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AWO〜ゼロと愉快な5人の仲間たち〜  作者: 深山モグラ
第一章 中央大陸編 第一節 中央王国 第二項 鉱山の街
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万象夢幻

〈戦闘が終了しました〉

〈種族LVが上昇しました〉

〈JOBLVが上昇しました〉

〈聖魔術のLVが上昇しました〉

〈邪魔術のLVが上昇しました〉

〈INT上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈精密魔力操作のLVが上昇しました〉

〈鑑定ⅡのLVが上昇しました〉

〈MP自動回復ⅡのLVが上昇しました〉

〈鎧砕きⅡのLVが上昇しました〉

〈STR上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈VIT上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈MND上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈AGI上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈DEX上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈平衡感覚ⅡのLVが上昇しました〉

〈解体のLVが上昇しました〉

〈危機感知のLVが上昇しました〉

〈気配察知のLVが上昇しました〉

〈隠蔽のLVが上昇しました〉

〈偽装のLVが上昇しました〉

〈種族LVが10の倍数に到達したためオリジナルスキルの強化が可能です〉

〈フィールドボス初回討伐ボーナスがインベントリに送られます〉


〈〈 とあるプレイヤーにより鉱山の街のフィールドボスが討伐されました。これにより次回から出現するフィールドボスは弱体化されます。詳しくはヘルプをご確認ください 〉〉


 終わったか。最後は魔術で倒すことになったがずいぶんと楽しめたのでよしとする。今日はこれでログアウトしようと思う。このままアイアンゴーレムたちと戦闘しては物足りなさが勝ってしまい面白くないからな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

NAME:ゼロ

RACE:デミヒューマン LV60

JOB:二級神官 LV31

SP:0

JP:230


HP:308/[308]

MP:438/[438]

STR:50〈+61〉(+10)

VIT:20〈+61〉

INT:150〈+76〉(+71)

MND:70〈+61〉(+10)

AGI:50〈+66〉(+7)

DEX:20〈+61〉


オリジナルスキル

〈白黒LV7〉

〈万象夢幻LV2〉


装備スキル

〈領域拡大〉


スキル

〈光魔術LVMAX〉

〈聖魔術LV31〉

〈闇魔術LVMAX〉

〈邪魔術LV31〉

〈書術LVMAX〉

〈書術ⅡLV4〉

〈INT上昇ⅡLV31〉

〈精密魔力操作LV31〉

〈鑑定ⅡLV31〉

〈MP自動回復ⅡLV31〉

〈鎧砕きⅡLV28〉

〈STR上昇ⅡLV31〉

〈VIT上昇ⅡLV31〉

〈MND上昇ⅡLV31〉

〈AGI上昇ⅡLV31〉

〈DEX上昇ⅡLV31〉

〈平衡感覚ⅡLV31〉

〈解体LV21〉

〈危機感知LV21〉

〈気配察知LV21〉

〈魔力視LV8〉

〈隠蔽LV21〉

〈偽装LV21〉


称号

〈チュートリアル完全達成者〉

〈ゴールドハンター〉

〈疾風迅雷〉

〈死中求活〉

〈流水之舞〉

〈リーンの弟子〉

〈スキルコレクター〉

〈魔物殺し〉

〈狂想の体現者〉

〈格致日新〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 スキルの量が多くなってステータスが大変なことになっている。一応運営に修正案を出しておいたが次のアプデには改善されるだろうか。それと聖魔術と邪魔術はレベルが上がったが新しいスキルを習得することはなかった。

 新たに習得したスキルもマーキュリー・ホプとの戦闘で一気にレベルが上がった。〈魔力視〉だけはあいつが魔導を使ってこなかったからレベルが上がっていない。腕を剣や鞭に変えていたのは魔導ではなくて自前でやっていたと言うことか。なかなかに器用なことをするもんだ。だが、本来なら液状だしできなくはないのか。


 スキルはそれだけだが種族レベルが上がったのでオリジナルスキルのレベルも上がった。〈白黒〉はいつもの能力向上を選択。そして、新しいオリジナルスキル〈万象夢幻〉も今のままでは使いづらいので代償が少なくなるように能力向上を選択する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル名:万象夢幻・白護/黒失


