すごく短い更新
とりあえず体調がガタガタです。突如として更新を休むことがありますが、ご了承ください。
居合と言えば電光石火、目にも止まらぬ早業で『抜いて斬って納める』と思っていましたが、見えにくい居合。
抜いていることがわかりにくい居合。
そんなことがあるとは思いもよりませんでした!
とにもかくにもわからない居合、その一手でユキさん選手先制ポイント!
対する隊長はいまだに中段の構え!
「それが正しい。隊長さんはよくやってるよ」
そうなんですか?
「なんだかんだであの構え、剣を突き出しているからせめる側としては厄介だこと厄介だこと」
それにしてはユキさん選手、安々と小手を奪っていきましたが?
「小手だけね、逆に言えば小手以外を安々とは奪えない」
なるほど、ユキさん選手としては小手以外に攻め口が無いちうことですか?
「本当はそうなんだけど、隊長さんがねぇ……」
ハガネ隊長がどうしました?
「勝つことよりも古流を経験することに特化してるみたいだから、ユキさんはどれくらい見せるのかな?」
見せてもらえるのでしょうか、すべてを?
「見せやしないだろうね、すべては。だけど体験した情報から、全体を推察することはできる」
あのおっとりお姉さんの隊長に、そんなことができるでしょうか?
「私も隊長さんも脳細胞の数に大差は無い。私は人の子、彼女も人の子。私ができることを彼女ができない理由は無い。人の可能性は無限大さ」
では隊長がユキさん選手に勝つことも、可能だと?
「技術的には不可能、だけど隊長さんは闘うために相対してる。勝つことができないのは、最初から試合場に立たない者だけさ。立つ者には、等しく勝利の権利がある」