までのように俺に会えなくなってしまうぞ? 父上とアドラム公爵に取り成してくれ。再び俺と婚約したいと願い出るんだ。そうすれば公爵家の婿に入ってやる」
わたくしは呆れ果てた。よくもまあ、罪を着せようとした相手に対し、厚顔に物を言える。
それに我が公爵家には、ちゃんとした跡取りがいる。
心を決めると進み出て、デュラン殿下と向き合った。
「殿下の要求にお返事する前に。ひとつだけ確認したいことがございます」
わたくしは、デュラン殿下の瞳を見る。
「昔、わたくしが病の床に就きました時、殿下はお見舞いにお花を届けてくださいました。回復したわたくしがお礼を申し上げると、気に入ったのなら何より、とそう仰せになられましたが、覚えてらっしゃいますでしょうか?」
「あったか……、そんなこと。まあ、あったのだろうな」
"侍従が気を利かせて手配したんだろう"、ブツブツと殿下が呟く。
「──では、どんな花であったかは?」
「いちいち覚えているわけがない。だが王子たる俺が贈るのだ。王都一の花束を用意したに違いない」
「……名もなき野の花ということは……?」
「あり得ぬ」
「さようでございますか」
「確認したいこととは、そんなことか?」
「はい。お答えくださり、有難うございます」
「では早く俺を助けろ! 復縁を望め」
「お断り申し上げます」
急くままに強要してくるデュラン殿下を、わたくしは突っぱねた。
「なに?!」
「先ほどのお返事で確信しました。わたくし、恋心を捧げる相手を間違えておりました」
「は?」
「わたくしのデュラン殿下への思いは、断ち切らせていただきます。互いに縁がなかったものと、今後は別々の道を歩む所存でございますれば、これにて失礼させていただきます」
最後の礼として丁寧に、ドレスを広げて膝を屈めた。
「きさま、公爵家の分際で──。そうか、弟に寝返ったな! あいつはお前を慕っていたからな! この、欲にまみれた尻軽め!」
「黙って聞いておれば……。見苦しいぞ、デュラン!」
デュラン殿下の暴言を、国王陛下の一喝が遮る。
「衛兵、この恥知らずを連れていけ! デュランよ、そなたには失望した。沙汰は厳しいものになると覚悟しておけ」
「父上、そんな! 俺は嵌められたのです! 狡猾な弟と、そこの女狐に──」
雑言を残しながら、デュラン殿下が衛兵によって退室させられる。
最後まで暴れ狂う、醜態を見せられたのだった。
(はぁぁ。わたくしはなぜ、あんな人と間違えていたのかしら)
疲れた思いで溜め息を落とし、顔を上げるとルイス殿下と目が合った。
途端にぽっと顔が火照る。
その後、騒ぎが収拾されて、事情聴取やらあれやこれや。
一息つける頃には、すっかりくたびれ果てていたけれど、そんな中、ルイス殿下と隣に並ぶ機会があった。
部屋にふたりきりになったタイミング見計らい、わたくしはそっと礼を述べる。
非公式の場だ。"兄の婚約者"という立場ではなくなったけれど、話しかけても許されるだろう。
「今日は庇ってくださり、有難うございました。それに昔、お見舞いのお花をいただきましたことも」
驚いたように、ルイス殿下がわたくしを見る。
「申し訳ありません。ずっと、勘違いしていたのです。殿下が贈ってくださったと気付かず、お礼を申し上げるのが遅くなってしまいました」
「いや……、いえ、僕も名乗らなかったので、あなたが謝られることでは……」
戸惑うように顔を逸らすルイス殿下の耳は、ほんのり赤く染まっている。
「ご配慮くださったのでしょう? あの頃、わたくしはすでにデュラン殿下の婚約相手。だから殿下は、名乗るのを控えてくださった」
名乗らなかったのではなく、名乗れなかった。
私の側仕えにも、殿下ご自身が口止めされていた。わたくしが困るといけないから、聞かれても名を告げるなと。
それで「王子殿下」とだけ伝えられたわたくしは、思い込みから間違えてしまった。
「それに、子どもが摘む野の花で」
恥ずかしそうに殿下が言う。
「わたくしはとても、慰められました」
「あっ、うん……。喜んでくれてたなら、嬉しい……です」
(くっ、何、このカワイイ生き物は!!)
