表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

付き合うということ

目の前の光景にピリピリする。パンチパーマのいかつい親父が目を血眼にしてこちらを見ているのだ。こーなった原因の当人(安城)は鼻歌すら歌って余裕そうだ。なぜこんないかつい親父を目の前にして鼻歌を歌えるのか謎に思いながらこの前のことを回想してみる。付きまとわれた、彼女立候補された、わざと受け入れたら、お父さんに会うことになった。で、お父さんと言うのが目の前のいかつい親父である。

どーしてこーなった。なぜ俺はこんなにもにらまれているのか分からずお父さんに聞いてみた。

「安生さんと付き合いたいと思っている雅奈恵 舜一と申します。よろしくお願いします。」

次の瞬間いかつい親父から涙がどばっと流れた。

「娘もとうとうこの時期が来てしまったかー!」

あまりの突然の涙に驚いていると親父さんが、

「君は知ってるのかね、娘のことを。」

真剣な表情で親父さんが言う。

「幽霊と言うことですか?」

僕はたずねると

「そうだ。君は幽霊と付き合うと言うことがどう言うことか分かっているのか?子供は作れないかもしれないし一生大切にしないと呪われるかもしれないんだぞ?」

親父さんは切に聞いてくる。

「思えばあの事件以来友達も連れてこんようになったのにいつの間に彼氏とはな。」

親父さんは感慨深そうだ。あの事件のことと母親を事故でなくしたらしいというのは、母親を事故で亡くしたといった安城の顔からも想像できた。どうやら安城が幽霊になったのもその事件が原因らしい。

「是非とも付き合って幸せになってくれ。私は咲が幸せになってくれれば問題ない、ただ、、、もし不幸せになるようだったら私の全力をもって復讐してやるからな!」

俺はどうやら全力で安城を幸せにしないといけないようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