分類:特殊型


制約

 常時最大HP・MPが半減する

 戦闘中は自身のHPが回復不可になり、この効果で〈白黒〉の十字架が全て解除されたとき一定時間全てのアーツが使用不可になる

〈白護〉発動時〈白黒〉の白い十字架が解除される

〈黒失〉発動時〈白黒〉の黒い十字架が解除される


効果

〈白護〉自身に直撃した魔素エネルギー以外のエネルギーを完全に相殺する

〈黒失〉自身に直撃した魔素エネルギー体を魔力に変換する


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 これが新しく創ったオリジナルスキルだ。〈守護〉と〈吸収〉を意識しているので防御系のオリジナルスキルだな。それと〈白黒〉を絡めることで相乗効果を期待している。

 制約は見ての通りだ。戦闘中にダメージを喰らったら確実に負ける。まあ、これくらいの制約でなければこれほどの効果を発動させるのは難しい。

 

 詳しく説明すると物理攻撃は運動エネルギーなどを私に触れた瞬間に相殺させ、魔力攻撃は私に触れた瞬間にMPに変換する。この効果の部分を特に凝って創ったので検証したときに想像通りの効果を発揮してくれてよかったよ。

 まず最初に注目したのは書庫で読んだ〈魔力を知ろう〉に書いてあった未知のエネルギーだ。なのでこの本に書いてあったことを拡大解釈し、魔導と魔術もエネルギー体なのではないかと考えた。エネルギーの名称などは知るわけがないので魔力の上位互換で知られる魔素の名を取り魔素エネルギーにしておいた。

 

 そして、この解釈は間違いではなかったようでロックタートルが放った魔導が私に直撃した瞬間に霧消し、煙のようなものが私の中に入りMPが回復した。回復率はそこまで高くないようだがより強い魔術か魔導を喰らえば回復量が上がるかもしれない。

 これが〈吸収〉をモチーフにした〈黒失〉だ。次に〈白護〉は〈吸収〉が魔素エネルギーという架空のエネルギーに効果が発揮するなら〈守護〉はもちろん魔素エネルギー以外のエネルギー、この場合は力学的エネルギーなどを無効化するのではないかと考えたわけだ。

 

 だが、無効化といってもどのような方法で無効化するのかが重要だ。下手な方法を効果に記述しようものなら全体としてのバランスが崩れる恐れがあるからな。

 そこで考えたのは単純にエネルギーを相殺しているのか他の要因があるのかだ。相殺以外に考えられるのはベクトルの反転などがある。特に魔力攻撃を反射する盾を作るわけだし、リフレクトがそれに該当するのではないだろうか。

 そう考えたわけだがベクトルの反転ならイーコスウルフと戦ったときに盾が壊される理由にはならない。考えられる理由は、リフレクトはエネルギーを相殺し包容された残りのエネルギーを打ち返すアーツだということだ。


 まあ、魔術について事前知識がないのにこれ以上考察しても正解にはかすりもしないと思うので結局はエネルギーの相殺に落ち着いた。

 これが〈万象夢幻〉の効果だ。〈白黒〉の性質上ダメージを喰らったら意味がないのでダメージ軽減ではなく無効化にしている。そのおかげで制約をとにかく重くしなければいけなくなったわけだがまあ、何事もバランスが大事だからな。


 私はHPという概念を捨てることにしたよ。これからも戦闘中は一度も攻撃を喰らわないようにするのでHPはいらないからな。だが、制約を半減でとどめているのはチキったからだ。HPがあっても意味がないと分かっててもなぜか残してしまうんだよな。

 今思えばMPも代償に加えないでHPをもっと削ればよかったかも。まあいい、残りは次のオリジナルスキルの糧にするさ。


 それと残りの制約だが、〈万象夢幻〉を使って〈白黒〉の十字架が全て解除されたとき10分間アーツが使えなくなった。それに一度の効果で十字架が10個解除されるので何度も連続で使うことができない。

 LV5になって〈白黒〉の召喚できる十字架が増えていてよかったよ。そのおかげで少しだけ余裕ができたしな。だが、結局は〈万象夢幻〉は切り札だ。いざという時には容赦なく使うが基本は私の技術で敵を倒すことを前提にしなければいけない。


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