表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/9

6日目




 六日目の朝です。

 王様の馬の手入れをしていたラティフに、王様が言いました。

「昨夜は楽しかった。今夜もぜひ踊ってもらいたい」

「それは良いですね。ですが王様、踊り子は宮殿にたくさんいるうちの1人。ひいきをしては、ねたまれましょう。それに今宵は、また別の話をするものがおりますよ」

 そうして踊り子は、髪に花を挿し、毛皮を羽織った自分に香水をひとふりして手鏡を見てにっこり微笑んでから、本を高らかに朗読しながら宮殿を後にしました。





 夜になりました。

 王様が案内されたのは、旅商人の青年の部屋でした。

「旅商人ならば、お前はいい馬を持っているだろうに」

 王様が言うと、旅商人の青年は

「いい馬は持っておりますが、王様がくださる馬はまた格別。誉れ高いものをいただきたいのです」

 そう言って、旅商人の青年はなんでも出てくる革袋を作った錬金術師の話をしてくれました。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