不敬だから口には出せないが、二歳下のルイス殿下は、まだ十六。
少年の面影が残る素直な仕草には、得も言われぬ魅力がある。
「それに裏町ではご忠言を、有難うございました。おかげで疑念を抱かれるような行動をせずに済みました」
弾かれたように、殿下がわたくしを凝視する。
「脚本は、殿下ご自身が? 老婆に変じる魔道具などをお持ちなのですか?」
「な、なぜ──」
「最下層の老婆は、フゼアの香りなどしませんもの」
「ああっ!」
途端にルイス殿下は天を仰いで、手で顔を覆っている。可愛い。
わたくしはあの不可思議な出会いの後、その場に残った香りとブレナンの様子から、推測を立てた。
ブレナンは老婆が視えなかったのではない。視えてないフリをしたのだ。
そしてわたくしの行き先は、護衛であるブレナンには伝えていた。
彼はもともとルイス殿下の騎士。
つまりルイス殿下を主君と仰ぎ、主命のままに派遣され、わたくしの護りに就いていた可能性が高い。
カマをかけると、ブレナンはわたくしが欲しい反応をくれた。それでパズルは解けた。
「その節は本当に失礼しました。驚かせたことと、手に触れてしまった無礼をお詫びしたい」
ルイス殿下が慌てた様子で、すぐに謝罪の言葉を述べられる。
「あなたは兄上を慕っているし、とても真面目な方なので、僕から彼の計画を伝えたら、更に悩まれると思ったのです」
どちらの王子につくか。聞いた話をデュランに伝えるべきか否か。
余計な気を揉ませると判断されたらしい。
それで老婆に変じて、わたくしを止めに来た。
わたくしが、傷つかないよう。わたくしが、罠に嵌められることのないよう。
わたくしを、守るために。
そのお心を噛み締めつつ、あえて茶化すように軽く返す。
「存じ上げませんでした。殿下があんなに、演技上手だったなんて」
「ああああ、忘れてください」
悶えながらもルイス殿下は、種明かしをしてくれた。
老婆に変じたローブは、王家の秘宝だという。
着用している間、自分の姿と、もっともかけ離れた存在に変わる。
それで若く高貴な殿下は、最下層の年老いた女になっていたのだと知った。
ただの貧民では、わたくしが耳を貸さない。だから"未来の世から来た"と告げて、用件を聞かせた。
さすがのルイス殿下だった。
「あなたは決して使わないでください。可憐な方だから、屈強な益荒男になってしまうかもしれない」
想像でもしたのか、案じるように殿下が言う。
「ええ、ええ、王家の秘宝に触れる機会も、使う機会はありませんわ」
「でも王室に入られたら、きっと説明を受け──」
はっ、としたように殿下が口を噤まれる。
「その、今申し上げるのは卑怯なので、いつか……。いつかあなたの心が落ち着かれたら、僕の想いを聞いていただいても良いですか?」
「大丈夫です。お気遣いいただきましたが、わたくしの心は落ち着いています。お花の真の贈り主が、誰だかわかった時から」
わたくしは、ルイス殿下を見つめた。
デュラン殿下の冷たい態度と一致しなかった疑問が氷解した時から、わたくしの気持ちはルイス殿下に向いている。
ゲンキンだとはわかってはいるが、やはり自分を好いて、大切にしてくれる人を選びたい。
後日、国ではデュラン第一王子の廃嫡・追放と、ルイス第二王子の婚約が報じられ、彼は、公爵令嬢イーディス・アドラムと結ばれる旨、布告されたのだった。
なお、こっそり王家のローブを羽織ったわたくしが、少年の姿になると判明したことは、ルイス殿下には秘密だ。
お読みいただき有難うございました!
今回は「旧執筆中小説」の中に眠らせていたネタを整え、無事、投稿の運びとなりました。
書きかけやメモがたくさん残ったままなので、何とかカタチにしたいと常日頃願っている次第です(笑)
ところでなのですが、「ざまぁ」と「ざまあ」って違うのですか? 知らなくて、ずっと同じものだとばかり思い「ざまぁ/ざまあ」とタグ付けしていた私です。今も定義がわかってない。ごめんなさい。
あと作中にフゼアの香りと書きましたが、香りに疎く、確認していないので、もしかしたら変更するかもしれません。
貴族男性が好んだ、"セクシーだけどコクのある、清涼感のある香り"と聞いて書いただけなので…。「ラベンダー」「オークモス」「クマリン」がベースなのだとか。
クマリン、つまり桜餅! それは好きな香りだー、とホクホクと書いてしまった私を許してください。ルイス殿下、桜餅。美味しそうですねぇ♪(待て)
また、前作「ある公爵家における、父親の苦悩」にたくさんのご感想を有難うございました!!
執筆しててお返事が出来てないのですが、感想欄がお父様コールでほっこり(*´艸`)大喜びしています。
今回のお話もお気に召していただけましたら、感想欄や下の☆を★に変えて応援くださいませ。
何よりの励みで活力です。有難うございました!!\(*^▽^*)/
【追記】誤字報告有難うございます。文字も盛大に間違えてました…(;´∀`)